桐谷知未のレビュー一覧

  • 美徳と悪徳を知る紳士のためのガイドブック

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    読みながら一向と共に冒険旅行に出かけたような気分になった。主人公視点の描写がどれも切り口鮮やかで読んでいて楽しい。
    読後感が爽やか。読み終わった側からもう一度読みたくなる。夢中で読んだ。

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    2022年09月09日
  • 美徳と悪徳を知る紳士のためのガイドブック

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    こんなにも主人公の成長を願った物語は初めて!笑
    キング・オブ・ザ・放蕩者。
    軽い感じで重いテーマを扱うバランスがちょうど良くて、予測不能に物語が進むのもドキドキして、600ページもあったけど最後まで楽しく読めた。

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    2022年04月17日
  • 人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか― 無料お試し版

    購入済み

    久しぶり

    読みやすくて一気に読みました‼️最近目が疲れて、読みたい本がたまってるのに、この本は、面白かったので、あっと言う間に読んでしまいました。

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    2022年04月07日
  • メイフェアの不運な屋敷に幕は下り

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    最終巻。仕事仲間が家族のように一つになれたのは、同じ環境にいて喜びも悲しみも分け合ってたから。最後はそれぞれの幸せに踏み出してバラバラになるけど、離れててもお互いを、思いやるホントの家族になったと思う。

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    2021年05月29日
  • メイフェアのおかしな後見人 あるいは侯爵の結婚騒動

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    ネタバレ

    こういうジャンルの王道はちょー分かってる、はずの王道なのに面白かったラブコメ小説がこちら。意外性のあるなしは気にしない。
    技巧すぐれた文は引きこまれます。

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    2020年11月12日
  • 雪降る夏空にきみと眠る 下

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    上巻ではまだバラバラだったピースがどんどんまとまって疾走感を増してくる。ヘンな人たちの本性も次々明らかになるけど、どれもこれも意外。チャーリーは記憶力がいいということ以外目立った能力はなさそうなんだけど、ナイーブなまでの正義感があって、どこか人を引きつける。それってフォード作品の主人公の特徴? だから奇想天外で、振り回されながら読んでいても、どこか清々しい気持ちになるのかも。

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    2019年07月17日
  • メイフェアの不埒な紳士 あるいは夢見ぬ令嬢の結婚騒動

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    そういえば、ちょうどこの本を読んでいる頃にシンデレラの映画を観た。シンデレラも義理の姉たちも(もちろん義母も)、舞踏会に呼ばれて結婚相手を…と意気込んでいるのは承知のストーリー。しかし今まで、本当のところでその「結婚相手を見つけるためのパーティー」とはなんなのか理解していなかったが、そうか、これがメイフェアシリーズの舞台である「シーズン」のことなのかと腑に落ちた。

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    2018年09月03日
  • メイフェアのおかしな後見人 あるいは侯爵の結婚騒動

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    一作目に続いて面白かった。恋愛騒動がうまくいきそうな流れはさておき、噂、しきたり、服装、階級社会…今のイギリスを知る上でも、こういうベースがあったんだということを知る勉強になると思う。

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    2018年09月01日
  • メイフェアの不運な花嫁

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    ダウントンアビーを見終わって喪失感に襲われている時に最適。時代設定は19世紀でかなり違うし、白粉やら髪粉やらずいぶん旧時代なしきたりが多いが、階級社会のおかあいなプライド、晩餐会、嫁取り騒動…いつの時代も変わっていないのかもと思わせる内容

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    2018年08月30日
  • メイフェアの不運な花嫁

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    ロマンス小説…なのかな?一冊に2話入っていて、1話が結構短いのでサクサク読めます。割とドタバタな、コメディ風味で楽しんで読めました。ちょっとピリッとした毒のある感じというか容赦のない感じもあって痛快。登場人物の心理描写を丁寧に読みたい時には不向きかも。
    主役は屋敷の使用人達なので、屋敷の借主の恋愛パートは割とあっさり進んで行く感があります。使用人達には幸せになって欲しいな。続きも買ってあるので読むのが楽しみ。シリーズは全部で6話書かれているらしいので、以降の邦訳も早く出るといいな。

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    2017年02月10日
  • ハイパーインフレの悪夢―ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する―

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    「国を打ち倒したかったら、まずは通貨を破壊せよ」
    想像を絶するハイパーインフレの実態。。。というか、ほとんどどのページを見てもパンが一日で30%値上がりした、とかそういう話ばかりで逆に眠たくなるくらいだ。

    1914年に50%程度だったドイツのエンゲル係数は、1919年には75%になっていたという。1913年から1923年までに、丸くは実に1兆分の1の価値にまで暴落(というか微小すぎて無視していいレベル)

    WW1:軍部:戦争したい→政府:戦費調達→インフレ
    (兵士の戦意をある程度くじくくらいのインフレだったようだ)
    ベルサイユ条約(フランスがありったけの恨みを込めて創り上げた条約)
    マルク安にして重工業の国際競争力をあげるため(ウォン安みたい)、見た目の賃金をあげるため(実際はすごいインフレで銀行員の年収で4人家族を1ヶ月食べさせられるのがどうにかってくらいだったらしい。。。死ぬしかないやん)
    「ドル・物価が上がる」との認識。マルクが下がる、との認識はなく、より多くのマルクを求める。

    貯金などの資産価値は激減
    とにかく通貨をモノに変えようとして、老人が子供服を買ったりするくらい
    「パニックがあらゆる法を無視せよと言っている」

    インフレ→外国人にとっては旅行が激安(日本人もカメラ買いに行ってたらしい)→困窮する自分、豪遊する外国人→外国人嫌い
    インフレ→金融=ユダヤ人の陰謀説(なるほど!)→反ユダヤ主義

    ブルーカラーの給料がホワイトカラーの給料を凌駕。「頭脳にはもはや市場価値はない」と大学教授が嘆いたほど。(なるほど!知識階級に多かったユダヤ人がアメリカに行ってもいいやと思えただろうな。後から考えたら馬鹿としか思えないけど、これなら納得。)

    農民(=減少しない価値有るモノを持った人)のほうがいい生活。グランドピアノを小麦少しで手に入れるなど。

    中産階級の崩壊、反ユダヤ主義→ヒトラー台頭の温床に

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    2011年12月05日
  • 記銘師ディンの事件録 木に殺された男

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    ネタバレ

    壮大な海外ミステリだった。

    読んだことないけど『進撃の巨人』のような巨人がいつ襲ってくるかわからない世界に、さまざまな機能を持った人たち。
    身体の中から木が生えて木に殺された男たち。その謎を探っていく。

    なんでも記憶できる記銘師、物忘れが激しい私からしたら
    とってもうらやましいけれども、
    嫌な記憶さえずっと残っているのはそれはそれで胃やでもあるな。

    アンとディンのコンビ芸(?)、なかなかいいペアだ。
    続編もあるらしいけど、和訳されるのはいつのなるのか?

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    2026年10月30日
  • 陽の光が消えた町で

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    設定はSFだけどいまを生きる私たちが抱える問題や悩みが扱われている。困難な状況で助け合えるコミュニティを構築していく表題作を読んで、人と関わるのが苦手な私が「私もここで暮らしたい。世界にはこうあって欲しい。私はこういう行動が取れるだろうか?」と思ってしまった。
    味わいが異なる短編集で、どれも読みやすく面白かった。解説に紹介されている他の作品も早く日本で出版されて欲しい。

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    2026年10月04日
  • 陽の光が消えた町で

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    6つの話が入ったSF短編集。どの話も読みやすくて面白かった。
    最終話「アルゴリズムでよりよい生活を」が印象に残った。このアプリは使っちゃう。

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    2026年09月30日
  • 記銘師ディンの事件録 木に殺された男

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    久しぶりのSFというかファンタジーの長編で、ミステリーの要素もふんだんに盛り込まれていて、没入感を楽しみました。
    続編の邦訳出ないかな。
    映像化も良さそうだけど、一番メインの木が生えるシーンをどうするかが問題だ。。

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    2026年09月12日
  • 陽の光が消えた町で

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    心があたたかくなったり、ちょっと怖かったり
    SFの分野にはいるそうですが
    ほんの少し未来の想像できるストーリー。
    6篇どれも面白かった。
    コミュニティーがキーワードかな。

    特に「陽の光が消えた町で」は
    災害国の日本でも持ってる人が持っている能力や物資をを提供して
    共に生き抜けたらどんなに良いかと思いました。

    結局、人は昔からコミュニティーのなかで生きていて
    自分のコミュニティーをみつけられれば
    その中で自分の出来る役割をみつけ
    積極的に行動して
    そうすることで自分の居場所となって
    心穏やかに生きていけるのかもかもしれないと考えさせられました。
    どんな時代になっても人との繋がりは大切ですね。

    他の5篇も面白かったのでおすすめです。

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    2026年08月06日
  • 記銘師ディンの事件録 木に殺された男

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    ファンタジーとミステリが絶妙に入り混じってる。
    体は人間の形ではなさそうだけど心が人間のままなのが興味深い。軍が出てくるので制服好きな私にも合う。続編があるそうなので期待。文庫が出たら揃えたい。

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    2026年08月04日
  • 陽の光が消えた町で

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    ネタバレ

    受賞作を集めた短編集ということで、それなりに面白かった。エンタメ・ライト寄りではあるけど。

    「陽の光が消えた町で」表題作。何かの理由で日照量が下がった近未来で、人のつながり・優しさというものがある話。正直都合のよいハートウォーミングストーリー感が拭えなかったw、面白かったけど。

    「怪物」好きな作品そのいち。無二の"親友"(と関係性を括りたくないが、1:1の深い関係)が、疎遠になり、最後は相手を殺す/解放するという、愛の形の一作。SFというよりかはバイオホラー?仲良くなる過程で、SFの本を貸し合うのが可愛かった

    「海を見渡す四姉妹」いちばん好きだった作品笑。こちらもSFというよりかは、ファンタジー/ホラーという感じ。ここまで読んで、男性への嫌悪感というものより強く感じることになり、そしてそれが一定共感できるものであった。アザラシに飲み込まれてしまえばよいこと、あるよな、、

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    2026年07月19日
  • 陽の光が消えた町で

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    『友だちが怪物になってしまったなら、そうするしかないからだ』
    「流れ星にだけじゃないよ。一番星とか、白い馬とか、なんにでも。いつだって友だちが欲しいって願ってた」
    ー怪物

    「あなたのママはここの一員だからね」
    ー海を見渡す四姉妹

    ちょっとひやっとする話があったり、不思議な話があったり。
    怪物に出てくるふたりの大切な関係が、せつなかったり。四姉妹に出てくる、『ここの一員』。
    ぞわぞわするセリフ、何か起こりそうな不思議な感覚。

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    2026年07月18日
  • 記銘師ディンの事件録 木に殺された男

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    世界幻想文学大賞・ヒューゴー賞受賞。
    海からリヴァイアサンが襲ってくるため環状の防壁を建て、人間は様々な特化した能力を持つように改変され、変異した植物をテクノロジーで制御する、そんな世界で起こった事件。体から巨大な木を生やして絶命するという奇妙な謎に、捜査官のアナと、全てを記憶する改変を受けた助手のディンが挑む。
    特殊設定ミステリでもあるが、それよりもファンタジーとしての魅力がある。鬱蒼とした雰囲気の中で淡々と話が進むのに、面白くてスルスル読めてしまった。表紙の絵も素敵。
    続編もあるようなので翻訳されたら読みたい。

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    2026年07月11日