桐谷知未のレビュー一覧

  • メイフェアの不運な花嫁

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    1800年代初頭のイギリス、メイフェアの屋敷が舞台で、使用人たちと社交界シーズンにやってくる借主との切実で奇妙な物語。
    呪われた屋敷の『呪い』は様々でミステリ要素もあり楽しめた。

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    2025年04月16日
  • 給料―あなたの価値はまだ上がる―

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    年功序列には、評価コストを削減できる利点があるという。確かにそうであり、年を取れば給与が上がるという安心感はあるのかもしれないが、働かない高年齢層が給料が高いのは不満、また、同期の中での僅かな評価においても不満がある、というのが実態ではないだろうか。最近だと、中途入社がその年次によっていきなり自分より高額な給料という不満もありそうだ。残念ながら、本書に答えがあるわけではない。

    ー 給与プログラムに手続き的正義と配分的正義の両方を備え、従業員はプロセスと与えられる金額、受け取る人の価値を信頼しなければ、会社が嫉妬と恨みの文化を見出す危険がある。また常に職場にいることが優れた業績と混同されている

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    2024年06月05日
  • 給料―あなたの価値はまだ上がる―

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    給与を上げることで収益に好循環が生まれるというデータをまとめている。

    最低賃金15ドルというデモがアメリカではあったとのこと

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    2023年07月30日
  • 雪降る夏空にきみと眠る 下

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    ネタバレ

    過酷な氷河期に見舞われている地球上で越冬のため冬眠するようになった人類。越冬期間であっても、厳しい冬それ自体を含め様々な危険があるため、数%の人は眠らずに冬を越す。主人公チャーリー・ワーシングはそんな眠らず冬を越す冬期取締官の見習いとなる。見習い仕事として、越冬に失敗したナイトウォーカー(ゾンビみたいなもん)を運ぶことになったチャーリーは、その仕事を終えた後今まで見たことがなかった「夢」を見る…。

    タイトルと挿絵と裏表紙のあらすじで持っていこうとしている話の方向とかなりずれた本筋だった。確かに少年の成長譚の部分もあるが、どっちかというと巻き込まれ系迷惑トラブル被り男子が実は世界を救う系。

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    2023年06月04日
  • ハイパーインフレの悪夢―ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する―

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    ハイパーインフレになると日常がどのように悲惨な状態になるかよくわかる。救いが無い。海外脱出しかない。

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    2022年10月10日
  • 生き抜く力をはぐくむ 愛着の子育て

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    理論的に、愛着を考えたい、理解したい人には良いかも。ただ、実際はこんなに簡単に分類できないし、対応も難しい。心的外傷体験が背景にあっても仕方がないので。

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    2022年07月22日
  • ハイパーインフレの悪夢―ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する―

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    円高とインフレが現実味を帯びてきた今だからこそ読みたい。
    ハイパーインフレの最中には、銀器よりも1キロのじゃがいものほうが、グランドピアノより豚の脇腹肉のほうが一部の人にとっては価値があった。

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    2022年09月17日
  • 雪降る夏空にきみと眠る 下

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    ボーイミーツガールを想起させる甘酸っぱいタイトルと裏腹に、物語はハイバーテック社による【ラザロ計画】の核心へと迫るサスペンスの様相を呈していく。今作は巻き込まれ型主人公の成長譚としても楽しめるし、序盤から張り巡らせた伏線をきっちり回収するプロットの妙も味わえる。しかし、初読でこの特異な世界観を読解するのは至難の業だろう。ロマンス要素は味付け程度ゆえ、邦題のミスマッチ感は拭えぬまま。この手の作風を好む本来の読者層に届く機会を逸している気がしなくもない。常時眠りの浅い私は、夢見心地よりも熟眠が恋しい限りです。

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    2021年01月01日
  • 雪降る夏空にきみと眠る 上

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    冬の季節が長くなり、人々が【冬眠】する近未来、死と隣り合わせの見習い冬季取締官・チャーリーは冬眠薬【モルフェノックス】を巡る陰謀に巻き込まれていく―。英国発のエンタメSF冒険活劇で、設定の凄まじいディテールにユーモアとシニカルが溢れるハードボイルドチックな文体が少年心を躍らせる。上巻は特異な世界観を一巡し、役者が出揃うのに費やしているが、さてさて物語は下巻でどう展開するのか。しかし、この作風を青春ライトノベル調の邦題と装丁(原題は作中用語の「Early Riser」)に仕立てて販促するのは無理がある様な。

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    2021年01月01日
  • メイフェアの不運な花嫁

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    いわゆるシンデレラ物語。地位も名誉もない孤児の美しい女の子が、憧れの伯爵と結婚する、めでたしめでたし…なお話。なんだけど!2編目はちょっとした謎解きもあり、こちらの話はグイグイ引き込まれました!特に、意地悪な母と姉の最後はザマァみろでした(笑)執事含む、メイフェア屋敷の使用人たちが生き生きしていて良いキャラばかり☆この時代の迷信(お風呂には入らない、洗髪しない、病気を治すにはシラミを飲む)には気持ち悪くなりましたがf^_^;続編も読んでみたいです☆

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    2020年12月27日
  • メイフェアのおかしな後見人 あるいは侯爵の結婚騒動

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    一気読み。
    ジャンルとしてはなんだろ、ヒストリカル・ラブストーリーになるのかな。
    相変わらず19世紀前半の、英国の雰囲気が伝わってきて楽しい。歴然とした階級社会なのだなぁ。
    どれだけ主人公の先行きが怪しくても、要は勧善懲悪モノだと思って読んでいる。
    ロマンス描写はそこまできつくないし、ミステリー要素も散りばめられているので、わくわくするような恋愛小説を読みたい方におすすめな一冊、というかシリーズ。

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    2017年01月09日
  • ハイパーインフレの悪夢―ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する―

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    赤字国債の発行に国家財政を依存している日本。先進各国も、景気刺激策、周辺諸国救済のために紙幣を大量に刷る。歴史の教科書では僅かに触れられている程度のドイツの国家破綻の歴史からハイパーインフレについて考える。

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    2015年02月26日
  • カメリアハウスでもう一度

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    好きなシチュエーションだったけど、ヒロインに腹が立って無理だった。最後にあんなことになったのにそのまま逃げてしまったヒロインを求めるヒーローが健気というか、偉い!!

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    2014年07月13日