あらすじ
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花と詩をともに描く星野富弘の「花の詩画」。50年の間に生みだされた詩画から、特に優れた100点ほどを収めたベスト集です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
毎年度、最後の道徳の時間は
星野富弘の歩みを取り上げていた
ベースとなっているのは、「子どもが本気になる道徳授業」(明治図書)のプラン。
しかし、このプランだけでは、「星野さんはすごいけど、ぼくには星野さんのようにはできない」になる。
「それでもいいじゃないか」という人もいるけれども、最近取り組んでいた道徳授業の考え方に寄せたいと思っていた。
昨年と今年は
「星野さんの生き方や、絵画は、誰を元気づけたのだろう?」
という発問を付け加えた。
親・星野さんの友人・絵を見た人、そして
「今この絵を見たり話を聞いたりした自分自身も、元気づけられた」
という発言があった。
一つだけ心残りがあった。
昨夏、群馬県の記念館を訪れたときに
大きな感銘を覚えた
特に最後の作品を紹介できなかったこと。
(晩年の作品は、どの作品も息をのむ程の美しさだったが
一際、最後の作品に釘付けになった。)
「なんとかならないかなあ」と思い検索をかけたところ
この書籍に掲載されていると知った。
今日の離任式に、間に合い、紹介できた。
「生かされて」(ツワブキ 2017年10月)
である。
今の道を歩んだきっかけになり
何度も足を運び、心癒され、授業をアップデートし、
そしてこの授業で締めくくれた。
星野さんの生き方には全然辿り着けていないが
間違いなく、大きな支えの一つであった。
これからも、折に触れて、
花の詩画を眺めに行きたい、
そして氏の好んだ
東村(現在みどり市)の自然に触れたい。