蔵前仁一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「スローな旅にしてくれ』4
著者 蔵前仁一
出版 幻冬舎文庫
p93より引用
“しかし、「放浪の旅人」を気取り、内実の
ないロマンチックな旅人のイメージのみを語
るのは、ほとんど人々の無知につけこんでい
るとしか言いようがない。”
目次から抜粋引用
“安宿で一安心
私は方向音痴である
がんばれ旅行者たち
旅をめぐって”
グラフィックデザイナーでイラストレー
ターで旅人な著者による、旅と旅についての
おもいを綴ったエッセイ集。
「沈没日記」改題加筆文庫版。
旅の思い出から旅先での人々についてまで、
自筆のイラストと共に描かれています。
上記の引用は、旅についての著者の考えを
記した話での一節。
なにごとにつけても、人より違っているよう
に大げさに言うような人は、あまり信用しな
いほうがいいのかもしれませんね。
まあ、大げさで人と違ったことは、読み物と
してフィクションとして楽しむ分には、面白
くていいでしょう。鵜呑みにしないように、
気をつけて楽しめればいいと思います。
イラストの雰囲気と文章の雰囲気があって
いるのは、著者自身が両方書いているからで
しょうか?ふんわりとした感じが、読んでい
て疲れなくていい感じです。
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Posted by ブクログ
読書録「旅ときどき沈没」4
著者 蔵前仁一
出版 講談社
P187より引用
“居心地がよすぎて、なかなかそこを離れられず、旅行の大半を
そこで過ごす旅行者もいて、そういうのを旅行者用語で「沈没」
という。”
グラフィックデザイナーで旅行雑誌発行人である著者による、
旅先での人びととのやりとりを記した一冊。
旅でのお金の話からトラブルについてまで、自筆のイラストを
添えて書かれています。
上記の引用は、旅における沈没についての解説の一文。
毎日の仕事から解放されて、同じ楽しみを持った旅行者たちと過
ごせば、その場所から離れられなくなるのもわかる気がします。
一旦沈没してしまうと、自分から浮かび上がるのが難しそうで、
沈みっぱなしになる人もいるんだろうなと思いました。
あまりお金を使わないタイプの旅行の楽しさが、イラスト中に
にじみだしているような感じがします。
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Posted by ブクログ
何だか旅に引きずり込まれるような一冊。自身の旅で出会った人々の一言とその周辺の物語・出来事・思い出がまとめられています。思わず「あ~、こういうことあるな~」「こういう人いるな~」とうなずいてしまう次第です。
解説にある「蔵前以後」の旅行記の特徴、は非常に的を得ていると思う。
①あくまでもカジュアルな日常的リアリズムに徹し、そこに私小説的な物語化や自己完結した過剰な思い入れや意味づけを紛れ込ませない。
②一見だれにでも書(描)けそうな平明な文章とイラストが情報性と信頼感、さらには参加・誘引性を高める。
③それらの相乗効果によって「私もしてみたい/私にもできそう」という同好ネットワークが形成される。 -
Posted by ブクログ
読書録「人生を変える旅」3
編 蔵前仁一
出版 幻冬舎文庫
p102より引用
“ 旅に出るとさまざまな人に出会う。もち
ろん幸福な出会いばかりではない。親切に声
をかけてきた人が、旅行者から金をだましと
る詐欺師だったり、または、(女性の場合)
ナンパだったりして腹が立つことも多いので
ある。当然のことながら、観光地でにこやか
な表情をして「ニホンジン、トモダチ」と声
をかけてくる奴に、本当のトモダチはまずい
ない。”
目次より抜粋引用
“カルチャーショックが物の見方を変える
生活を知る
人と出会う
旅立ち
人生は旅だ”
グラフィックデザイナーで旅人向けの雑誌
を作っている編者による、旅行者たちの体験
記を集めた一冊。他社刊行作「世界の果てま
で行きたいぜ!」「世界が私を呼んでいた!」
再編集、改題・加筆文庫版。
異文化との強烈な出会いから長期旅行者の
旅先での日々についてまで、イラスト・写真
を交えて構成されています。
上記の引用は、旅先での人との出会いにつ
いての体験をまとめた章での一節。
多くの人は自分の利益を求めて生きているで
しょうから、こういう出会いの方が多くなる
のは仕方ないのでしょうね。今の今まで見ず
知らずだった人が、自分のために無償で時間
と労力を使ってくれることなんて、そんなに
あるはずもないのではないでしょうか。そう
いう人に出会えた幸運な人が、旅に再び出る
のかもしれません。嫌な思いをしてなお旅に
出ようという人は、鋼の精神の持ち主なので
しょう。
せいぜい一年に一度、一泊旅行に行くか行
かないかの私には、自分で体験することは無
いであろう出来事が記されていて、少し憧れ
を覚える一冊です。
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Posted by ブクログ
読書録「ホテルアジアの眠れない夜」3
著者 蔵前仁一
出版 講談社
p41より引用
“要するに自分の中にあるものが旅によって引き出されてくるだ
けなのだから、どんなに長く多く旅しても、何もない人からは何
も出てこないのだ。”
世界各地を旅し、個人旅行者向けの情報誌を発行する著者によ
る、アジアを旅して周った体験を元に記した一冊。
一泊六十円の宿から大槻ケンヂ氏との対談まで、自筆のイラス
トや旅先の風景・品物の写真とともに書かれています。
上記の引用は、長期旅行者について書かれた章での一文。
旅行をすることがなくても、自分の中からにじみ出る雰囲気が良
くなるように、今の時間を過ごさなければなと思いました。
しかしまぁ、本当に色々な人がいるものだなと思います。
私は若い時にそれほど旅行に興味が無かったので、バックパッカ
ーになる機会もありませんでした。次にゆっくりと旅行が出来る
のは、きっと年を取り切ってからでしょう。だからその時旅を楽
しめるように、今はしっかりと毎日仕事をしなければなと思いま
す。
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