【感想・ネタバレ】『新約聖書』の誕生のレビュー

あらすじ

新約聖書が成立したのは、キリスト教の歴史のなかで特殊な状況が存在したからである。その歴史的に特殊な状況とはどのようなものなのか。そして新約聖書が成立して以来、新約聖書が権威あるものとして存在することが当然のように考えられているとするならば、そのような事態を当然のこととする特殊な立場が新約聖書をめぐって存在していると考えねばならないだろう。その特殊な立場とは、どのようなものなのか。

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Posted by ブクログ

旧約聖書、新約聖書およびキリスト教について、根本的な議論が展開されている。
全く分からなかった宗教の起源について、自分なりに少しだけ見通しが良くなった。このことに本当に感謝している。

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2024年05月16日

Posted by ブクログ

「歴史上の人物としてのイエス」の誕生前夜からはじまり、その教えが宗教として形を持ち、後世に伝えられる過程を分かりやすく示した1冊。関連書籍のブックガイドもあり、総合的に見て入門書として良書。

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

何故キリスト教とユダヤ教は分離した?の疑問が明確に解ります。”プラハの墓地”を読んだので、ユダヤ人の迫害の意味がわからず、何か取っ掛かりが欲しかったので、これ程までにキリスト教が広がったのは何故でしょう?哲学としての宗教でしょうか?

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2017年01月14日

Posted by ブクログ

「旧約聖書の誕生」があったので若干びくつきながら読んだのだが、やっぱり根拠のあげられない自説(というか、感想?)と学術的に合意がなされている事項、文献から分かることの区別があまりなく書かれているので、どこまで信用していいか分からず、いまいち参考にならない。こちらの本は「誕生」の題にのっとって27の文書が正典として認められるまでの歴史が筋になっている…けど、やはりキリスト教的・聖書的な考え方についての(この人独自の?)解説が多いかな。

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2021年02月25日

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