あらすじ
原爆から原発までゼロからわかる決定版! 原爆、水爆、中性子爆弾……人類を消滅し尽くす超巨大エネルギーはどのように生れるのか? 核分裂・核融合の原理から放射能の怖さまで、現代人が知っておくべき核の知識を初歩から徹底解説! (講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
難しそうな理論や専門用語を避け、とにかく読みやすくわかりやすく書かれている。原子爆弾や原子力発電所について、その仕組みを知るにはもってこいの一冊だ。
Posted by ブクログ
むっちゃ読みやすい本だった。原子核の仕組みと核分裂/融合の仕組みについて易しく大幅に内容が割かれていたので、もっとつっこんだ事を知りたい人には物足りないかも。とにかく易しく書かれた本だった。
Posted by ブクログ
76ページ
ウラン238ゆっくりは時間をかけて連続的にアルファ粒子を放出することになるのである
◆ウラン238ゆっくりは→ウラン238はゆっくり
Posted by ブクログ
久しぶりに物理の勉強。当時、~崩壊とかって全く意味分からんかったけど、もちろん理系頭じゃないからって部分も大きいけど、実は教科書の説明がイマイチだったってことがあらためて分かった。こっちで読み直すと、なるほどって腑に落ちるからね。大学に入って物理専攻した人間を相手に、まだよく分かってない知識を講義するのはまだ分かるけど、高校のレベルで、よく分かってないことを教科書に載せる必要あるか?苦手意識を助長させるだけのような気がしました。って、感想とは関係なくなってるけど。
Posted by ブクログ
良書。
いかめしい文体の中にもユーモアがあって、なんだか名物教授の講義を受けているみたい。
順を追って一からしてくれる説明はほんとわかりやすい。「ひょっとすると僕は化学の才能があるんじゃないか」と思ってしまうほど、多くのことを知ることができた。
Posted by ブクログ
いやー、純粋に科学読み物として面白かった。著者の語り口も絶妙で、グイグイとひきつけられました。
核兵器がタイトルですが、内容は核からエネルギーを取り出すしくみにと、それが核兵器や原子力発電などにどう活用されるのかがわかりやすく解説されています。
しかし、核エネルギーというのは人類のこれまでの英知の結集であることは間違いないですね。ただ、誰かが言ってましたが、これは神の領域でもあり、到底人間が制御しきれる世界ではないのかもしれません。好著。
Posted by ブクログ
物理や化学の知識がそれほどなくても、核兵器や原発、放射能についての説明が理解できます。原子力の知識がないまま恐怖心や反対意識をあおるのではなく、科学的知識をもって建設的な議論をしてほしいという著者の目的が非常によく伝わる良書です。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
原爆、水爆、中性子爆弾…人類を消滅し尽くす超巨大エネルギーはどのように生まれるのか?
核分裂・核融合の原理から放射能の怖さまで、現代人が知っておくべき核の知識を初歩から徹底解説。
[ 目次 ]
序章 原爆も原発も基本原理は同じだ
第1章 核兵器の「核」って一体何だ?
第2章 なぜ「核」が爆弾になり得るのか?-ウラン爆弾と放射能
第3章 核分裂をコントロールするには?-原子炉のしくみ
第4章 発電前・発電後の厄介事-ウラン濃縮と核燃料再処理
第5章 濃縮は不要、構造は複雑-プルトニウム爆弾のしくみ
第6章 なぜ太陽は四六億年も輝き続けられるか?-水素爆弾のしくみ
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
核爆弾の基本的な仕組みから、ウラン型とプルトニウム型原爆の違い、また軽水炉、高速増殖炉などの原子炉の仕組みなど核エネルギーについての仕組みがわかりやすく書かれている。
全編縦書きなので、理系の人には物足りないか?
Posted by ブクログ
この本を読もうと思ったのは、日本は世界で唯一の核の被爆国であることと今北朝鮮の核問題で国際的な問題になっているので核兵器というのはどういうものだろうと思ったのがこの本を読んでみようと思った理由です。
核兵器でウラン型とプルトニウム型というのをきいたことがあったのですが、どう違うのだろうというのもこの本を読んで理解しました。
この本は素人にも理解しやすいように書いてありますので、文系の人でも理解しやすく物理とか苦手な人でも大丈夫です。
これからも核問題というのは、世界中で大きな問題になっていきテレビなどで核兵器という言葉をよくきくようになると思いますので、核兵器ってどんなのだろうと知りたい方にこの本をおすすめしたいです。
Posted by ブクログ
わかりやすい。濃縮ウラン型原子爆弾、プルトニウム型原子爆弾、核融合、水爆、原子力発電、MOX燃料、高速増殖炉。このへんの理解を最短の時間で得れる本です。
Posted by ブクログ
テレビドラマ『ガリレオ』に影響を受け、物理学に興味を持ち手に取る。原子や元素といった物理や化学の分野の話が多いので少し難しく感じるが、著者ができる限りわかりやすく述べているのでなんとなく理解できた。膨大な数の原子が運動をするとその数に比例したエネルギーが生み出される。さらに運動エネルギーは速さの二乗であるから、莫大なエネルギーが生み出されるということがわかった。原子力発電があり続ける限り、核兵器を生み出す技術は消滅しないということがわかった。
Posted by ブクログ
技術系の本を読むと自分が賢くなった気がしますよね。
核兵器というものがどのような仕組みなのか気になったので読んでみました。これもなかなかわかりやすく書いてあって勉強になりました。
原爆と水爆の違いなんかはよく知らなかったので勉強になりました。だけどこれほどの破壊力を持つ兵器を作って一体どうしようってんだろう。
戦争の本を読めば読むほど戦争ってのが無駄なことだと思う。核兵器を作るくらいなら戦争が起こらないようにお金使えばいいのに。
戦争がおきたり、独裁政権になったりしたら、そこの国民がとりあえず避難できる場所とか作れないのかな?いくら独裁者でも、国民がほとんどいなくなったら滅びると思うんだけどなぁ。
頭のいい人はいろいろとかんがえているんだろうから、きっとそうはいかないんでしょうね。。。
Posted by ブクログ
山田さんの本は、判りやすいんだ。何度か、何冊か読んだことあって、頭に残ってないのは俺のせい。
特段核兵器に特化してるわけではなく、そもそも核からエネルギーを取り出すってのはどういうことというわけで、核分裂も核融合も取り上げてるし、原発にも触れている。
書かれたのが2004年だから、日本の原発は安全てのがちょっとあれだが。
Posted by ブクログ
原子力発電、軽水炉、ウラン、プルトニウム、臨界、燃料棒、濃縮ウラン、高速増殖炉、MOX燃料、核融合、放射能、セシウム、ストロンチウム、水爆、中性子・・・などなど、震災以後に見聞きした原子力関係の用語の意味、仕組みを大まかに理解するのに良かった。
原子力の平和利用、原発の安全性などについては震災後の今となっては単純にうなづけるものではない。