【感想・ネタバレ】魔女たちのアフタヌーンティーのレビュー

あらすじ

“魔女“が住むと噂される白金台の大きな屋敷。黒い服に身を包む女主人のお茶会は、型にとらわれず自由で楽しい。丁寧に淹れた香り高い紅茶と宝石のようなティーフーズも素敵だが、冷えたアイスティーと芋けんぴの相性も抜群だ。仕事も恋も上手くいかず、鬱々していた真希は、お茶の奥深さを知り、様々な年代のゲストの悩みを聞くうちに自分自身に向き合っていく――ちょっと不器用な人々のつながりを描く心満たされる物語。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

登場人物もそんなに多くないからややこしくならないしバリキャリの主人公も好感が持てた。一人一人を掘り下げるけどそこまで深すぎず浅すぎずで読みやすい。結末も綺麗に纏まってて好き。

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2025年11月14日

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お茶をゆっくりと入れると落ち着く。
心の余裕をつくるーー。

すぐできることなのに、どうしてこんなに毎日せかせかしてしまうのかな。。余裕がなく日々一生懸命な方におすすめしたいです。

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2025年10月05日

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とても好きな小説でした。
『仕事と人生に効く 教養としての紅茶』を読んでいたことと、正直不動産を観ていたので、内容もすんなりと入ってきました。
素敵な言葉もたくさん散りばめられていて、心がほっとする本でした。

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2025年07月09日

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読み終えて、思わず「ふぅ…」と声が漏れ出るほどとても温かい気持ちになった。
悩んで歩みを止めたとき、後ろからポンと肩を叩いて、そっと勇気をくれる物語。
私もまずは自分のためにスコーンを焼いて、丁寧に紅茶を淹れようと思う。

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2025年07月07日

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白金台には魔女の住む屋敷がある――
閑職に異動させられた元デベロッパー営業の真希は、その土地をどうにか買い上げようと孤軍奮闘していた。
そんな折、魔女が開催するお茶会に呼ばれることになり…

香りが漂ってきそうなお茶に、美味しそうなお菓子たち。魅力的なティータイムには悩みを抱えた客人が集う。

身近な人でもすれ違うことはあるし、言葉にして伝えるべきことはある。
「前に進め」のメッセージが心に染みた。為せば成るのだ。

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2025年05月05日

Posted by ブクログ

ものすごく、温かい一冊。
ファンタジー味もあり、身近な人の大切さを痛感させられた。大切な人、距離が近い人こそ、大事にしたいがために関わりがぶきっちょになってしまう。
この本を読んで気づけました。これは、何度でも記憶に刻み続けたい一冊。

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2025年05月05日

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猪突猛進な主人公が色んな人と出会って変わっていく。
いやでも根っこはあまり変わってないのかな。良いところが引き出されたというか。
差別ではなく区別。自分にとっても誰かにとっても大事なこと。

心がギュッとなったり
紅茶を思ってあったかく優しくなれたり。
素敵な本だった

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2025年04月27日

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最初は、お茶会に呼ばれた人がさまざまな問題への気付きを得ていく感じなのかな〜と思って読んだ
後半一気に色んなことが繋がって面白かった

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2025年04月11日

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紅茶やアフタヌーンティーがちょっとでも好きな方にオススメ!
紅茶の知識やアフタヌーンティーの描写が上手く、私も紅茶の知識を深めたいな、とか、お茶会参加したいなって思わせてくれます。
心にスッと入ってくる言葉が多く、心が整いそうな本だと思いました。

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2024年12月12日

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ネタバレ

魔女達とのお茶会。楽しそうで参加したい。
癒されて素敵な時間が送れそう。

・「サンドイッチの次はスコーンを食す。その後、タルトやクッキーなどのお菓子を」

・「わたしは、ロシア式でお願いしたい」「ロシア式?」  根岸が聞くと、スーがポットのひとつをサモワールの上部に載せた。「こうして蒸らすことで、えぐみや渋みを和らげることができるの」金属のホルダーがついたガラス製のカップを取り出す。「これに注ぎ、お好みでお湯を足して自分の好きな濃度にして飲むのがロシア式よ」

・「違いは発酵の度合いだ。簡単に言うと発酵させないものが緑茶、少し発酵させたものがウーロン茶、全発酵が紅茶。そのほか、麦茶や杜仲茶などは『茶外茶』と呼ばれたりしますが、日本ではどれも『茶』の一種だと思われていますね」

・「水って世界中で飲まれているけれど、地域によって成分が違うのよ」  紅茶は茶葉の成分と水に含まれるミネラルが反応して色や香りが引き出されるが、他のお茶と比べると水から影響を受けやすい。「紅茶の盛んなイギリスは硬水というお水で、それで淹れた紅茶はこれよりももっと濃くて黒っぽい色になる。だから、紅茶は英語では〝レッドティー〟ではなく〝ブラックティー〟なのよ」

・─失ったものが大きいと、その事実をすぐには受け止められないものですよね

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2025年12月04日

Posted by ブクログ


主人公は年齢のわりにやや落ち着きがなく、序盤では20代と思っていたら39歳で少し違和感…と思っていた。
けれど、年齢なりの悩みや不安や葛藤があって、勝手にその年齢は落ち着いているはずと思いこんでたと気づいた。
その年齢になったからといって性格が変わるわけじゃないし、変わりたくても変われないし、そもそも変わらなきゃいけないわけでもない。
なんて風に物語が進むにつれて、主人公への見方が変わっていった。

随所に散りばめられた、紅茶の知識やお茶菓子の作り方のコツを試したくなるし、
主人公が出会うタイプの違う登場人物が、それぞれに抱えるものと少しずつ折り合いをつけていく過程が、上手くお茶にまつわる話に絡められていて、タイトルから期待する通りのストーリーだった。
100%スッキリ解決、というようなご都合主義的な展開はなく、受け入れて前向きになれるような終わりになっているのが現実的でとても良く、美味しい紅茶を淹れてストーリーを楽しむ時間はとても心が潤うものだった。

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2025年11月15日

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とても美味しそうなお茶とお菓子がたくさん出てきます。丁寧だけど読みやすい文章でゆったりするすると読んでしまいました。主人公の境遇が自分と重なる部分もあり、自分で自分を癒す術の大切さが心に沁みます。様式美が持つ秩序に身を任せるというのも心地よさなのかもと思いました。

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2025年11月03日

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途中まで主人公とPTAの人に腹が立って読み終えようとしてしまったけど、最後まで読んで良かったと思う話だった。全て知った上で読み直したい。なぜなら描写が丁寧なのに先が気になり過ぎて飛ばし気味になってしまうから。展開スピードも最適解で、素晴らしかった。良い本でした。

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2025年09月21日

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“魔女”“お茶会”という単語に漂うふんわりとしたファンタジー要素、謎めいたお屋敷に住む魔女の秘密。

大手不動産会社で営業職に就くキャリアウーマンが自身の失態で会社に損害を与え閑職に追いやられる。再起に燃える彼女は白金台の大屋敷に目をつける。魔女が住むと噂される屋敷の周辺を調べるうちに魔女が主催するお茶会に招待されて⸺

お茶会では招待客がティータイムを楽しみつつ、それぞれが持つ悩みや胸の内を打ち明ける。あたたかい紅茶と甘いお菓子が不安を包みこんで流し、魔女の言葉は深く優しく背中を押してくれる。
とにかく紅茶やティーフーズの描写が詳細で、自然と紅茶の香りや焼菓子の甘い香りを想像する。空腹時に読む際は要注意。お供にあたたかい紅茶があると尚良。

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2025年09月14日

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丁寧な生活と言うのがしっくりくる。
西の魔女が死んだと何となく世界観が似ている。
内容は違うのだけれど。
やっぱり魔女は魔女の世界があるんだな。

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2025年08月10日

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何も考えずに過ごしていたお茶の時間が、特別な時間になる という気持ちになりました。
どうしてもティータイムは形式張った高尚なもの、という印象を持ちがちですが、ティーバッグの紅茶でも良いし、お茶菓子も何でも良い自由に楽しむものであると教えてくれ、私もぜひ家で自分にとっての特別なティータイムをしたいなという気持ちになりました。

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2025年06月03日

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すぐに影響を受けるので、紅茶を飲んだ

紅茶に限らず、物事を丁寧に行うことが、自分を癒やすことなのかもしれないなぁ
なにかが起きたときに、そこから気づきを得られるように自分を整えておきたい

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2025年05月24日

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古い屋敷に住む「魔女」とのお茶会によって、少しずつ心が癒されて行く人々のお話。
アフタヌーンティーに出てくる紅茶やお菓子がとても美味しそうに描写されていて自分もお茶会に参加しているような気持ちになる。
そして一番救われて欲しかったのは「魔女」の方で、この先彼女たちが幸せに過ごせることを祈りたい。
茶はもともと大好きで毎日飲んでいるのでシチュエーションが最高でした!

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2025年05月17日

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”魔女”が住んでいると噂される白金台の立派なお屋敷に、あることがきっかけで訪れることになった真希。
そこでは、黒い服の女主人がお茶会を開いていて、仕事もプライベートもいまいち上手くいかず鬱々としていた真希は、しだいにお茶の魅力にとりつかれていきます。

お茶会の席では、ふだん出会わない初対面の人たちとの率直な意見交換や人生相談が繰り広げられ、招待客それぞれが抱え込んでいた悩みを打ち明けることができて、お茶の素晴らしさに改めて気づかされます。

お茶の入れ方もティーフーズの選びも型にはまらない自由なお茶会は、まるでお茶の魔法にかけられたみたいに、頑な心を解きほぐしてくれるよう。
古いお屋敷の謎と、”魔女たち”の秘密も知ることができて、真希の心の内もスッキリと晴れて、とても楽しいひと時が過ごせました。

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2025年04月06日

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魔女のお屋敷のアフタヌーンティー、羨ましい…私も行きたい!!紅茶はもちろん、ティーフーズが魅力的で。アフタヌーンティーの時間は間違いなく幸福の時間だよねぇ。傷ついたり落ち込んだり、いろんなことがあるけど、自分にとっての癒しがある人は強い。最後の真希のスッキリした感じ、読後感がよかった。

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2025年03月25日

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紅茶に興味を持ったタイミングで購入。紅茶に纏わる言葉がたくさん登場し、面白かったです。紅茶のイメージと、主人公のキャラクターに少しギャップがあるのも、紅茶ワールド初心者としては親近感が湧きました。

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2025年02月16日

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白金台のお屋敷でのお茶会が軸になって物語が展開される。紅茶やお菓子が優雅で穏やかな時間を紡ぎ出す。そこに集う人たちと一緒にお茶を楽しんでいるかのような気持ちにさせてくれる優しい物語。

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2025年02月02日

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美味しい紅茶と美味しいお菓子がたくさん出てきて、うっとりしました。そして紅茶の奥深さに気付かされ、ますます紅茶が大好きになりそうです。
いつか自分のためにティーポットに茶葉を入れて紅茶を淹れてみたくなりました。

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2025年10月13日

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紅茶そのものより、ティーフーズの方に魅力を感じてしまう私。
魔女だなんて完璧そうな響きだけど、
自信がなかったり意地を張ったり、
とても人間味がありました。

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2025年09月04日

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紅茶が出てくる本が読みたくて探した本。
お茶会に出てくる紅茶、お菓子はどれも美味しそうで読んでいてお腹が空いてしまいましたw
出てくる人、それぞれ悩みを抱えていてお茶会を通して解決していく。
読んでいて「この人苦手だな」と思う人が居たんですが読み進めていると違う一面も見えたりして最終的には苦手じゃなくなったり。読んでいて疲れた時はゆっくり紅茶飲んで休息しようかなと思いました。もともと紅茶が好きなんですがもっと好きになりました。

ただ、最後はあっけなく終わりを迎えてしまったので主人公がその後どうなったのか、他の皆がどうなったのか書かれていないのが残念だなと思いました。その後は読者がそれぞれ想像しても良いのかな?続編で後日談出して欲しいなー。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

気持ち的には3.5って感じかな。
もともと魔女もアフタヌーンティーも好きで手に取ったのだけど、実際、素敵なお屋敷でミステリアスな女主人達とティータイムを堪能する話なので、その場面に自分もいるように思えて楽しかった。

また、本の装丁から想起されるほっこり要素オンリーなのかと思いきや、主人公の仕事が不動産関係で、その業界の現実的な話題もちょこちょこ差し込まれていて乙でもある。基本的にはオムニバス形式で進んでいくけど、ふとしたところで点と点が繋がるところも良かった。

しつこくない程度にアフタヌーンティーや紅茶がらみの蘊蓄も紹介してくれて「へぇー」とか「なるほどー」とかちょこちょこ感心しながら読める。日常の合間に気軽に手に取るのにもってこいの一冊だ。

欲を言えば、それぞれの登場人物にもう少し深く迫りたかった気がするのと、ストーリー展開(特に不動産絡みの方)にもう少し現実味があって納得度が上がればなお良かった。(とは言え、ライトに楽しむ分には全然問題ない。)

読み終えると絶対に美味しい紅茶が飲みたくなること請け合い。

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

個性的な登場人物ばかりで、面白かったです。読んでいると一緒にお茶会をしている気分になりました。アフタヌーンティーの歴史の勉強にもなり、楽しかったです。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

あくせく過ごしてしまう現代に、ちょっとゆっくり紅茶を楽しんで贅沢に過ごしたくなるお話でした。
辛い現実の何かが変わるわけでもないけど、それを受け止めるには時間がいるもの、と思い出すようなお話でした。

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

読み始めの主人公のガツガツした感じが少し苦手意識があり
なかなか進まなかったのですが、途中から主人公のほっとけない、世話焼き
な性格がいい方向に進んでいく流れになると、そこからは一気読みでした。
こんなゆったりしたお茶会もいいですね。

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

登場人物も、登場する場所も、現実と非現実のバランスがとても心地良かった。現実要素のみだと気が滅入るような話も、少しの非現実的な要素が入ることによってスッと頭に入ってくる。歳も、性別も、抱えている問題も、人生経験も、みんなバラバラなメンバーでのお茶会。ただ、みんなそれぞれに人間味があって親しみを感じられる。
実は私が経験していないだけで、ごくごくありふれた日常なのかもしれないけれど、私には日常の中に潜む静かな非現実感を味わえてよかった。
作中に出てきた紅茶や茶菓子がとても興味をそそる。手作りのアフタヌーンティーって素敵。

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2024年11月26日

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