あらすじ
このクィア/ヒストリカル小説を読めば、あなたの人生に何が欠けていたかに気づくだろう――〈ティーン・ヴォーグ〉誌
NY公共図書館ベストブック選出!
米公共ラジオ局ベストブック選出!
NYタイムズ・ベストセラー!
伯爵の長男で紳士の振る舞いをすべき身でありながら、酒や煙草、美男美女との戯れに明け暮れる放蕩息子モンティ。実は親友のパーシーを密かに想っているが、爵位を継ぐ前に一年間、その親友と共に欧州を巡る周遊旅行に出ることになった。父親の監視の目を逃れ、ますます派手に遊ぶ彼は、ベルサイユ宮殿で開かれたパーティでちょっとした諍いから小物入れを盗む。この出来事が思わぬ大事件に発展し、追われるはめになるが……LGBTQ+、ロマンス、冒険、様々な要素の入った楽しい作品!
原題:The Gentleman’s Guide to Vice and Virtue
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ドラゴンやら魔法やらが出るわけでは全くないが、冒険譚という印象。主人公が割とクソ野郎なので、彼を「マジでムカつく」と思うか「憎めないやつだなぁ」と思うかが楽しめるかどうかのラインのように思う。
Posted by ブクログ
序盤はモンティの片思いのロマンチックな独白ばかりで(それだけではないんだけど)読み進められるか不安になったが、モンティが盗みを働き、強盗に襲われたあたりから一気に冒険小説のスピード感になり最高に面白かった。
全体的にはロマコメでありつつ歴史・ファンタジー・クィアと盛り沢山な内容が怒涛の筆致で綴られていく。
3部作の1冊目で、続編はまだ未訳ながら、2冊目はモンティの妹フェリシティが主人公になるようなので今からとっても楽しみ!
Posted by ブクログ
読みながら一向と共に冒険旅行に出かけたような気分になった。主人公視点の描写がどれも切り口鮮やかで読んでいて楽しい。
読後感が爽やか。読み終わった側からもう一度読みたくなる。夢中で読んだ。
Posted by ブクログ
こんなにも主人公の成長を願った物語は初めて!笑
キング・オブ・ザ・放蕩者。
軽い感じで重いテーマを扱うバランスがちょうど良くて、予測不能に物語が進むのもドキドキして、600ページもあったけど最後まで楽しく読めた。
Posted by ブクログ
同性愛は犯罪で、人種差別、女性蔑視が蔓延る18世紀。美男子の主人公は、伯爵の長男にして放蕩息子。密かに恋する相手は、自分とは肌色の異なる同性の親友。
その親友と、仲の悪い妹とともに自由を謳歌するはずのグランド・ツアー(周遊旅行)で、思わぬ大事件に巻き込まれていく。
いやはや、主人公がほんっとうにどうしようもない! 人生は配られたカードで勝負するしかない、というのは他のドラマで知った言葉だけれども、もう少し他者への思いやりがあっても……いや、分からないのか……と愕然としてしまう。
親友の言葉を引用↓
「人にどう思われようと気にしないっていうぜいたくは、誰にでもできることじゃないからだ」
しかしこの主人公だからこそ、差別や蔑視を受けながらもまっすぐな親友や妹の生き方が引き立っていたともいえるし、そんな彼らがなんだかんだ主人公を憎めないでいるところに、一面だけで人を語ることはできない、ということなのかもしれない。時代の歪さもある。
どうっしようもない主人公だと思ったけれど、どうか幸せになってほしいというのも本音。