重力のからくり 相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか

重力のからくり 相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか

1,210円 (税込)

6pt

3.7

「弱すぎる重力」はなぜ、宇宙を支配する力になりえたのか?

【ブルーバックスを代表する人気企画、「からくり」シリーズ最新刊!】

「質量」と「重さ」の違いとは?
素朴な問いから「物理学最大の難問」まで一気読み!

自然界を支配する4つの力の中で、最も身近で最弱の力。
この宇宙に現在の構造をもたらした最大の貢献者でありながら、なぜか「標準模型」に含まれない異端児。
そして、その発生源である質量が重力を生み出す理由は不明のまま──。
「ニュートンが考えた重力」と「アインシュタインが考えた重力」はどう違う?
「重力と加速度が等しい」とはどういうことか?
「見えない質量」=ダークマターを見る方法は?
万有引力のふしぎを徹底的に解き明かす!


【もくじ】
第1章 「質量」と「重さ」のからくり
第2章 「万有引力」のからくり
第3章 「質量保存の法則」とエネルギーのからくり
第4章 「見えない力」のからくり
第5章 「見えない質量」のからくり
第6章 重力のからくり


【著者紹介】
山田克哉(やまだ・かつや)
1940年生まれ。東京電機大学工学部電子工学科卒業。米国テネシー大学工学部原子力工学科大学院修士課程(原子炉理論)、同大学理学部物理学科大学院博士課程(理論物理学)修了。Ph.D.。セントラル・アーカンソー大学物理学科助教授、カリフォルニア州立大学ドミンゲツヒル校物理学科助教授、ロサンゼルス・ピアース大学物理学科教授を歴任。アメリカ物理学会会員。主な著書に『E=mc2のからくり』『時空のからくり』『真空のからくり』『原子爆弾』『光と電気のからくり』『量子力学のからくり』(いずれも講談社ブルーバックス)などがある。
「読者に必ず理解してもらう」意欲にあふれた熱い筆運びで、ブルーバックスを代表する人気著者の一人。1999年には、講談社科学出版賞を受賞した。

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重力のからくり 相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月21日

    質量と重さの違いから始まり、終章ではループ量子重力理論や超弦理論まで言及する、物理に何の前提知識のない読者を対象に分かりやすく解説した好著。物理嫌いが興味深く物理に触れられる。私にもよく合点がいく!(笑)。時折出てくる数式の説明も明快。

    0
    購入済み

    定番から現在物理学の最前線まで

    2023年12月11日

    重さと質量の違いという定番な話から始まって、最後はエッジな現代物理学の話題まで一気に平易で分かりやすい文章で読ませてくれます。最後の第6章にはいくつか目がちらつく数式が並びますが、それまでの5章での語りが収束していくダイナミックな感じが味わえます。しかし、自分でいつも感じている力でありながら、ここま...続きを読む

    #タメになる #共感する

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    質量と重さの違いから、重力とは何か、ダークエネルギー、ダークマター、エトセトラ。

    山田克哉先生の本はほんまに読みやすい。

    のだけど、途中から必ずついていけなくなる。
    むっちゃ噛み砕いて書いてくれてはるんやけど、やっぱり、理数にセンスのないど素人からしたら、飛躍を感じてしまうのだ。
    何でそうなるの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月26日

    重力がなぜ存在するのかという基本的なことさえまだわかっていない。これで宇宙人などいるわけないと決めつけてはおかしいだろう?著者の主張ではない。念のため。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年11月10日

    最近、YouTubeでジェームスウェブの天体望遠鏡の写真や量子論の解説などを見て、天文学・物理学が凄いことになっているらしいな、と。でも全体像が今一つ見えてこない。そこで、評判のよいこの本を手に取った。

    物理音痴の私にも想像以上に面白く読めたのは、著者が数式の意味するところを、日常的な表現やメタフ...続きを読む

    0

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