蔵前仁一のレビュー一覧

  • スローな旅にしてくれ

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    読書録「スローな旅にしてくれ』4

    著者 蔵前仁一
    出版 幻冬舎文庫

    p93より引用
    “しかし、「放浪の旅人」を気取り、内実の
    ないロマンチックな旅人のイメージのみを語
    るのは、ほとんど人々の無知につけこんでい
    るとしか言いようがない。”

     目次から抜粋引用
    “安宿で一安心
     私は方向音痴である
     がんばれ旅行者たち
     旅をめぐって”

     グラフィックデザイナーでイラストレー
    ターで旅人な著者による、旅と旅についての
    おもいを綴ったエッセイ集。
    「沈没日記」改題加筆文庫版。
     旅の思い出から旅先での人々についてまで、
    自筆のイラストと共に描かれています。

     上記の引用は、旅についての著者の考えを
    記した話での一節。
    なにごとにつけても、人より違っているよう
    に大げさに言うような人は、あまり信用しな
    いほうがいいのかもしれませんね。
    まあ、大げさで人と違ったことは、読み物と
    してフィクションとして楽しむ分には、面白
    くていいでしょう。鵜呑みにしないように、
    気をつけて楽しめればいいと思います。
     イラストの雰囲気と文章の雰囲気があって
    いるのは、著者自身が両方書いているからで
    しょうか?ふんわりとした感じが、読んでい
    て疲れなくていい感じです。

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    2015年04月03日
  • 旅ときどき沈没

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    読書録「旅ときどき沈没」4

    著者 蔵前仁一
    出版 講談社

    P187より引用
    “居心地がよすぎて、なかなかそこを離れられず、旅行の大半を
    そこで過ごす旅行者もいて、そういうのを旅行者用語で「沈没」
    という。”

     グラフィックデザイナーで旅行雑誌発行人である著者による、
    旅先での人びととのやりとりを記した一冊。
     旅でのお金の話からトラブルについてまで、自筆のイラストを
    添えて書かれています。

     上記の引用は、旅における沈没についての解説の一文。
    毎日の仕事から解放されて、同じ楽しみを持った旅行者たちと過
    ごせば、その場所から離れられなくなるのもわかる気がします。
    一旦沈没してしまうと、自分から浮かび上がるのが難しそうで、
    沈みっぱなしになる人もいるんだろうなと思いました。
     あまりお金を使わないタイプの旅行の楽しさが、イラスト中に
    にじみだしているような感じがします。

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    2013年09月16日
  • スローな旅にしてくれ

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    今まで読んだ旅本のなかで、一番ゆる~い。
    海外一人旅とかっていうと、やったことない人はものすごく想像を膨らませるかもしれないけど、だいたいこの本のような感じではないかな。
    スポンサーつけてとかとはおよそ次元が違う話ですね。

    知ったかもせず、誇張もせず、まさに等身大の旅って感じです。
    それでも、80年代の世界を歩いているからやはり著者はすごいと思います。

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    2012年08月04日
  • スローな旅にしてくれ

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    蔵前さんの7冊目の著書で、「旅行人」が発行・発売までを手掛けた第1冊目の本を改題して文庫化したもの。第4章「旅をめぐって」(の特に後半部分)は共感できる内容が多く、何度もうなずいてしまいます。そして「愛と光のコメットさん」の話は何度読んでも面白い…。

    携帯電話もインターネットもない80年代、90年代の旅の苦労が語られていて、情報革命は旅行のスタイルも変えたのだなあ、と改めて考える次第です。

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    2010年04月19日
  • 旅人たちのピーコート

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    どの海外旅行者にも必ず一度は訪れる初めての旅行。戸惑いや不安は旅行を重ねるに従って徐々になくなり、自分なりのスタイルができてくるのでしょうが、初めての経験は、誰にとっても出発点として常に振り返れる場所であり思い出です。

    本書は蔵前さんの初めての海外旅行「僕のアメリカ一人旅」が収録されていて、他の著作とは少し違った趣。『旅行人』の編集の合間に短期で訪れたインド・ラダックやイエメンの旅行記もなかなか面白かった。

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    2010年03月30日
  • 旅ときどき沈没

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    何だか旅に引きずり込まれるような一冊。自身の旅で出会った人々の一言とその周辺の物語・出来事・思い出がまとめられています。思わず「あ~、こういうことあるな~」「こういう人いるな~」とうなずいてしまう次第です。

    解説にある「蔵前以後」の旅行記の特徴、は非常に的を得ていると思う。

    ①あくまでもカジュアルな日常的リアリズムに徹し、そこに私小説的な物語化や自己完結した過剰な思い入れや意味づけを紛れ込ませない。
    ②一見だれにでも書(描)けそうな平明な文章とイラストが情報性と信頼感、さらには参加・誘引性を高める。
    ③それらの相乗効果によって「私もしてみたい/私にもできそう」という同好ネットワークが形成される。

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    2010年03月21日
  • ホテルアジアの眠れない夜

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    変に形式ばらず、自然体で旅を続ける蔵前さん。そのゆるい雰囲気が存分に盛り込まれた彼の本は意外と面白く、かつて僕も大きく影響を受けたものです(世界旅行研究会の帰国報告書の書きかたとかに)。本書は『ゴーゴー・インド』、『ゴーゴー・アジア』に続く3作目。

    最終章の「旅が教えてくれたもの」に出てくる「世界を旅して、そこで生きるということは、その多様性を認め、尊重していくことでもある」という一文が好きです。同感です。

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    2010年03月18日
  • インドは今日も雨だった

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    『ゴー・ゴー・インド』から10年ぶりとなった蔵前さんのインド紀行。1997年発行だから、それももう10年以上前の話なのですね。僕にとっては、ダラムサラ、デリー、カルカッタ、ポカラ、カトマンズなど懐かしい場所、そして懐かしい宿の話が満載で、それだけでも嬉しい一冊です。初めての旅で描かれたイラストが収録されていて、蔵前ファンには眉唾もの。

    パハールガンジ(メインバザール)のイラストを見ていると、無性に旅に出たくなります。

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    2009年10月04日
  • 旅ときどき沈没

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    旅先で気にいった場所があれば、長逗留する事=沈没する。
    忙しく移動するパック旅行では気がつかなかったものが、沈没する事によって見えてくるものもある。
    著者がバックパックを背負って、世界中をうろうろする中で、出会った愉快な人々、とほほな事件の数々。
    ひとつひとつのエピソードは、短い文章と著者のイラストでまとめられている。
    読みやすい文章からは、著者のひょうひょうとした、ほど良い脱力さ加減が伝わってきて◎。
    のんびり沈没旅に出たくても、なかなか行けない総ての人におすすすめ。

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    2009年10月04日
  • 旅人たちのピーコート

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    旅行エッセイものはたくさんあるけど蔵前さんのはよく読みます。蔵前さんはイラストが上手くてとっても楽しい。どれも楽しく読めるけど今回は「南インド定食を食べつくす」は特に面白かった。食堂の臨場感やカレーの匂いまで感じられます!

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    2009年10月04日
  • 世界最低最悪の旅

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    蔵前さんが自分の雑誌「旅人」によせられた手紙などから厳選して、書かれた(いい意味で)ダメな日本人wの旅でのハプニング集
    まあ、普通にオモロイよ!!

    オモロ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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    2009年10月04日
  • いつも旅のことばかり考えていた

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    蔵前さん珠玉のエッセイ75本。
    世界を旅するのがえらいんじゃない。じんせいすきにいきんしゃい!!

    なんだろう、この人の本はえらそばってなくてほんまにいい。
    人生の達観!?

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    2009年10月04日
  • 旅ときどき沈没

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    この一冊で世界を旅した気分になれる!!!・・・なんてキャッチコピーをよく見かけるけど、これはまさしくそんな本。
    世界の国々をおもしろ可笑しく知る事が出来る旅のお供にお薦めな一冊。

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    2009年10月04日
  • インドは今日も雨だった

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    ネタバレ

    インドは絶対行けないだろうなあ。獣的なパワー、人の文章読んでるだけでお腹いっぱい(^_^;)
    痩せた人と牛と犬と。今はガンジス川が綺麗になってるって聞いたけど、今、この瞬間のインドは今までとは違うのかな?

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    2020年06月02日
  • 人生を変える旅

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    読書録「人生を変える旅」3

    編 蔵前仁一
    出版 幻冬舎文庫

    p102より引用
    “ 旅に出るとさまざまな人に出会う。もち
    ろん幸福な出会いばかりではない。親切に声
    をかけてきた人が、旅行者から金をだましと
    る詐欺師だったり、または、(女性の場合)
    ナンパだったりして腹が立つことも多いので
    ある。当然のことながら、観光地でにこやか
    な表情をして「ニホンジン、トモダチ」と声
    をかけてくる奴に、本当のトモダチはまずい
    ない。”

    目次より抜粋引用
    “カルチャーショックが物の見方を変える
     生活を知る
     人と出会う
     旅立ち
     人生は旅だ”

     グラフィックデザイナーで旅人向けの雑誌
    を作っている編者による、旅行者たちの体験
    記を集めた一冊。他社刊行作「世界の果てま
    で行きたいぜ!」「世界が私を呼んでいた!」
    再編集、改題・加筆文庫版。
     異文化との強烈な出会いから長期旅行者の
    旅先での日々についてまで、イラスト・写真
    を交えて構成されています。

     上記の引用は、旅先での人との出会いにつ
    いての体験をまとめた章での一節。
    多くの人は自分の利益を求めて生きているで
    しょうから、こういう出会いの方が多くなる
    のは仕方ないのでしょうね。今の今まで見ず
    知らずだった人が、自分のために無償で時間
    と労力を使ってくれることなんて、そんなに
    あるはずもないのではないでしょうか。そう
    いう人に出会えた幸運な人が、旅に再び出る
    のかもしれません。嫌な思いをしてなお旅に
    出ようという人は、鋼の精神の持ち主なので
    しょう。
     せいぜい一年に一度、一泊旅行に行くか行
    かないかの私には、自分で体験することは無
    いであろう出来事が記されていて、少し憧れ
    を覚える一冊です。

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    2020年01月04日
  • スローな旅にしてくれ

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    旅はスローでリラックスが肝心。疲れたら“沈没”(=長逗留)してしまおう!するとあら不思議、見えないものが見えてきたりする。アジア・アフリカ・ヨーロッパ…、世界を駆け巡る旅人・蔵前仁一が沈没先で出会った愉快な人々、トホホな事件の数々。しんどいこともあるけれど、やっぱり旅はやめられない。読んでるだけで幸せになる全40編。(表紙裏)

    『沈没日記』の文庫版。

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    2019年02月12日
  • 人生を変える旅

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    読者投稿型のエッセイ集。一つ一つが短くタイトルの割に内容が薄い。旅とはとにかく「人間との出会い」。その印象が全てだと感じた。中のエッセイ集でもとにかく描かれているのは人との出会いの話ばかりだ。

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    2018年01月23日
  • 世界最低最悪の旅

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    著者が刊行する雑誌の総集、いわゆる読者から投稿された話の寄せ集めとなっている本。

    この本は10年前に刊行され、内容は1990年台(わたしが生まれるくらい)の話が多い。それだけに時代を感じさせる内容や現在では考えられない内容まである。話はおもしろいか?といわれると考えてしまうくらいのレベル。どちらかといえば、みんな旅行中に困ったんだなというのと、昔の人は今よりもアグレッシブな旅をする人が多いなという感想。

    今このタイプの本を出すとどういった内容が集まるのか。

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    2016年02月28日
  • 世界最低最悪の旅

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    読者の投稿を集めた一冊。

    やっぱり記憶に残ってるのって
    ハプニングや怒りや珍道中。

    「今までのん気に旅してきたが、
     自分が微妙な運命のはざまを、
     わずかな時間差ですり抜けていたことを
     肌で感じる旅だった。」

    生きてるから話せるし
    生きてるから笑える。

    ちいさくて下らない一瞬でも
    かけがえのない時間なんだろうなあ。

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    2014年10月07日
  • ホテルアジアの眠れない夜

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    読書録「ホテルアジアの眠れない夜」3

    著者 蔵前仁一
    出版 講談社

    p41より引用
    “要するに自分の中にあるものが旅によって引き出されてくるだ
    けなのだから、どんなに長く多く旅しても、何もない人からは何
    も出てこないのだ。”

     世界各地を旅し、個人旅行者向けの情報誌を発行する著者によ
    る、アジアを旅して周った体験を元に記した一冊。
     一泊六十円の宿から大槻ケンヂ氏との対談まで、自筆のイラス
    トや旅先の風景・品物の写真とともに書かれています。

     上記の引用は、長期旅行者について書かれた章での一文。
    旅行をすることがなくても、自分の中からにじみ出る雰囲気が良
    くなるように、今の時間を過ごさなければなと思いました。
     しかしまぁ、本当に色々な人がいるものだなと思います。
    私は若い時にそれほど旅行に興味が無かったので、バックパッカ
    ーになる機会もありませんでした。次にゆっくりと旅行が出来る
    のは、きっと年を取り切ってからでしょう。だからその時旅を楽
    しめるように、今はしっかりと毎日仕事をしなければなと思いま
    す。

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    2013年08月11日