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午前中絵と詩を描き、午後随筆を口述筆記してでき上がったのが、この『鈴の鳴る道』です。詩画のほとんどは、「百万人の福音」(いのちのことば社)に毎月載せていたものです。一部描きなおしたものもあります。朝日新聞群馬版に載せたものを、新たに描きなおしたものもあります。花を中心に描きましたが、風景や動物もいくつか入れました。私には花も豚も風景も、同じように美しく見えるのです。
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Posted by ブクログ
こちらの詩画集も義母から借りました。これまで読んできた詩画集とは違ってて、読みにくい漢字にはふりがなが添えてあります。そして、草花だけでなく、日常生活の景色とか何故か豚とか?の絵もあったりします。星野富弘さんは、「…花だけでなく景色も動物も私にとっては美しいのです…」と作中に記しています。そして、前のレビューではお母様への思いはたくさん感じられるけれど、奥様への思いを表した詩画が少ないとのでは…と残してしまいましたが、いえ違いました!!この詩画集には奥様への愛が溢れています。
というのも星野富弘さんが、どのようにしてこの詩画集を含めてどんな風に作品を完成させていくのかが書かれているからです。奥様なくして詩画集の完成はありません。一日2時間筆を咥え、筆の種類や絵の具の色などはすべて奥様に指示されており、午後は口述筆記で随筆を完成させる…詩画集は二人の子どものようなものと、おっしゃっています。
そして、表紙の1984年に描かれた“秋のあじさい”…
『一日は 白い紙
消えないインクで文字を書く
あせない絵の具で色を塗る
太く、細く
時には ふるえながら
一日に一枚
神様がめくる 白い紙に
今日という日を綴る』
やっぱり素敵だなって…いのちは自然から派生しているもの、そして花を描いてやるじゃなく、描かせてもらっている…収められている詩画、すべて素敵でした。いのちの尊さ、やさしさをいっぱい感じ取れます。改めまして、素敵な詩画を生み出してくれた星野富弘さんの御冥福をお祈りします。いつか、富弘美術館を訪ねたいと思ってます。
Posted by ブクログ
やはり大津秀一著「死ぬときに後悔すること25」で紹介されていた本ではなかったかと思う。星野氏は器械体操の先生だったが、指導中の事故で頸椎を損傷し首から下の自由を失う。
その後数年のリハビリの後、口で筆をくわえて絵を描けたり文字を書いたりできるようになる。そして自作の絵や随筆を集め絵本形式にまとめたのが本書である。とても口で筆を運んだとは思えないような美しい花の絵や、こんな境遇にあるとは思えないポジティブなエッセイは読む人すべてに感動や勇気をもたらしてくれると思う。
星野さんは車椅子に取り付けた鈴がチリンと鳴るたび、始めのうちはうるさいと思っていたそうだ。ところがいざ実際の路上に出てみると、道に穴が開いていたり段差があるような所でその鈴はチリンと鳴って教えてくれていると思えるようになったという。
鈴の音一つでも、物事の見方や考え方によって意味が違うことを、この「鈴の鳴る道」が教えてくれたのだ。
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小説・文芸
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