内山純のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
〈喫茶おおどけい〉は、その名の通りお店に不思議な大時計があって、悩みを抱えたお客さんが、引き寄せられるように訪れ、老店主ハツ子さんと孫のハヤテと話している最中に昭和時代にタイムスリップしてしまう。
眠りから醒めたような気分と同時に悩んでいたことも些末なことだと感じて前向きになる話。
時計は、救いを求める人を察知するという…。
5話の短編集。
喫茶だけにもちろん食べ物もあって、それが昭和な感じ漂うのも懐かしくてホッとなる。
最近、こういう喫茶関係のほっこり系の短編小説が多くなってきたような気がする。
この著者さんは、初読み。
・不変のクリームソーダ
消極的で前に進めず、変わらない自分