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“魔女“が住むと噂される白金台の大きな屋敷。黒い服に身を包む女主人のお茶会は、型にとらわれず自由で楽しい。丁寧に淹れた香り高い紅茶と宝石のようなティーフーズも素敵だが、冷えたアイスティーと芋けんぴの相性も抜群だ。仕事も恋も上手くいかず、鬱々していた真希は、お茶の奥深さを知り、様々な年代のゲストの悩みを聞くうちに自分自身に向き合っていく――ちょっと不器用な人々のつながりを描く心満たされる物語。
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Posted by ブクログ
登場人物もそんなに多くないからややこしくならないしバリキャリの主人公も好感が持てた。一人一人を掘り下げるけどそこまで深すぎず浅すぎずで読みやすい。結末も綺麗に纏まってて好き。
お茶をゆっくりと入れると落ち着く。 心の余裕をつくるーー。 すぐできることなのに、どうしてこんなに毎日せかせかしてしまうのかな。。余裕がなく日々一生懸命な方におすすめしたいです。
とても好きな小説でした。 『仕事と人生に効く 教養としての紅茶』を読んでいたことと、正直不動産を観ていたので、内容もすんなりと入ってきました。 素敵な言葉もたくさん散りばめられていて、心がほっとする本でした。
読み終えて、思わず「ふぅ…」と声が漏れ出るほどとても温かい気持ちになった。 悩んで歩みを止めたとき、後ろからポンと肩を叩いて、そっと勇気をくれる物語。 私もまずは自分のためにスコーンを焼いて、丁寧に紅茶を淹れようと思う。
白金台には魔女の住む屋敷がある―― 閑職に異動させられた元デベロッパー営業の真希は、その土地をどうにか買い上げようと孤軍奮闘していた。 そんな折、魔女が開催するお茶会に呼ばれることになり… 香りが漂ってきそうなお茶に、美味しそうなお菓子たち。魅力的なティータイムには悩みを抱えた客人が集う。 身近...続きを読むな人でもすれ違うことはあるし、言葉にして伝えるべきことはある。 「前に進め」のメッセージが心に染みた。為せば成るのだ。
ものすごく、温かい一冊。 ファンタジー味もあり、身近な人の大切さを痛感させられた。大切な人、距離が近い人こそ、大事にしたいがために関わりがぶきっちょになってしまう。 この本を読んで気づけました。これは、何度でも記憶に刻み続けたい一冊。
猪突猛進な主人公が色んな人と出会って変わっていく。 いやでも根っこはあまり変わってないのかな。良いところが引き出されたというか。 差別ではなく区別。自分にとっても誰かにとっても大事なこと。 心がギュッとなったり 紅茶を思ってあったかく優しくなれたり。 素敵な本だった
最初は、お茶会に呼ばれた人がさまざまな問題への気付きを得ていく感じなのかな〜と思って読んだ 後半一気に色んなことが繋がって面白かった
紅茶やアフタヌーンティーがちょっとでも好きな方にオススメ! 紅茶の知識やアフタヌーンティーの描写が上手く、私も紅茶の知識を深めたいな、とか、お茶会参加したいなって思わせてくれます。 心にスッと入ってくる言葉が多く、心が整いそうな本だと思いました。
主人公は年齢のわりにやや落ち着きがなく、序盤では20代と思っていたら39歳で少し違和感…と思っていた。 けれど、年齢なりの悩みや不安や葛藤があって、勝手にその年齢は落ち着いているはずと思いこんでたと気づいた。 その年齢になったからといって性格が変わるわけじゃないし、変わりたくても変われないし、そも...続きを読むそも変わらなきゃいけないわけでもない。 なんて風に物語が進むにつれて、主人公への見方が変わっていった。 随所に散りばめられた、紅茶の知識やお茶菓子の作り方のコツを試したくなるし、 主人公が出会うタイプの違う登場人物が、それぞれに抱えるものと少しずつ折り合いをつけていく過程が、上手くお茶にまつわる話に絡められていて、タイトルから期待する通りのストーリーだった。 100%スッキリ解決、というようなご都合主義的な展開はなく、受け入れて前向きになれるような終わりになっているのが現実的でとても良く、美味しい紅茶を淹れてストーリーを楽しむ時間はとても心が潤うものだった。
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