【感想・ネタバレ】みちびきの変奏曲のレビュー

あらすじ

「つかぬことをうかがいますが、こういう手の動きはなんなのかわかりますか?」――通り魔に襲われて亡くなった女性・清藤真空。その最期を看取った人材派遣会社の社員・棚橋は、死の間際の彼女のメッセージの意味を知るため、真空にゆかりのある人々を訪ねてゆく。建築士、音大生、児童養護施設の園長……。真空が遺したのは「きらきら星」だった。そのメロディに導かれるように、それぞれの人生模様が交錯し、真空のこれまでの人生と想いも次第に見えてきて……。人の優しさに触れる癒しと再生のミステリー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ある殺人事件とその被害者が残した『きらきら星』のメロディ
遺言のようなそのメッセージの謎を「タナハシ」という被害者の会社で働いていた男性が解き明かしていくストーリー
「タナハシ」の類稀な共感力や何気ないひと言で周りの人間の考え方が少しずつ変わっていく様が面白かった
「人が変わったと思ったときは、自分が変わってしまった時」
「親切はいずれ巡るものです」
あまり長くない作品でテンポも良いので非常に読み易い

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2024年11月03日

Posted by ブクログ

流れて繋がるお話の展開が変奏曲のよう。
悲惨な幕開けだったことを忘れるほどの温かさときれいさを放つ幕閉じが、優しい気持ちにしてくれる。

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2023年04月19日

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