國沢智のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
「私の話し相手になるのは嫌ですか?」。
これは、お願いでも提案でもない、脅迫だ…。
没落した華族の末裔である綾之杉桜海は、姉の起こした事件の「慰謝料」として、若き大富豪・久堂崇仁に仕えることになる。桜海の仕事は、秘書や執事ではなく、崇仁の心を慰めること―。
常に品行方正な崇仁は、なぜか桜海と二人きりの時にだけ、その裏の顔を見せる。
「今更、話し相手で済むと思っていないだろうな」。
本性むき出しの崇仁に、毎日のように身体を弄ばれながら、そこに隠されている真実に気づいてしまう桜海だが―?
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表紙の彼らが同作者さんが出されている“薔薇の宿命シリーズ”のお二人にどことなく雰囲気が似てたので、興味を惹かれて買ってしまいました(笑)
『華族花嫁の正しい飼い方』という作品の新装版のようですが、元の作品は未読です。
読んでみての感想は…流石は犬飼のの先生と言いますか、読みやすくて面白かったです。
ただ、読みながら何度も「これはいつの時代の話なのか」と思いました(笑)
受けを取り巻く環境や人物達が特殊過ぎるのか、どうしても大正とかその辺の時代のお話のように思えてしまって、メールとかカラコンとか今時な単語が出てくる度にあれ?ってなるんですよね。読めば分かると思うんですが、戦後七十年近く経った現代日本の話、と言われてもピンと来ません。まず雰囲気が現代っぽくないという。
それでも普通に面白かったので問題はないのですが。
因みに、内容はエロ多めでプレイはSM寄りです。
でも、あとがきで作者さんが新装版を刊行するに当たって、必然性の低い暴力シーンはカットして全体的に甘めに仕上げたと言っていたので、これぞSM!と呼べるような痛々しい描写は無く、主従関係モノとしては比較的ライトな作りになっていると思います。
ただ、身体への暴力が無い代わりに言葉による暴力はあります。
攻めが人格を否定するような、人を人とも思わないような発言をバンバンかまして最初から最後まで受けをひたすら蔑む甘さの無いキャラなので好き嫌いは分かれるかもしれません。私も最初は何でこんなに桜海(受)をいじめるんだと思ったんですが、実は崇仁は崇仁なりにちゃんと桜海の事をを愛していて、暴言の裏側にちゃんと愛情が隠されてると分かった瞬間、彼を見る目が変わりました。
これで本気で愛無しだったらガッカリだけど、愛のある毒舌ドSキャラなら許せる!寧ろ最後の方は好きな子にほど辛く当たる小学生みたいで可愛いとすら思いました(笑)
欲を言えばもう少しだけ、分かりやすい形でデレてくれたら最高でした。
あとは桜海の事ですが、最初は悲劇のヒロイン系のまともなキャラだと思っていたので良い意味で裏切られましたね。まぁ、桜海がズレている事は作品を読み進める内に少しずつ気が付くんですが。
だってどんなに虐げられても崇仁に尽くそうとするし、挙げ句、自分に対して酷い事しかしてない崇仁を好きになる始末なんだもん(笑)
何で?どこに好きになる要素が??と最初は桜海の心理が本気で謎だったんですが、無自覚だっただけで真性のMだと分かった瞬間、妙に腑に落ちてスッキリ(笑)
破れ鍋に綴じ蓋とはまさにこの事を言うんだろうなぁと思いました。
一見、まともそうに見えるだけに根っからの被虐体質というギャップに萌えました。
主従関係のお話なので甘さは控え目ですが、普段あまあまテイストな話を好む私でも問題なく最後まで楽しめましたので、いつも甘いものばかりではなくたまには少し辛めのものが欲しい!という、気分の時に読むにはピッタリな作品だと思います。
犬飼のの先生の作品には定番になりつつある國沢智先生のイラストも美しく、見応えがありますので表紙を見て気になった方は読んでみて損はないかと思います。
評価はもう少しだけ甘めでも良かったかな?と思ったので★4.5という事で…! -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
ごく普通の大学生・鷹上理玖は、幼馴染である雛木馨の重大な秘密を知っている。
それと同時に、自分が持っている危険な秘密も隠していた。
目的のため、小学生時代から親友を装い、警戒心と勘の鋭い馨をうまく騙せている、はずだった…。
しかし、ある些細なことが原因で、10年以上隠してきた理玖の秘密が、すべて馨にバレてしまう。
姿を消す理玖と、それを追う馨…。
生まれ持った運命に逆らうことを決意した、ふたりが出した答えとは――。
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あれだけ蒼真が好きだった馨が一体誰とくっ付くのかとあれこれ想像し、ワクワクしながら発売日を心待ちにしていたので手に取った時は感激しました!
今回も他シリーズ同様しっかりと中身の詰まった内容で、最後まで楽しく読む事が出来たので大満足です。
まずこの作品を通して一番良いなと感じたのが馨の人間らしい面や成長の場面が沢山見られたところです。
今までは不老不死で絶対的な力を持つ最強の魔王という肩書きに相応しく傲慢で俺様な部分が目立っていてイマイチ好感の持てなかった馨ですが、この作品で普通の人間と同じように葛藤したり、そして自分を見つめ直す事で驕り高ぶっていた事に気付いて反省したりと好感の持てるポイントが沢山あり、この作品を読み終わる頃には良い意味で若くて子供っぽいところもより魅力的に感じられるほど馨の事が前よりもずっと好きになっていました。
なので今までの馨はあまり好きじゃない、という方もこれを機に馨の事が好きになるんじゃないかと思います。
また、お互いの気持ちや心の機微などが馨視点、理玖視点、どちらもきちんと描かれている為、一つの行動にしてみても他の小説にありがちな"どうしてこうなったのか"という説明不足による違和感をほぼ感じる事なく非常に納得して読み進める事が出来ました。
やはり文章力のある作家さんならではだと思います。
そして仮にも王と呼ばれる馨の相手が幼馴染みだったりお互いをちゃん付けで呼び合ったりしている設定も良かったし、理玖が紲と似たタイプの性格だったのも好印象。
後は個人的にあまりユーリが好きでは無かったのですが、理玖を励ますシーンでは深くにもジーンと来てしまいました。
一方、ユーリの番である蒼真の出番はあまり無く、蒼真好きとしては少々残念に思うのと同時に馨の事に関しては誰よりも冷めていると取れるような描写があり、「もうちょっと馨に感心を持ってくれても…」と、蒼真に対してちょっぴり不満があったのですが、そんな中特典のSSカードを読んだところ、バッチリ補完されました!
蒼真が内心ではちゃんと寂しがっている事が分かり満足です(笑)
次はラブコレでユーリと蒼真のお話の続編があるそうなのでそちらの方を楽しみにしたいと思います! -
Posted by ブクログ
ネタバレホストクラブ『leone』の人気ホスト・志遠は、ヤクザの不穏な取り引き現場を偶然目撃してしまう。
そしてヤクザに捕まり、散々弄ばされた上に殺されそうになっていた。そんな志遠を「俺のものにする」と言って救ってくれたのは悪徳刑事・石神であった。
散々自分を犯してからそう言い放った石神に対して、志遠はいい感情を抱いてなかったが、生きるためにはその石神の言いなりになるしかなかった。
その後も、その時の録音を手に志遠の自宅にまで押しかけてきた石神。
志遠はいやいやながらも、石神にされるがままになっていたが、一緒に暮らし始めても自分に手を出さず、さりげなく植物の世話をしている石神の本心に疑問を持ち始め……
という話でした。
実は、石神が志遠に近づいたのには裏にもう一つ隠された事件があって、それの捜査をするために志遠に近づいた……という事情があったのですが。
ヤクザが絡まなければ基本的には、何もしてこない石神の不器用な優しさがじんわりしみてくる感じと、いざやるときのシチュエーションと行為の激しさにかなり大人向けのBL……じゃなくてML感があります。
最後の終わりも大人向け。
はっきりしたハッピーエンドではありませんが、現実感のあるハッピーエンドだったなあ……と。
読んでて面白かったです。ビターラブでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大変好みのCPでした!!
面白かったっていうか、最初は受攻逆だと思っていました。
っていうか、ギリギリまで逆だと思ってた・・・。
女たらしのオラオラくんが受けという・・・なんて美味しいんでしょう♥♥♥
もちろん攻もご同類なモテ男。ただしゲイ。
久々のヒットに、続巻をまとめ買いしました。
科捜研研究員×刑事です。
ラヴァーズ文庫だけに、エロは濃厚で読み応えあり・・・。
攻×攻好きにはたまりませんな!
ストーリーとしてのミステリ要素は★2つ。
サスペンス度は★3つ。
LOVE度は★4つ。
受のウカツ度★5つ(笑)!
仮にもバリタチのゲイを押し倒そうとしている男が、こうもウカツでいいのかと・・・読んでるこちらはニヤニヤ笑いがとまりませんが。
軽いタッチの作品で、主人公たちも基本明るい遊び人のスタンスなので読んでいて軽快です。
このお話しの根幹がポジション争いなので、まだまだ甘さはありませんが
深みにハマって行く今後が非常に楽しみですね♪ -
Posted by ブクログ
ネタバレ紲がヴァンピエールになるかならないかで引っ張ってきたお話だけど、
一難去ってまた一難というか。
確かにそのおかげで、淫魔としての嗅覚を失わずに済むようになったけど、
それを上回る危険を自ら招きいれてしまったようで、その後の2人が心配です。
でも大変魅力的な世界観と設定のお話が、2巻で終わらず
シリーズ化してまだまだ続きそうなのはちょっと嬉しいかも。
大変にドラマティックで大満足。
そしてスピンオフの蒼真編も楽しみ。
どっちでもいいけど、受で読みたいなあw
今まで、どっちかというと國澤さんのイラストは苦手だったんだけど
「え?」て何度か名前見返したぐらいにすごくよかったー。
この巻の挿絵はすげー好きだわ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本屋で見つからなかったため、一作前の「グロウバック」を未読状態で読みました。
多少キャラクターが分からない部分もありましたが、特に気にせず読めました。
相変わらずの攻×攻で、男二人がカッコ良い安定感。
ご都合主義で話が流れていくのはいつも通り、細かい点を気にしなければサクサク読み進めらます。
今回は特殊プレイ?縛りでもあったのでしょうか、カーセックスから露天風呂から…シチュエーションを変えてのプレイが多くて何だか新鮮でした。
いつも一馬視点で話が進むので忘れがちになりますが、神宮から一馬に向かう矢印の深さというか重さというか…愛してんだなぁこいつと思わせる感じがとても可愛いかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「リロード」の続編。
カップルになってからの二人の話ですが、関係的にはあまり変わっていません。
相変わらず一馬は襲われ受体質だし、神宮を抱こうとしては失敗するし、かといってそれを落ち込む様子も微塵もないし。
前作からちらちらでてくる「一馬は細かいことは気にしない男だ」という表現に、おいおいそこは気にしろよ!というところを全てスルーされている気がしなくもないのですが、ハマってしまった欲目か勢いか、まあそんなものかと流して読んでしまいました。
皆さんのレビューや各所で感想を聞くに、この表現が気になる方は多いみたいですね。
私もジュールが監禁現場に来たことや、彼の迷惑っぷりを平気でスルーし受け入れてしまえる一馬にはどうも納得がいきませんでした。
美形外国人の来日→護衛→護衛相手に襲われる
助けようとして自分が捕まる→複数人に襲われる→そこに助けが入る
というテンプレ展開もあまり面白みはないといえばなかったです。
それでも何でか、途中でやめることなく最後まで読めました。
一馬も神宮もキャラ立ちはしっかりしているし、会話のテンポが良くて読んでいて清々しく読後感も良いです。
次は神宮視点の話が読めたらなと思いますが、それだと作品の雰囲気もがらりと変わりそう。
もう数冊出ているようなので、近いうちに集めたいと思います。