羽賀翔一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレここで紹介するには珍しく、漫画の読書です。
吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』の漫画化したもので、
その原作は、乃木坂46の齋藤飛鳥ちゃんがこの漫画版が出る前に、
どこかで推薦していたのではなかったかな。
とても好内容でした。
主人公コペル君は優秀な中学生で、
いろいろな発見をするような人、
それも哲学的だったり社会学的だったりすることをよく発見する。
人間は自己中心的なものじゃないこと、
そしてほとんど意識はされていないけれど、
たとえば一つの製品に関わる人が大勢いるなど、
みんなが社会的に繋がっていること、
そして自尊心が大事なこと、
などなど、
オトナの僕が読んでも、背骨を矯正され -
購入済み
ベストセラーだけのことはある
中学生の頃に誰かに勧められて原作を読んだという記憶がある。当時はまだまだ他人事として、義務的に読み終えたように思う。今回、漫画として再登場し、ベストセラーになっていると知り、ずっと気になっていた。改めて読み返してみて、「ああ、私のこういう物の捉え方は、ここからも影響されていたのかもしれない。」と思うことがあった。世代を超えて読み続けられる価値のある本が、今の若者たちにも手に取ってもらいやすい形で出版されたことは、とても嬉しい。
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購入済み
読んでよかった‼
素晴らしい本です。今年小学生になる息子にも、分かるときが来たら読ませたいです。40歳を過ぎ心身両面で辛いことが続きました。この本を読んで、久しぶりに爽快な気分になれ、悩んでいたことにどう向き合っていったら善いか、府に落ちた感覚になりました。
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Posted by ブクログ
ネタバレものの見方や人間関係とはどんなものか。正しく、強く生きるとはどういうことか。
コペル少年におじさんから贈る珠玉のアドバイスが詰まった本。
1937年の作品であるが、その瑞々しさと輝きをもって 今も強く我々の心に 人間の在り方を語り掛ける。
消えてしまいたい失敗をすることもある。
なんとか言い訳を考えて、自分でそう認めまいとする。
そんなときにこの言葉を思い出せば、失敗を受け止めて、またきっと歩き出せる。
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後悔ばかり押しよせるって言ったよね・・・。
いま君は、大きな苦しみを感じている。
なぜそれほど苦しまなければならないのか。
それはね、
君が正 -
Posted by ブクログ
「人間」としてこの世に生きるとは、どういう意味か。漫画でサクッと読めるが、心にスッと入ってくる言葉を多く吸収できる本。
人間が人間たる所以は、「感動」と「苦痛」を感じられることにある。感動したこと、その意味について考え抜くことで、新たな発見がある。この本では特に、「苦痛」への向き合い方について書かれている。人間であれば、人や自分を裏切り、心に苦痛を感じる時があると思う。だけど、心に感じる苦痛は、人間が人間として正常でない状態から生じ、僕たちはその苦痛から、人間が本来あるべき姿をしっかり心に捕えることができる。だから、心に苦痛を感じる貴方は、人間としてどうあるべきか分かっている証拠だ。その時の行 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本の面白さを語るには、著者の言葉をそのまま引用するのが良いと思います。
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佐渡島氏は言います。
『あらゆる感情は、自分の行動や意思決定に影響している』
『思考と感情は密接な関係にあるので、日常生活において何かしらの思考活動をしている以上、感情も存在しているはず。それなのに私たちは、ほんの5分前の感情さえ、覚えていない(思いだせない)ことが多々あります』
『そもそも自分の感情をちゃんと認識できているのか?』
『感情には無自覚なものもあり、どんな感情ゆえに行動しているのか、自分では気づいていないことがある』
『怒りや焦り、恐れ、嫌