加藤隆のレビュー一覧

  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 旧約聖書 「一神教」の根源を見る

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    旧約聖書の成り立ちや主要な問題について論じた入門書。旧約聖書全体を一通り理解したい時に手っ取り早い。

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    2024年12月25日
  • 『新約聖書』の誕生

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    旧約聖書、新約聖書およびキリスト教について、根本的な議論が展開されている。
    全く分からなかった宗教の起源について、自分なりに少しだけ見通しが良くなった。このことに本当に感謝している。

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    2024年05月16日
  • 『新約聖書』の誕生

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    「歴史上の人物としてのイエス」の誕生前夜からはじまり、その教えが宗教として形を持ち、後世に伝えられる過程を分かりやすく示した1冊。関連書籍のブックガイドもあり、総合的に見て入門書として良書。

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    2024年05月05日
  • 旧約聖書の誕生

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    加藤隆の本は「キリスト教の本質」、「一神教の誕生」に続いて3冊目。今年に入って、立て続けに読んでいる。
    辿っている歴史、扱っている学説、彼自身の見解などは上記の本とこの本で変わらない。だが、何度でも読む価値があることが書かれている。
    もっと前に読んでいればとも思うし、今だからこそこの感動があるとも思える。
    見えていた世界が変わる。読んだ後に自分が変わる。
    加藤隆をtwitterで紹介していた中田考に感謝したい。

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    2024年05月25日
  • 武器としての社会類型論 世界を五つのタイプで見る

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    地平が拓けるとはまさにこのことだと感じる本!
    地球規模の危機を抱え始めてる今を考えて行動するために是非ご一読を。

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    2021年12月02日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 旧約聖書 「一神教」の根源を見る

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    ユダヤ教とキリスト教の聖書に対する考え方の違いがよくわかる。特にユダヤ教がどのような考え方をするのかを、神との関係に焦点を絞って説かれている。旧約聖書の複雑さをまるごと律法として受けとめなければならないユダヤ教の困難と可能性、そうした中から生まれてきたイエスの思想の位置づけなどが、合理的なものの見方で整理されている。

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    2019年06月07日
  • 一神教の誕生 ユダヤ教からキリスト教へ

    購入済み

    加藤隆先生らしい書

     全体をざっくり読んでもユダヤ教やキリスト教を再確認、再発見できる良書です。聖書に関する入門書というよりは聖書やキリスト教などに触れた人が新たな捉え方をするのにも有用ということです。信奉している神を持つ人にとっては『絶対的でないものを絶対的だ』とすることに対して反感を持つかもしれません。でも何らかの宗教を持った人が自分の立ち位置を再認識するのには効果的な本だと思います。

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    2024年01月02日
  • 一神教の誕生 ユダヤ教からキリスト教へ

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    [1から]大部の日本人にとってはなかなかピンと来ない一神教の考え方。その中でもユダヤ教とキリスト教に焦点を当てながら、一神教がどのように生まれてきたのか、そしてその一神教という考え方そのものがどのように変容してきたのかを考察する作品です。著者は、ストラスブール大学で博士課程を修められている教授、加藤隆。


    歴史的な流れに沿いながら、一神教の考え方の変遷を丁寧に追っているため、読みながら「あ、なるほど」と思わせてくれることがしばしば。その字面的にもどこか「確固とした」ものを思い浮かべていたのですが、一神教それ故に神との関係・在り方が多様に考えられるところが非常に興味深かったです。「神学は難解で

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    2015年04月13日
  • 歴史の中の『新約聖書』

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     キリスト教の聖典である『新約聖書』がどのような背景において成立したのかをわかりやすく解説している本です。キリスト教のことなので、まずはキリスト教の歴史の説明から入っており、非常にわかりやすいと思いました。

     4つの福音書がそれぞれバラバラな位置づけとなっているというのが面白い。それなのに、一つの新約聖書という文書集を形作っている。一神教であるのだから、キリスト教の中の解釈も一つであってよさそうなのに、イエスが生前に述べたとされる内容ですら微妙に違っていたりと。

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    2016年11月07日
  • 旧約聖書の誕生

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    旧約聖書やユダヤ教・キリスト教の最低限の知識がないと読み通すのは難しいかも知れない。
    しかし、それでも読み進むにつれ、「えっ?!そういうことだったの!」といったことが多々あるのが愉しい。
    宗教書の解説ではあるが、へんに宗教がかっておらず、学術的な知的好奇心がそそられる良書だと思う。

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    2012年02月28日
  • 『新約聖書』の「たとえ」を解く

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    「宗教なんて胡散臭い。」

    これが一般的日本人のもつ宗教観だが
    カルトの奇行ばかり報道される日本では仕方ないかもしれない
    世界から見ればそんな日本人は野生の猿なのかと疑うという

    頭が固く無宗教、無神教を唱える人にこそ読んで欲しい一冊

    述べたい感想は山ほどあるが一行にとどめておく
    「聖書って、こんな読み方があるんだ」

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    2011年11月18日
  • 歴史の中の『新約聖書』

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    『歴史の中の「新約聖書」』(加藤隆、2010年、ちくま新書)

    キリスト教の聖典である『新約聖書』。この『新約聖書』はどのようにして成立したのかを、キリスト教の成立の過程、すなわちイエスの時代と使徒の伝道の時代とともに分析する。

    非常にわかりやすい。

    (2010年10月12日 大学院生)

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    2010年10月13日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 旧約聖書 「一神教」の根源を見る

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    旧約聖書の簡潔な解説書。一気に最後まで通読。
    「何もしてくれない神は、なぜ「神」であり続けるのか」という命題を、ユダヤ王国の滅亡と多民族の支配、律法の観点から説明。
    しかし、なぜそのような宗教の信仰が、ディアスポラ以降2000年もの間続いているのか、今ひとつ納得できなかったのも事実。

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    2021年08月11日
  • 『新約聖書』の誕生

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    何故キリスト教とユダヤ教は分離した?の疑問が明確に解ります。”プラハの墓地”を読んだので、ユダヤ人の迫害の意味がわからず、何か取っ掛かりが欲しかったので、これ程までにキリスト教が広がったのは何故でしょう?哲学としての宗教でしょうか?

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    2017年01月14日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 旧約聖書 「一神教」の根源を見る

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    同じ著者の『旧約聖書の誕生』をまとめたもの。図などもふんだんにあってわかりやすい。ただ、もともと複雑な成り立ちをした複雑な議論をそんな簡単にまとめられるわけもないし、言いきれないようなことも多いので、説明の足りない面も否めない。
    宗教とは何か、ユダヤ人とはどういう人たちなのか、聖書ってどういうものなのか、といった疑問に対するとっかかりの入門としてはとてもいい。

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    2016年04月15日
  • 歴史の中の『新約聖書』

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    ネタバレ

    基本的に聖書とは、キリスト教における様々な立場の集約、である、からこそ統一的に理解することは一足飛びには難しい、という感じか。
    4つの文書によって様々な立場があるが、成立時期とその背景に着目することが重要ということがわかった。

    ①聖書があって、キリスト教ができているのではない。イエス以来のキリスト教の流れがいろいろとあって、その展開の中で、新約聖書が成立して、重要な書物になり、大きな権威をもつようになった

    ②聖書のキリスト教独自の部分である「新約聖書」は、すべてがギリシア語で書かれていて、これは事実上、ローマ帝国側の高い文化の領域が重視された形のものになっている

    この2点が重要と筆者は述

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    2013年12月30日
  • 武器としての社会類型論 世界を五つのタイプで見る

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    世界を五つのタイプで捉える社会類型論。西洋型[上個人下共同体]、中国型[上共同体下個人]、インド型[資格共同体]、日本型[全体共同体]、ユダヤ型[掟共同体]で世界を分けるとわかりやすいとしている。著者が神学専攻なので、西洋型、ユダヤ型の説明が詳細で説得力が有るが、インド型は、やや心もとない。資格型社会で資格がどう認定されていくかの説明が無いと、IT技術者はカースト外と簡単に言えるのか疑問である。インド文明の特徴とされる、無時間性についても考慮する必要があるのではないか。日本社会は、社会が生き延びるのが第1だとすると、状況により江戸化か中国化を選択すれば良いことになる。最終章の西洋が優位になった

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    2012年09月17日
  • 歴史の中の『新約聖書』

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    全体像をなかなか把握することない『新約聖書』を、簡潔にその構造と読解の道筋を紹介してくれている入門書。

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    2011年05月20日
  • 一神教の誕生 ユダヤ教からキリスト教へ

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    [ 内容 ]
    ユダヤ教とキリスト教の神は違うのか?
    歴史から人と神の関係を新しく問い直す。

    [ 目次 ]
    第1章 キリスト教の問題
    第2章 一神教の誕生
    第3章 神殿と律法の意義
    第4章 神殿主義と律法主義
    第5章 洗礼者ヨハネとイエス
    第6章 イエスの神格化と教会の成立
    第7章 キリスト教と近代

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    2010年12月14日
  • 一神教の誕生 ユダヤ教からキリスト教へ

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    実はタイトルに若干問題があるのだが、「一神教」というものの副題にあるように扱っているのはユダヤ教とキリスト教である。

    そこを含んでしまえば、ストラスブール大で神学博士をとったという著者の記述は入門者向けに分かりやすく好ましいものである。

    聖書に触れる際の参考になる一冊。

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    2009年10月04日