山田克哉のレビュー一覧

  • E=mc2のからくり エネルギーと質量はなぜ「等しい」のか

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    高校で物理を履修してない人、予備知識のない人でも何となくは分かるように章立てされていて、難しい数式もほぼ出てこない。定性的に物理の面白い部分が語られていて多くの人が楽しめると思う。
    より深く、数式も駆使しながら相対性理論等を理解したいと思った。

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    2024年07月29日
  • E=mc2のからくり エネルギーと質量はなぜ「等しい」のか

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    相対性理論の本の中ではかなりわかりやすく、数学的にも概念的にも理解が深まった本だった。
    基本的な場の考え方から、電場と磁場がどうできていくのかという関係性、粒子の中で働く力が4種あるなど、大学で相対性理論とかを学んでいない私には新しいことも多かった。

    個人的に面白かったのは粒子の中に働く相互作用の力があるという話で、原子核を保つため、クォークで起きる力はパイオンという粒子を経て重力より10の40乗以上つよい力が働くといった想像できない力がある、などの話題。

    また、E=mc2乗なので、等価の考えから、エネルギーを使うと質量が減る、なのでγ線を大量に発散する物質だと発散後に質量が実際減っている

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    2024年04月10日
  • 重力のからくり 相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか

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    質量と重さの違いから始まり、終章ではループ量子重力理論や超弦理論まで言及する、物理に何の前提知識のない読者を対象に分かりやすく解説した好著。物理嫌いが興味深く物理に触れられる。私にもよく合点がいく!(笑)。時折出てくる数式の説明も明快。

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    2024年01月21日
  • 重力のからくり 相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか

    購入済み

    定番から現在物理学の最前線まで

    重さと質量の違いという定番な話から始まって、最後はエッジな現代物理学の話題まで一気に平易で分かりやすい文章で読ませてくれます。最後の第6章にはいくつか目がちらつく数式が並びますが、それまでの5章での語りが収束していくダイナミックな感じが味わえます。しかし、自分でいつも感じている力でありながら、ここまで他の力と違うのはほんとに不思議です。だからこそ、物理学のロマンがくすぐられるのですが。

    #タメになる #共感する

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    2023年12月11日
  • E=mc2のからくり エネルギーと質量はなぜ「等しい」のか

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    タイトルの通りエネルギーと質量が等価であることを一冊を通して追っていく。難しい数式なども出てこないので大昔に高校で物理やったなーくらいの人間でもついていける内容だと思う。(完全に理解できるかどうかはともかく)
    質量やエネルギーがそもそも何かという根本的な所から始まり良くも悪くも初心者向けなので、大学で物理を勉強しているような人は多分物足りないだろう。

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    2022年01月24日
  • 時空のからくり 時間と空間はなぜ「一体不可分」なのか

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     「アインシュタイン方程式を読んだら『宇宙』が見えた(講談社ブルーバックス、深川俊太郎・著)」の数式を追いかけるうち、自分が今なにをしようとしているのかが分からなくなることが度々あったため、補助線として購入。数式から理屈を読み解くのも確かにスリリングで面白いが、「理系の言葉」に不慣れな門外漢にはこのような「タテ書き」の解説本もあったほうが良い。前述の深川本に出てくる計量テンソル、リッチテンソル、クリストッフェル記号などの難解な概念について、それぞれがアインシュタインの重力方程式の中で担う役割を平易な言葉でまとめてくれている。

     ビッグバンから38万年後という「一瞬」の後に起こった急速なインフ

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    2021年08月30日
  • E=mc2のからくり エネルギーと質量はなぜ「等しい」のか

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    アインシュタインの理論について簡単に説明しているのだが、最後はやはり難しい。なぜなのかは理解できないのだが、事実としてはなんとなく理解した。
    「点は必ずしも、物理的なモノではありません。むしろ、数学的に定義された存在です。なぜなら、点は空間中における「ある位置」だけを示すものであって、その体積は正確にゼロだからです。したがって、どんな微小空間にも、点は無限個存在することになります」p14
    「月が地球のまわりを回っている事実は、月の運動が直線運動ではないことを示しています。月が地球の周囲を円運動するためには、その運動方向が常に曲げられていなければなりません。月の運動方向が連続的に曲げられ続けら

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    2018年10月21日
  • 量子力学のからくり 「幽霊波」の正体

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    量子力学について解説。波動関数は量子が存在する確率を表すとか。それは、確率の波。幽霊波とも。途中からシュレジンガーの波動方程式とかディラックの方程式とかでてきて、式を鑑賞しているだけだが、だんだんと難しくなってきたな。とにかく、この世の中でいままで量子力学に反するような実験結果は表れていないという。理解しにくくてもそれが量子力学なのだろう。エンタングルメントなんて、理解を超えている!

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    2018年10月19日
  • E=mc2のからくり エネルギーと質量はなぜ「等しい」のか

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    久々に理系の話を読んで、新鮮。
    前半はとっても分かりやすく、知ってる知識の整理に。
    後半は紙幅の都合上か、やや端折り感あり。

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    2018年10月06日
  • E=mc2のからくり エネルギーと質量はなぜ「等しい」のか

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    時空のからくりと本書を続けて読んだ。時空のからくりはほとんど理解出来なかったが、本書はまだわかりやすい。
    何となく理解して来たことが、少しづつ明確になりつつあるような気がする。そんな気にさせてくれる本である。

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    2018年08月01日
  • 時空のからくり 時間と空間はなぜ「一体不可分」なのか

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    時間と空間について、ニュートン的な時空からアインシュタインの時空へと至る過程や、一般相対論が示す時空の姿について解説している。一般向けの本ではあるが、入門書というよりは入門レベルは何となく理解している人に向けた脱入門編のようなところがあり、そういう本が少ない中で、このレベルのものを読みたい人というのも多かったのではないだろうか。ベクトルとかテンソルとか、難しい行列も出てくるが、深入りせずに、これまた何となく分からせてくれる。

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    2018年06月24日
  • E=mc2のからくり エネルギーと質量はなぜ「等しい」のか

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    ホーキンス博士の本を読んでちんぷんかんぷんだったので買ってみました。それよりは優しくてわかりやすいけど、やっぱりまだまだ難しい…

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    2018年06月20日
  • 時空のからくり 時間と空間はなぜ「一体不可分」なのか

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    特殊相対論と一般相対論のさらっとした解説本は多いけど,これはかなり踏み込んだ内容で面白かった。
    テンソルの概念もざっくり説明して,アインシュタインの重力方程式も,測地線方程式もしっかり出てくるなどなかなか思い切った内容。最後はインフレーションによる原始重力波について,Eモード偏光とBモード偏光の仕組みにも触れつつ紹介していて,雑誌ニュートンくらいの解説では飽き足りない人にちょうどいいレベルなのではないかな。

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    2017年09月17日
  • ゼロからわかる アインシュタインの発見

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    アインシュタイン関係の本は時々ムッチャ読みたくなる。読んだ時には理解してるつもりなのだが、あっという間にムッチャ忘れるってことなのだが。
    この本は数式も使わず、でも解りやすいな。かといって変に端折った感じもないし。こないだ読んだのとはまったく違うわ。

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    2016年05月17日
  • 真空のからくり 質量を生み出した空間の謎

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    最新の理論物理学では、真空はからっぽの空間ではなく、絶えず揺らぎにより仮想粒子が発生する空間である。最新の素粒子物理学をできるだけわかりやすくという著者の意図が伝わる好著。

    ヒッグス粒子の発見により注目を浴びてはいるが、やはり直感的理解が難しい。
    ただ、自発的対称性の破れによる真空の相転移、そこから質量が生じる過程については、すこしだけそのイメージを持つことができた。

    それにしても不思議な世界だと思うとともに、そのことを解明し、その先に進めていることについても畏敬の念を感じる。

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    2014年11月01日
  • 核兵器のしくみ

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    久しぶりに物理の勉強。当時、~崩壊とかって全く意味分からんかったけど、もちろん理系頭じゃないからって部分も大きいけど、実は教科書の説明がイマイチだったってことがあらためて分かった。こっちで読み直すと、なるほどって腑に落ちるからね。大学に入って物理専攻した人間を相手に、まだよく分かってない知識を講義するのはまだ分かるけど、高校のレベルで、よく分かってないことを教科書に載せる必要あるか?苦手意識を助長させるだけのような気がしました。って、感想とは関係なくなってるけど。

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    2014年01月01日
  • 核兵器のしくみ

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    良書。
    いかめしい文体の中にもユーモアがあって、なんだか名物教授の講義を受けているみたい。
    順を追って一からしてくれる説明はほんとわかりやすい。「ひょっとすると僕は化学の才能があるんじゃないか」と思ってしまうほど、多くのことを知ることができた。

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    2013年12月23日
  • 放射性物質の正体

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    福島第一原発事故によって飛散した放射性物質が問題になっていますが、
    その放射性物質について、文系の人間でもわかりやすく説明してくれているのが本書です。
    著者はロサンゼルス・ピアース大学物理学科教授。

    いったい、被曝とはなんなのか?
    放射線とはなにか?
    どうして健康被害が生じるのか?
    そういった疑問に答えるベく始まるのが、
    なんと、原子の構成の説明からなんです。
    そんな、ミクロの世界から始めなければ、
    放射性物質については説明できない。

    ウランを使う原子炉から、なぜ、
    放射性物質のヨウ素やセシウムやストロンチウムが飛び出したか。
    そして、どうして放射線が出るのか。
    アルファ線、ベータ線、ガン

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    2013年08月11日
  • ゼロからわかる アインシュタインの発見

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    渡邊十絲子さんおススメの一冊。
    「数式で厳密に、誤解の余地なく説明したいことを、あえて言葉で書く。伝達の精度は、いっきにものすごく悪くなる。そんなハイリスクに挑戦した」本書は、自分のような数式アレルギーの人間にも、「ふーん、一般相対性理論って、そういう理論だったんだ」と納得させられる。
    個人的には、光についての章がたいへん興味深かった。
    これから、チームウェアは紫色にしようかなあ。

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    2013年07月29日
  • 核兵器のしくみ

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    いやー、純粋に科学読み物として面白かった。著者の語り口も絶妙で、グイグイとひきつけられました。
    核兵器がタイトルですが、内容は核からエネルギーを取り出すしくみにと、それが核兵器や原子力発電などにどう活用されるのかがわかりやすく解説されています。
    しかし、核エネルギーというのは人類のこれまでの英知の結集であることは間違いないですね。ただ、誰かが言ってましたが、これは神の領域でもあり、到底人間が制御しきれる世界ではないのかもしれません。好著。

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    2011年05月13日