くにみつのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最後の晩ごはんシリーズ第20作!
何と20作まで来た。こんなに長いシリーズになるとは思っても見なかった。なのに海里の道はまだ半ば。彼が役者として再び成功する日が来るのは一体何作目になるのか。
シリーズ本来の設定として、舞台となる定食屋〈ばんめし屋〉へこの世に未練を残した霊が現れて、最後の晩ごはんを食べて成仏していく…というものだったのが、このところは少しそうした設定から離れて海里自身の成長や後輩・李英の試練などが描かれてきた。
今回は小説家・淡海先生の家に突然現れた黒い大きな雌犬が、淡海先生と、一緒にいた海里を突然亡くなってしまった高齢の飼い主の元へと導く。
犬を引き取り『マヤ』と名付け可 -
Posted by ブクログ
最後の晩ごはん19巻目。
海里の兄の一憲と奈津夫婦が養子縁組で子供を迎えるにあたり、忘れていた過去の記憶が呼び起され、本当に自分は父親になれるのだろうかという不安と罪の意識に苦しむ一憲。兄弟と家族の絆の巻。
今まで海里視点で一憲を見てきたからか、堅苦しくてめんどくさい人って思ってた。父親が亡くなり高校生で突然一家の大黒柱として生きなくてはならなかった一憲の苦労は並大抵ではなく、元々の生真面目な性格も相まってそうならざるを得なかったんだろう。そして正反対にノー天気で自由人な海里。幼子特有のフリーダムさが可愛いけど、一憲がカッとしてしまったのもわかるし責められないと思った。
奈津さんが加わり今は -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は人間ではなく、小さく愛おしい魂に目を向けた作品で、目新しさもあり、あっという間に読めてしまった。
松葉が落ちているあたりで、元飼い主さんが登場するのかと思いきや、松の精が出てきてびっくりした。
留まる方法はないのか願ったが、人間のご都合なんかに振り回されず、命を全うして旅立ったのは、ちょっと感動だった。
淡海先生に同居人ができたのは、本当によかった。
付き合い気分で読み続けてきて、20巻まできてしまった。
多分作者と感性が合わない部分があるのだろう。
好きじゃない部分がいくつかあり、毎巻引っかかってしまう。
とか言いつつ20巻も付き合っているのだから、ある意味好きなのかもしれない。。 -
ネタバレ 購入済み
家族でヒロインを縛ったらいいのにって思っていたけれど、ヒロインが生きていること自体が家族に縛られてのことだったんだなってわかりました。
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ネタバレ 購入済み
人を殺すより自分が死ぬ方がいいって制約にあらがったヒロインはすごいなって思うけれど、家族を人質にしたらよかったんじゃないか?って思う自分は皇帝よりも人でなしかも。
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購入済み
お互いに戦場でのイメージと実際に顔を合わせたときのイメージのギャップを感じているようですが、ヒロインはそれすらポヤポヤと受け取っていますね。
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ネタバレ 購入済み
ヒロイン、自分が死ぬのは構わなくても家族を殺すぞって脅されたら夜伽とかも言うことを聞いたんじゃないかな?なんでしなかったんだろう?って思ってしまいました。