蔵前仁一のレビュー一覧

  • 新ゴーゴー・アジア(下巻)

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    パキスタン北部から中国のカシュガルへ抜けるフンジュラーブ峠ルートの過酷さには、笑ってしまいそうになった。バスが道を通れない時は、ダイナマイトで岩を壊しながら進むんだって。旅人はなぜ、好きこのんでこんな苦しい道を行くのか。わからないでもないけど、わたしは無理だー!
    バングラデシュにもけっこうページさいてて、意外。
    この中で行ってみたいと思うのは、ベタだけどやっぱりトルコだな。
    アジアのおもしろさがよく伝わる本。
    行ってみようと思うかどうかは、その人次第。

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    2011年09月03日
  • 新ゴーゴー・アジア(上巻)

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    1980~90年代の様子が書かれてるので、興味深い。中国って行ったことないけど、すごいとこだったんだな~と思う。

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    2011年08月28日
  • スローな旅にしてくれ

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    蔵前さんの7冊目の著書で、「旅行人」が発行・発売までを手掛けた第1冊目の本を改題して文庫化したもの。第4章「旅をめぐって」(の特に後半部分)は共感できる内容が多く、何度もうなずいてしまいます。そして「愛と光のコメットさん」の話は何度読んでも面白い…。

    携帯電話もインターネットもない80年代、90年代の旅の苦労が語られていて、情報革命は旅行のスタイルも変えたのだなあ、と改めて考える次第です。

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    2010年04月19日
  • 旅人たちのピーコート

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    どの海外旅行者にも必ず一度は訪れる初めての旅行。戸惑いや不安は旅行を重ねるに従って徐々になくなり、自分なりのスタイルができてくるのでしょうが、初めての経験は、誰にとっても出発点として常に振り返れる場所であり思い出です。

    本書は蔵前さんの初めての海外旅行「僕のアメリカ一人旅」が収録されていて、他の著作とは少し違った趣。『旅行人』の編集の合間に短期で訪れたインド・ラダックやイエメンの旅行記もなかなか面白かった。

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    2010年03月30日
  • 旅ときどき沈没

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    何だか旅に引きずり込まれるような一冊。自身の旅で出会った人々の一言とその周辺の物語・出来事・思い出がまとめられています。思わず「あ~、こういうことあるな~」「こういう人いるな~」とうなずいてしまう次第です。

    解説にある「蔵前以後」の旅行記の特徴、は非常に的を得ていると思う。

    ①あくまでもカジュアルな日常的リアリズムに徹し、そこに私小説的な物語化や自己完結した過剰な思い入れや意味づけを紛れ込ませない。
    ②一見だれにでも書(描)けそうな平明な文章とイラストが情報性と信頼感、さらには参加・誘引性を高める。
    ③それらの相乗効果によって「私もしてみたい/私にもできそう」という同好ネットワークが形成さ

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    2010年03月21日
  • ホテルアジアの眠れない夜

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    変に形式ばらず、自然体で旅を続ける蔵前さん。そのゆるい雰囲気が存分に盛り込まれた彼の本は意外と面白く、かつて僕も大きく影響を受けたものです(世界旅行研究会の帰国報告書の書きかたとかに)。本書は『ゴーゴー・インド』、『ゴーゴー・アジア』に続く3作目。

    最終章の「旅が教えてくれたもの」に出てくる「世界を旅して、そこで生きるということは、その多様性を認め、尊重していくことでもある」という一文が好きです。同感です。

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    2010年03月18日
  • シベリア鉄道9300キロ

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    シベリア鉄道。ガイドブックほど「情報の羅列」ではなく、かといって個人的ばかりではない、程よい具合のシベリア鉄道本。

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    2010年01月18日
  • インドは今日も雨だった

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    『ゴー・ゴー・インド』から10年ぶりとなった蔵前さんのインド紀行。1997年発行だから、それももう10年以上前の話なのですね。僕にとっては、ダラムサラ、デリー、カルカッタ、ポカラ、カトマンズなど懐かしい場所、そして懐かしい宿の話が満載で、それだけでも嬉しい一冊です。初めての旅で描かれたイラストが収録されていて、蔵前ファンには眉唾もの。

    パハールガンジ(メインバザール)のイラストを見ていると、無性に旅に出たくなります。

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    2009年10月04日
  • 新ゴーゴー・アジア(下巻)

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    その飾らない文章と情報収集能力の卓越さが魅力の蔵前さんの、『ゴーゴー・インド』に続く2冊目の著書。初版の発行はもう20年も前です(1988年)。20年以上前のカンボジア旅行やチベット旅行の話など、それ自体が貴重なものも掲載されていて、アジア好きには必見です。改めて読み返してみると、イラストに限らず、意外と素敵な写真が多いのに驚かされます。

    自分が旅した場所、泊まった宿などがたくさん出てきて懐かしいです。

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    2009年10月04日
  • 新ゴーゴー・アジア(上巻)

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    その飾らない文章と情報収集能力の卓越さが魅力の蔵前さんの、『ゴーゴー・インド』に続く2冊目の著書。初版の発行はもう20年も前です(1988年)。20年以上前のカンボジア旅行やチベット旅行の話など、それ自体が貴重なものも掲載されていて、アジア好きには必見です。改めて読み返してみると、イラストに限らず、意外と素敵な写真が多いのに驚かされます。

    自分が旅した場所、泊まった宿などがたくさん出てきて懐かしいです。

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    2009年10月04日
  • 旅ときどき沈没

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    旅先で気にいった場所があれば、長逗留する事=沈没する。
    忙しく移動するパック旅行では気がつかなかったものが、沈没する事によって見えてくるものもある。
    著者がバックパックを背負って、世界中をうろうろする中で、出会った愉快な人々、とほほな事件の数々。
    ひとつひとつのエピソードは、短い文章と著者のイラストでまとめられている。
    読みやすい文章からは、著者のひょうひょうとした、ほど良い脱力さ加減が伝わってきて◎。
    のんびり沈没旅に出たくても、なかなか行けない総ての人におすすすめ。

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    2009年10月04日
  • 新ゴーゴー・インド

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    インドには多分行くことがないんだろうな〜と思うだけに
    こうして蔵前目線を通じて疑似体験できるのありがたいです。

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    2009年10月04日
  • 旅人たちのピーコート

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    旅行エッセイものはたくさんあるけど蔵前さんのはよく読みます。蔵前さんはイラストが上手くてとっても楽しい。どれも楽しく読めるけど今回は「南インド定食を食べつくす」は特に面白かった。食堂の臨場感やカレーの匂いまで感じられます!

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    2009年10月04日
  • 世界最低最悪の旅

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    蔵前さんが自分の雑誌「旅人」によせられた手紙などから厳選して、書かれた(いい意味で)ダメな日本人wの旅でのハプニング集
    まあ、普通にオモロイよ!!

    オモロ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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    2009年10月04日
  • 新ゴーゴー・インド

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    さてカナリインドに関する本を読み漁ったので、準備万端!といいたいところだけれど、読めば読むほどにあたし、インド人が信用できなくなってるんですけどー!(汗) でも今まで読んできたインド紀行本の中では、一番この本が勉強になったかも。面白さでは「インドなんて二度と行くか!」がよかったかもしれないけど。この本のラストに「それぞれの人の中にそれぞれのインドがある」と書いてあって、そうなんだろうなと想像できる。あたしもあたしのインドを探そう。

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    2009年10月07日
  • いつも旅のことばかり考えていた

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    蔵前さん珠玉のエッセイ75本。
    世界を旅するのがえらいんじゃない。じんせいすきにいきんしゃい!!

    なんだろう、この人の本はえらそばってなくてほんまにいい。
    人生の達観!?

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    2009年10月04日
  • 旅ときどき沈没

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    この一冊で世界を旅した気分になれる!!!・・・なんてキャッチコピーをよく見かけるけど、これはまさしくそんな本。
    世界の国々をおもしろ可笑しく知る事が出来る旅のお供にお薦めな一冊。

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    2009年10月04日
  • 新ゴーゴー・インド

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    イラストもストーリーも面白い。だけれども、古い本なので新しい内容になったら、更に良いと思う
    もう貧乏バックパッカーなんて令和にはやらないのが残念ですね

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    2023年07月24日
  • バルカンの花、コーカサスの虹

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    90年代、バックパッカー文化全盛の頃からずっと読んでいた自分からすると、筆者の個人旅行記はタッチは変わらずともコンテンツはずいぶん変わった印象。
    当時のアジアで頻発した面白ネタなど皆無で、まさに今風の旅行記だと思う。
    当時の貧乏旅行は、日本の経済力を背景にした贅沢な道楽だったということがいまさらながらわかってきたわけで、そういった環境をふまえ、この本では現在のバックパッカーの「今風の旅行記」、イーブンでフェアな旅になっているのはさすがというべき。
    それでも無意識の中で日本=経済大国、が前提になっている、言わば上目線な箇所もあり、2021年に読んだ自分としては必要以上にそこが気になった。ただ、実

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    2021年05月16日
  • インドは今日も雨だった

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    ネタバレ

    インドは絶対行けないだろうなあ。獣的なパワー、人の文章読んでるだけでお腹いっぱい(^_^;)
    痩せた人と牛と犬と。今はガンジス川が綺麗になってるって聞いたけど、今、この瞬間のインドは今までとは違うのかな?

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    2020年06月02日