星野富弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
毎年度、最後の道徳の時間は
星野富弘の歩みを取り上げていた
ベースとなっているのは、「子どもが本気になる道徳授業」(明治図書)のプラン。
しかし、このプランだけでは、「星野さんはすごいけど、ぼくには星野さんのようにはできない」になる。
「それでもいいじゃないか」という人もいるけれども、最近取り組んでいた道徳授業の考え方に寄せたいと思っていた。
昨年と今年は
「星野さんの生き方や、絵画は、誰を元気づけたのだろう?」
という発問を付け加えた。
親・星野さんの友人・絵を見た人、そして
「今この絵を見たり話を聞いたりした自分自身も、元気づけられた」
という発言があった。
一つだけ心残りがあった。
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Posted by ブクログ
星野富弘さんの訃報に接したので読んだ。
事故からの10年弱を綴った記録。
自分が子供の頃(◯十年前)には既に活躍されていたので背景をざっくり知ってはいたけど、読んでみるとお母様とともに本当に壮絶な闘病生活だったなと。
詩画の数々、大人になって見るとより心にしみるなぁ。
以下引用、「エースをねらえ!」のオーストラリア遠征でも同じようなシーンがあった。
この境地に至るまでのことを思うと頭が下がる。
【引用】
病気やけがは、本来、幸、不幸の性格はもっていないのではないだろうか。
病気やけがに、不幸という性格をもたせてしまうのは、人の先入観や生きる姿勢のあり方ではないだろうか。
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Posted by ブクログ
教員3年目、道徳の授業を行ったのが、自分が星野富弘氏を知ったきっかけである。
その後、佐藤幸司氏の先行実践をもとにした授業を、ここ最近1年に1回行うようになっている。
その後、数年に一度、群馬県みどり市の星野富弘美術館に足を運んでいる。
何度訪れても、心あらわれる思いになる。
自分は、人間の弱さ、悩み、支え合うことの温かさ、そして人間のもつ「可能性」を、読後に感じる。
冒頭に、氏の作品の歩みが紹介されている。
本を一通り読んだ後に、もう一度作品を見ると、胸にこみ上げてくるものがあると思う。
新装版をさらっと目を通したが、ルビがついている。
(新版がどうなっていたかは不明)
おそらく、子