内山純のレビュー一覧
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喫茶おおどけいシリーズ第2弾。
喫茶おおどけいは、ハツ子と孫のハヤテが営む喫茶店。
ある日、東中野の歴史を保存する会が30周年を迎えたことで、古参のメンバーの推薦でその身内が集うことになったのだが…。
今回は、年齢性別さまざまの新メンバーたちの悩みを喫茶おおどけいの不思議な空間で、過去にタイムスリップしてそこで集う人の会話を聞くことにより、自ら悩みを解決していく。
喫茶店ならではのメニューも良い具合に提供でき、何故かその人にとってしっくりとくるレコードも聴ける。
店主のハツ子と孫のハヤテもとても穏やかで誘導が上手くて聞き上手でもある。
○53億円のナポリタン〜背伸びしすぎた女子大生が -
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ネタバレ「喫茶おおどけい」を営む祖母のハツ子を手伝う孫のハヤテ。そこにある大時計は悩みを抱えて訪れた人たちを過去の「喫茶おおどけい」にいざなう。彼らはそこにいる一人になり、出来事を体験し、それを通して自分の問題に向き合うのだった。
戦時中から戦後まもなく、そして現代へと続く「喫茶おおどけい」の時間。いちばん現れてほしい人が現れない。
ハツ子の大らかさを裏打ちするしなやかな強さが好もしい。
「不変のクリームソーダ」 取り柄のない、地味な亜希。変化を嫌う彼女は、理解者だと思っていた友人が結婚し、行き場のない思いを抱えていた。トマトジュースのクリームソーダが登場。
「不格好なプリン・ア・ラ・モード」 計 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作からの続きのお話で相変わらず読んでる
こちらまで前向きに頑張ろうと思っちゃう
ハツ子さんのウルトラ前向きな精神が
素敵でした。作中に出てくる人たちの
悩みって昭和・平成・令和と時代が変わっても
基本的には同じように同じような事を
迷っているんだなぁ~と実感。まぁ時代が
変わっても根本的に人間は変わらないって
いうことなんでしょうね。
ハツ子さんの考えたちょっと斬新な
メニューなんかもどれも素敵で
美味しそうなうえに色々と気づかせてくれる
喫茶店・・・是非行ってみたいです。
生きてたら色々と色んなことがありますが
いつまでも辛い自分と付き合っていると
地に足がつかない…ほんとにそうですよ