内山純のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
【あらすじ】
新宿区落合にある下宿屋〈なかもり荘〉は下宿代1万円で、実費を払えば朝晩のまかないが出る。
ただ特殊なのは、「管理人の相談付き」というひとことで、これは管理人が相談に乗ってくれるのではなく、下宿人が管理人の相談に乗るという風変わりなものだった。
破格の下宿代に集まってくる下宿人たちは、それぞれに事情を抱えた人間ばかり。
やがて。下宿の周囲で小さな事件が起こるようになり ———。
【感想】
全体的のほのぼのとした展開なのですが、そこに見え隠れするある人物の悪意がじわじわと滲み出るようになって来ます。
根底にある想い、私が最初に思っていたものと真逆の本当に身勝手なもので、病める現代人の象徴という感じで、ちょっと後味が悪かったです。 -
Posted by ブクログ
元気づけられそうな小説が読みたいと思ってた時に買って積読していた本書。
メンタルがヘボなんで読もうかなと思った次第。
読み始めて半分位は本当に後悔して。
バリキャリの主人公が仕事の失敗を挽回したいという導入で、既に私は人生とか今の環境に悩んでる時にこんなの読んだら落ち込むよと思い始めた。
そして地面師と言われるとあのドラマがよぎってしまってね。山本耕史がすごくリアルなのよ。
と、話が脱線しましたが、半分以降は主人公も利益の為に土地買いたいとか思わなくなってきて安心して読めたし、辛くても支えてくれる誰かがいるっていいなぁと思って元気になってきた。
私も誰かに話を聞いてもらいたいものよのぅ。
-
Posted by ブクログ
靖羽がマチ子に出会ったのは偶然でしたが、千代子・レイド財団で働くことになったのは、偶然ではなかったとお話の最後の方でわかり、大げさな言い方かもしれませんが、天と地が引っくり返ったような感覚を覚えました。
「自分と合わない人になにか言われたら、『そうきたか』と心の中でつぶやいて、いちいち気にしない」
「至らない点を反省するのは大事だけれど、自分自身を全否定しない」
「いつも楽しそうにものごとに取り組み、周囲を明るくし、自分で判断して動く」
など、自分も心掛けたいと思う言葉がたくさんありました。
チョコレートは心を穏やかにする効能があるようなので、ご褒美チョコとお疲れチョコを私も常備しようかと思いました。食べ過ぎてしまいそうですが…。 -
Posted by ブクログ
ネタバレてきぱきとした女性起業家の蘭子と、介護と家庭に人生を捧げてきた優柔不断なスミレがリフォームを通じて縁を深めるお話。
2章捨てる神あれば捨てない神もあり
物の処分方法が具体的で参考になった。
p89
「捨てられない人にもいろいろな感情がある。その感情を汲み取って、それぞれ納得できるやり方をチョイスする。
気持ちと行いが連動して、初めてものごとが前に進んでいくのだろう。」
こんな風に考えたことはなかったので、ハッとした。実際には、期限のある中気持ちに寄り添って対応するのは精神力も実行力もいると思う。
トッキーいい人すぎる。
主体性も個性もない女性のようだったスミレが、徐々に刺繍やお茶といった人生で培ってきた能力や生来の優しさを発揮して自分を取り戻していく様子や、それに感化されて自分と向き合っていく蘭子の様子がよかった。
-
Posted by ブクログ
この主人公の真希ちゃんが好きになれなかった。この本に出てくる登場人物も誰一人好きになれなかったので、低い点数で申し訳ない。
紅茶は好きなんですが。
第1話 真希は不動産屋で働いていて、白金台のお屋敷に棲む一人暮らしの老女と渡りをつけたいのだが、屋敷から出てきたみのりちゃんと知り合う。おかげで屋敷で行われたお茶会に参加できた。蒼梧くんの話になる。
第2話 去年の12月、真希は地面師に引っかかって1000万円の損害を会社に与えた。いつ屋敷に行っても門前払いの真希は、蒼梧にお茶会に招待してもらえた。蒼梧くんに言われる。真希は真希でいい。
第3話 真希の母72歳が脳梗塞で倒れる。みのりちゃんとお姉ちゃんのめいかちゃんの喧嘩に行きあう。
第4話 後輩の若槻萌が結婚退職することになった。そして真希は振られた。宇津木さんの家族の話を聞く。
第5話 魔女たちの母が土地と建物を売るという。