羽賀翔一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
人として立派な生き方とは何か、について考えさせられる作品であった。息子が大きくなったら読んで欲しい。
少年コペル君が学校であった出来事を深く振り返っているだけでなく、それを見てノートに残す叔父さんが良いメンターとなって、正しい道に向かっていく2人が美しく描かれていた。
個人的に
"世間には、悪い人ではないが、弱いばかりに、自分にも他人にも余計な不幸を招いている人が決して少なくない。人類の進歩と結びつかない英雄的精神も虚しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じように虚しいことが多いのだ。君も、いまに、きっと思いあたることがあるだろう。"
とい一節がかなりずっしりと入ってきた。
優しさと強 -
Posted by ブクログ
本作に登場する天動説と地動説が特に印象に残っている。
昔の人々は、天動説(地球を中心に他の天体が回転している)と信じていた。
それは、昔の人々が自分中心に世の中が回っていると考えたことに因んでいたのかもしれないと。
でも、人類は生きていくうちに地動説(中心になっているのは地球ではなく、地球自体が太陽の周りを自転しながら公転していたこと)に気づく。
私はこのことについて、これまでは地動説を発見することができた人類の科学的進歩に感動していた。
でも、本作を読んでからは、人間がモノや考え方を自分中心ではなく、俯瞰して見ることができるようになったという人類の心理的成長のようなもののも反映しているので -
Posted by ブクログ
素晴らしい人間、美しい心を持った人、思いやりの心
自分を信じなさい幸福が待ち受けていると信じ、それを少しでも疑ってはなりません。
その通り。
高校の英語のコミュニケーションと英語表現で
先生によって成績に大きな差があったが、
英語の能力は一緒なのに先生の授業に対する熱意が違ったから成績に差が出たのだと気づいた。
熱意や、やる気で運命が左右されてる自分の人生って目に見えないけど高校の成績表とか見ると可視化できてわかりやすい!
思いによって人生左右される
困っても迷っても挫折しても絶対大丈夫な自信を持って乗り越えるのか当たり前の状態に持っていける人間が本物のプロだと思う
中村天風
先入 -
Posted by ブクログ
まず、知らず知らずのうちに自己中心的になっていないかという問いは、まるで天動説のように自分を中心に世界を捉えがちな私にとって、ハッとさせられるものでした。一方で、地動説のように自分を相対化して判断することの重要性を感じました。
自身の内から湧き上がる感情や考えは、本質に近いものかもしれません。それらを大切にすることで、本当に大切にしたいものが見えてくるのではないかという視点は、自己理解を深める上で重要な示唆を与えてくれました。
また、自身の存在が多くの人々によって支えられているという当たり前ではない事実に改めて感謝の念を抱きました。
同時に、私は世の中に何を生み出せているのだろうか、消費す -
Posted by ブクログ
物の見方について。
コペルニクス・自分中心の考え方から脱却する。自分は広い世界の一分子にすぎない。
周りに何を言われても自分の信念に従って生きていける立派な人間になる。
真実の経験。実際に体験してみてわかることがある。自分が本当に感じたことや、真実心を動かされることから出発して、その意味を考えていく。あるとき、あるところで、ある感動を受けたという繰り返すことのないただ一度の経験の中に、どういう意味があるのか、よく考えてみる。
誤りは真実に対して、ちょうど睡眠が目覚めに対すると、同じ関係にある。人は誤りから覚めて、よみがえったように再び真理に向かうのを、私はみたことがある。ゲーテ。 -
Posted by ブクログ
自分の感情を細かく認知できるようなると、あらゆるアウトプットの質が高くなる。感情を理解することで、自分の価値観や行動特性を理解できたり、感情に脳が支配されずに冷静かつ主体的な行動が選択できたり、他人への過度な期待に苦しめられなくなったり、様々な効果がある。
感情に対して、認知、受容、(行動)選択のプロセスが紹介されている。
1.認知
感情には、強弱や基本感情が混ざったものがある。強弱は、イライラ、怒り、激怒のようなもので、混ざったものは、喜び(平穏)と信頼(受容)が混ざったものとして愛などがある。今感じているものが、どの感情なのか理解する(プルチックの感情の輪が有効なツール)。そして、何に -
Posted by ブクログ
数年前にマッチングアプリでこの佐渡島さんとマッチしたことがあるのですが、この人既婚だし何やってんだろと思いつつ、結局会うこともなくフェードアウトされた経験があってこの人が嫌いだったのですが、まぁスマホ越しの知らない相手の人格なんてあってないようなものだし、彼にとってはさしずめ本の制作に必要な実験のサンプルみたいなものだったでしょう。別に彼自身も人格者と思われたいわけじゃなさそうだしな。
本は良いこと書いてありました。『感情の輪』というツールを使用し冷静にシステマチックに自分の感情を分析し、自分ができる対応をとることができるというものです。
「怒り」を感じたのなら『感情の輪』で「怒り」と両隣に -
匿名
ネタバレ 購入済みジブリとはタイトル一緒なだけ
コペル君だけこれ殴られずに逃げおおせてるよね。
いや、謝罪は確かに大事だけど。
ジブリとは特に内容関係ない別物だから見ても見なくても -
Posted by ブクログ
自分の感情を抑えてできるだけニコニコして生きてきた私はそれが正しい生き方と思っていただけに、色々考えさせられる1冊でした。自分の感情がもっとコントロールできるのではないか?と思い手にとりましたが、むしろ自分の感情と向き合い、自分の正直な感情を知ろう、そこから始めようと考えさせられました。
最後のあとがきの内容は正直難しいと感じましたが、僕の解釈として、幸せになるためにするということが無意識にできるようになった時(無敵状態)に結果があとからついてくるのではないかと思いました。継続は力なり!
半分自分のためのメモ書きのような感想でした汗僕にとって気づきの1冊です!