あらすじ
東中野の商店街にひっそりと店を構える〈喫茶おおどけい〉。昭和レトロなその喫茶店には、今日も悩みごとを抱えたお客さんが、偶然訪れる。元気で優しい老店主ハツ子と物静かな孫のハヤテ、二人のあたたかな接客に後押しされて悩みを打ち明けると、店の大時計が不思議な鐘の音を響かせ、店内の時が昭和時代へ巻き戻る。クリームソーダ、オムチキンライス、ミルクセーキ……絶品喫茶メニューと大時計がつなぐ過去が、生きづらさを感じるお客さんたちに前を向く力をくれる。懐かしくてほっとできる、五つのあたたかな物語。
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Posted by ブクログ
大好きな1冊に仲間入り。
読んでるだけでホッとして、前向きになれるようなお話だった。
それぞれの主人公たちの悩みが絶妙に共感できるものばかりで、それも没入できた要因かも。
いいな、東中野の喫茶おおどけい、行ってみたい。
ハツ子さんみたいな行き方をしたいと思った。
Posted by ブクログ
涙が出るほど、胸に染み渡る言葉がたくさんあった。
喫茶店の雰囲気、とびきり美味しそうに想像されるメニューの数々、ハツ子さんの過去の物語が人々の心に気づきや光を灯していて、読んでいて幸せな気持ちになった。心にストンと落ちてきて、涙が溢れた言葉があった。もう一度、何度でも読もうと思いたい、だからあえてその言葉は何にも明記しない。
わたしの不安も、焦りも、息苦しさも、包んでくれる一冊だった。
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可愛らしい表紙に思わず手が出た笑
内容はファンタジーな感じだけど、身近にある悩みや生きづらさを抱えた人達が喫茶店で不思議な体験をする。体験後は問題解決という訳ではないけど、そっと背中を押してくれる優しさがかえっていいと思った。
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この本を読んでいるわたしは現代にいるのに
まるで自分が過去にタイムスリップしているかのような体験ができる本です。
本の中に出てくる喫茶店のメニューも
いただいてみたいと思いました。
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読み終わった今は、胸がぽかぽかするような気持ち。
悩める人を助けてくれるおおどけい。
こんな人に寄り添いのできる喫茶店にいつかわたしも巡り会いたいな。
ミルクセーキがとっても気になってしまった。
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疲れた心にほっとするひとときを。レトロ喫茶おおどけいは、悩みを抱えた人々が引き寄せられる癒しの場だ。昭和レトロなメニューが最高だ!不思議な力を持つフロアークロック、タイムスリップ、そして店主のハツ子さん、孫のハヤテがいいキャラだ。「幸運のお茶とお菓子」がお気に入り。『栄一』さんの活躍が気になる。
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悩みを抱えた人達が訪れる不思議な大時計のある喫茶店のお話。
ハツ子さんの人柄、こんな喫茶店あったら訪ねたいなぁと思います。
色んな悩みを抱えた人達、その人達の思い出の料理。
読んでいても、うわー、いいなぁ。美味しそうって思ったり、料理っていいですよね。
心を癒してくれるし、思い出の料理なら尚…
ー記憶は無くしても、気持ちは忘れずにいる
夢は自然に湧き上がってくるものだと思います。だから”ないときはない” でいいじゃないですか。
人間は往々にして自分のことしか考えていない。でも、自分以外の人のために一喜一憂できるってとびきり幸せなことなんですよ。
わたしの心に響いた言葉です。
この本を読んだら、なんだか背中を押してもらってホッと温かいコーヒーを飲みに立ち寄った気持ちになりました。
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これ結構好きだな。
シリーズ化してくれたら読みたい。
タイムスリップ系だけどまどろっこしくなくて、サクサク読めて、それでいてほんわかする。
登場人物の悩みなんかもあるよねーわかるわーって感じで親近感が持てるし。
でもおじいちゃーん、会いにいってあげてーって思う。
それができたら苦労はしないだろうけどさ。
でも、そこをなんとか!って思っちゃう。
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レトロ喫茶おおどけい名物のおおどけいに導かれて過去に行き(?)、食べ物を口にすると悩みが解決したり気持ちが軽くなったりする不思議なお話。
人が健やかに生活していくためには、やっぱり食って大事なんだよなぁ。
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おおどけいがある喫茶店には、もしかすると不思議な出会いがあるかもしれません。
レトロな喫茶店に興味がありましたが、行く勇気がなかったので、これを機に行ってみようかなと思いました。
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表紙がかわいくて読みたくなった
ずっと柔らかい雰囲気の小説です。
ほっこりします。おだやかな気持ちになれます。
導かれるように立ち寄るお客さんは、育児だったり、介護だったり、その他にもいろんな人々が人にはなかなか相談の機会がないいろんな悩みを抱えてる。
その悩み自体に共感だったり、考えさせられたりしました。
店主も癒されます。タイトルの意味も最後じわ〜っとあたたかい気持ちになれます。
わたしもおいしいメニューを食べてまた頑張ろうと思えるここの喫茶店に立ち寄ってみたいです。
Posted by ブクログ
ほんわかする本
悩みを持った人がこの喫茶店でタイムスリップする事で解決していくストーリー
内容的にはちょっとありきたりで先が読める所もあるが、ホッとする設定で安心感がある
こんな喫茶店が近くにあったら行ってみたい
Posted by ブクログ
喫茶おおどけいが不思議な音を奏でて
時を知らせるとき。
過去と今が喫茶店のメニューでつながる。
古くない懐かしい味。
その味に触れるとき、
心の中の悩み事に光がともる。
そんな感じです。
誰もが「あるある」と思っても
黙って通り過ぎていたかもしれない。
私も喫茶おおどけいの不思議な音に
出会いたくなりました☺️
Posted by ブクログ
2025年12月8日
ハツ子さんがステキ
ちょっと教訓めいている感もあるけど、それは必要だよね
時計が考え方の方向を教えてくれる
想念転換
悪い方に考えがちだけど、持っている良い面に目を向けると、グンと心が軽くなって楽しくなる
そこには美味しいお茶やお菓子、メニューがくっついてきて、なおさら記憶に残る
きっとまた負の感情にとらわれても食べ物で思い起こすことができる
常連客になれば、そもそも負の感情に悩まされない
他人の夢を応援したい
ステキな個性
私もそうありたい
Posted by ブクログ
悩みあるお客様が喫茶店に迷い込んで不思議な事を体験して美味しい物を食べて飲んで少し前向きになる、そんなお話。ほっこり系。私もこの喫茶店に迷い込んで前向きになれたらいいな。
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助けてほしいとき喫茶店のおおどけいが過去に飛ばしてこれからを生きるヒントをくれる話。
オリジナルアレンジお菓子が気になります。
ハツコさんには長生きしてもらって、続きを是非。
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レトロな喫茶店は貴重。悩める人たちをそっと寄り添ってくれるようなハツ子さんやハヤテがいい。私が訪ねたら、どんな展開になるのかなと思いながら読んだ。
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悩みを抱えた人がレトロな喫茶店にたどり着いて、不思議な体験をします。
その不思議な体験から戻って、美味しい食べ物や飲み物を味わったら、ちょっと元気になって、前を向けるようになる、というお話。
出てくる食べ物飲み物が美味しそう。
そして、昭和をのぞき見できたのが楽しかったです。
Posted by ブクログ
大きな古時計がこの喫茶店を訪れる悩める人の悩み解決に丁度良い昔の場面に連れて行ってくれる。
でも、誰でもじゃなくて悩めるお客様と店主の孫息子のみ。
温かいもてなしやエピソードにほっこり癒されました。
Posted by ブクログ
初めての作家さん。
★2.5くらいかな。
大時計の不思議な力によって店主ハツ子の人生に沿った過去に戻るという設定は「何でやねん」と思わずにいられないけど、こういうお悩み解決不思議カフェ系に理屈を求めるのはナンセンス…と自分に言い聞かせる^^;笑
メニューは確かに美味しそうではあるけど、タイムスリップした時の昭和の時代背景とかミルクセーキとかいまいちピンと来ず……自分が昭和世代ならもう少しハマれたのかな?
Posted by ブクログ
「喫茶おおどけい」を営む祖母のハツ子を手伝う孫のハヤテ。そこにある大時計は悩みを抱えて訪れた人たちを過去の「喫茶おおどけい」にいざなう。彼らはそこにいる一人になり、出来事を体験し、それを通して自分の問題に向き合うのだった。
戦時中から戦後まもなく、そして現代へと続く「喫茶おおどけい」の時間。いちばん現れてほしい人が現れない。
ハツ子の大らかさを裏打ちするしなやかな強さが好もしい。
「不変のクリームソーダ」 取り柄のない、地味な亜希。変化を嫌う彼女は、理解者だと思っていた友人が結婚し、行き場のない思いを抱えていた。トマトジュースのクリームソーダが登場。
「不格好なプリン・ア・ラ・モード」 計画通りに完璧な生き方をしていた詩織。ところが、結婚し、子どもを産むとなにもかも思い通りにならなくなり、落ち込む。産後うつ状態だった彼女を店に招く。
「包むか包まれるかオムチキンライス」 バイオリンの才能がありながら道を断たれた母の期待を一身に背負う実際の理央。全てを犠牲にする生活が辛くなり、レッスンをサボる。公園で自分を傷つけようとしていた彼に出会ったハヤテは彼を店に招く。
「若き日のミルクセーキ」 認知症になり、自分に当たり散らす母親に振り回される和代。散歩に出て振り回され、疲れた彼女をハツ代が店に招く。
「幸運のお茶とお菓子」 やりたいことがなく、流されるままに生きてきた太雅。久しぶりに会った旧友に頼まれたアルバイトに気が進まないでいたとき、喫茶おおどけいを見かけて入る。店員と話すうちに、心がほぐれる。お菓子はドーナッチョ。
温かい連作。誰にでもほっと心を休ませる場所があったらいい。ハツ代さんの大らかさの奥にある寂しさが切ない。会えたらいいのに。
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古色蒼然とした“ 昭和の喫茶店”「喫茶おおどけい」。悩みを抱えてその店を訪れた人は不思議な現象を体験し、悩みを解決して去っていく。
大時計がトレードマークの古い喫茶店を舞台にした、いわゆるタイムスリップもので、一話終わるごとに時代が少しずつ進んでいく。
訪れる客はバイオリンを続けるかどうか悩む少年や、育児ノイローゼの母親など。
一話ごとに店主の人生が描かれていて、面白かった。
Posted by ブクログ
ハツ子さんやハヤテのように、だれかにそっと寄り添える存在でありたいと思った。タイムスリップして大切な人に再会できるなら...と想像しながら読むことで、私自身も救われた。
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レトロな喫茶店で起こる、不思議で心温まる物語。
癒し系カフェを題材にした作品は最近の喫茶店ブームもあってかよく見かけますが
ハツ子の経験したエピソードを知ると、切ない気持ちでいっぱいです。
そんな中でも、「おおどけい」を続けてきた彼女の信念に勇気づけられた気がしました。
出てきたメニューの中では
トマトジュースのクリームソーダがすごく気になりました。
Posted by ブクログ
東中野の商店街にひっそり佇む喫茶おおどけい
ちょっとおせっかいで面倒見の良いハツ子さんと
孫のイケメン癒し系、ハヤテ君
彼らの接客に癒されつつ
それぞれの人生のステージで悩みを抱える
お客様がやってきて、いつのまにか、ウトウト…
昭和へトリップし、懐かしのメニューを楽しみ
そして彼らの心もほぐれてゆく…
主役はやっぱりハツ子さんを見守るおおどけい
なんだろうな、ハヤテ君が優しくて癒されるなぁ
こんなお店あったら行ってみたい
甘いドリンク飲みたくなってきた(笑)
Posted by ブクログ
東中野にある小さな喫茶店。
訪れる人がほっと一息つける。だけでなく不思議な体験ができる場所。
店主のハツコお婆さんと孫のハヤテさんのあったかさそして不思議な体験が悩めるお客さんを癒してくれる短編仕立てのお話。
ゆるりと気を抜いて読みやすい作品だった。
Posted by ブクログ
子育て、介護、将来が見えてこない…現代ならではの迷いや悩みがある人たちが『喫茶おおどけい』にやってきて、ハツ子さんが生きてきた怒涛の昭和にタイムスリップして、昭和当時の人たちのエネルギッシュな熱量を受けて前を向いていく。
私は昭和生まれでも平成で生き抜いた方の時間が多いけれども、昭和戦前戦後・高度経済成長期の人たちはエネルギッシュでどんなことがあっても怖さ知らずで前を向いていってることは、あまり知らない。
この物語を読んでいくうちに感じたのは、得る情報も今と違って限られてるから、工夫して情報を得るし仲間意識が高いなぁと。
今は便利で繋がりやすいけど、他人は他人という方が強いですし。。。
そんな昭和戦前戦後の人たちが、今と同じような悩みをかかえててどう生き抜いてきたかを改めて、自分たちも時代に合わせた生き方からもう少し人に優しく…と感じました。
ハツ子さんが過去に行きたがってるのになぁ。なんで行けないのか…そのあたりが謎で。もう少し深く掘り下げても良かったような…?
Posted by ブクログ
昭和初期から中期、大変な時代の中で活き活き魅力的に過ごすハツ子さんに元気をもらった。
自身の日々を振り返ってみると、疲れただとか小さな不満だとかに占領されている気持ちの方が大きいように感じる。
毎日の生活って代わり映えなく過ぎていくことの方が多いようにも感じるので、そんな中でどういう気持ちで過ごしていくか、どんな気持ちで過ごすか…
気の持ちようによって、日々を振り返った時に過ごしてきた時間の印象が変わっていく気がする。
疲れた印象の記憶よりも、ワクワクする何かを見つけて過ごした印象の記憶になるようにこれから過ごしたいな。
Posted by ブクログ
〈喫茶おおどけい〉は、その名の通りお店に不思議な大時計があって、悩みを抱えたお客さんが、引き寄せられるように訪れ、老店主ハツ子さんと孫のハヤテと話している最中に昭和時代にタイムスリップしてしまう。
眠りから醒めたような気分と同時に悩んでいたことも些末なことだと感じて前向きになる話。
時計は、救いを求める人を察知するという…。
5話の短編集。
喫茶だけにもちろん食べ物もあって、それが昭和な感じ漂うのも懐かしくてホッとなる。
最近、こういう喫茶関係のほっこり系の短編小説が多くなってきたような気がする。
この著者さんは、初読み。
・不変のクリームソーダ
消極的で前に進めず、変わらない自分に嫌気が。
・不格好なプリン・ア・ラ・モード
完璧な故に思い通りにならない育児にノイローゼになって…。
・包むか包まれるかオムチキンライス
バイオリンのレッスンが苦痛な少年。
・若き日のミルクセーキ
認知症の母の世話に疲れて。
・幸運のお茶とお菓子
はっきり自分を伝えられない彼は…。