江口夏実のレビュー一覧
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昔から変わらないもの、変わるもの。
現代の歪。昔から変わらないものは変わらず、しかし変わるものはありまして。鬼灯の冷徹ではそういった現代の歪をうまく地獄で表しているんですが、今回は瘟鬼の話がそれに当てはまります。現代社会が生んだ歪…ひきこもりニート、もはやそれ自体病原菌みたいなオチでくるのかなとおもったら家からでも全世界にウィルスをばら撒ける時代になりましたよ。妖怪ってそもそも社会の闇みたいな象徴ですから現代に直すとこうなるんだよなぁ。1000年後にはニートが妖怪として語られてたら面白いですな。
八寒地獄目線で地獄を再探検したり、地獄も国際問題で色々あったりと毎度うまく構成しているなーと思います。1話毎で完結するから話のストックもしなきゃいけないところでこうやって面白いネタも供給できるのがすごい。因幡の白兎とか昔幼稚園で劇やったなーと懐かしい気持ちで見れました。今回一番気に入ってるシーンは座敷わらしズと金魚草の笑い合い。怖いけどかわいいよねあの二人。 -
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新レギュラーキャラ追加に時代を経て出てきた話にも昔からの繋がりがかいま見えることが描かれていた9巻。
イタズラ好きが3人よればもはや悪事。今回追加されたレギュラーキャラ「座敷童子」の2人。姿形は可愛いものですが、鬼灯との相性抜群と言わざるを得ないイタズラ好きな模様。座敷童子というと赤いおべべにおかっぱっで人懐っこいという印象ですけど、彼女らは鬼灯イズムが感じられるイジりをしていきます。今回最大の被害者は桃タローくんでしたが、色んな所で好き勝手やってくれそうで楽しみです。やはり無邪気子供キャラというのは、物語に幅を出してくれますね。お子様ショーに付きそう鬼灯も保護者感覚で見れて好感度UPなんじゃないんでしょうか。
元ネタにこじつけていくのが世界。古来より神道や仏教などの神々は色んなところにこじつけられ、また世界でも同じようなパロディ合戦というかもはやなんでもありじゃねぇかと思わせてくれる置換があります。鬼灯の冷徹では様々な解釈で昔話を見せてくれますが、今回は現代の妖怪のひとつ「トイレの花子さん」のエピソードが印象的でした。八百万の神々が住まう日本ですから、厠の神も2人いてそれが花子さんの元になったかもしれないっていうのは時代のつながりを感じますね。まぁどこにでも神がいる日本ならではかもしれませんが今回の話は面白かったです。
鬼灯の冷徹も次で大台の10巻ですが、鬼灯のSっ気も衰えることなく進んでます。もうそろそろ狼狽えるというか弱点みたいなものも見てみたいですな。 -
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茄子の意外な特技が!しかしあの壁画怖すぎる(笑)近づいたら噛みつかれそうwwてか、噛みつくでしょww他にも閻魔大王以外の王様たちの登場や賑やかすぎる地獄のお盆事情や「地獄の沙汰とあれやこれ」でお馴染みのベルゼブブの奥様・リリスの来日と盛りだくさんな4巻。山神ファミリーも登場してどんどん登場人物が増えていく鬼灯の冷徹(笑)これまでは毎巻、動物の新キャラが登場していたような気がしたけれど4巻は悪魔や神様たちの新キャラたちが一気に増えましたね~。女の子のキャラが増えてきて紙面が華やかになるね~。でも一番好きなのはドSな鬼灯さん(笑)あの冴えたツッコミがたまらないww
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八寒地獄大運動会からはじまる8巻。今回もあの世知識豊富でへぇ~と思うなか急に現実感ある鬼灯のツッコミに大いに笑いました。
今回は日本以外の地獄話も多く描写されてました。古代エジプトでの秤やゼウスの浮気グセなどなど日本神話と符号することが多々あるんですね。こうして見ると確かに管轄が違うだけで根本的なとこは変わらない仕組みなのが面白いところだなと思いました。ランドと化した冥界とか一度行ってみたいです。
現世にさまよう幽霊たちも一網打尽。そりゃぁね幽霊ならあの世行く前に男のロマンを叶えたくなるのは、しょうがないじゃないっすか。あと死んだら遺品整理はさ、やっぱ死ぬ前にしっかりやっとかないと死んでまで秘密を暴かれて「死にたい」とか言いたくないからね!
浦島太郎・さるかに合戦とお伽話の転用も。お伽話とかイソップなどの絵本にもなってる話には諸説あって色々複雑ですが、鬼灯たちがいるおかげで筋が通ってるように思えますね。現代社会的に考えるとこんなもんじゃないかなというのがこの作品のコンセプトですが、動物園と化す不喜処地獄があまりにもギャップあって面白かったです。
いろんな事柄巻き込んで鬼灯の冷徹ワールドが着々と広がってくるのがどんどん心地良くなってまいりました。