あらすじ
インドを愛する旅行者たちに読み継がれてきた伝説のインド紀行『ゴーゴー・インド』を、旅行人から新たに出し直します。未発表イラスト、カラーページを大幅追加、新しいデータも加えた『新ゴーゴー・インド』をお楽しみください。
※本書は1986年、凱風社から出版された『ゴーゴー・インド』を、一部加筆・修正したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
蔵前さん30歳のデビュー作。さばさばとして、押しつけがましくない書きかた・描きかたに、僕もかなり影響を受けたものです。ページの下4分の1ほどが語彙の説明にあてられているところも分かりやすく、インド個人旅行の入門書といった様相を呈しています。
読み返すと、自分もかつて滞在していた懐かしいインド、右も左もよく分からないまま旅を続けていた10代の自分が蘇って来て、心が温かくなります。
Posted by ブクログ
リニューアルされる前の本を、一度パラパラとめくった覚えがあったのだけれど、じっくり読んだことはなかったので購入。
文句なしに面白いです。
面白いイラスト&読み応えのある文章、面白くてあっという間に読んでしまった。編集の切り口(旅行エッセイにありがちな、場所ごとや時間軸での話ではなく、物事別)もわかりやすくて良いです。
バックパッカーでなくても、十分に楽しめる内容だし、インドに行く人&行った人のためになる本だと思う。
この本で、著者が「旅行人」を立ち上げた人だと知りました。
旅行人の本に結構お世話になってたので、「ああ、この人だったのか…」と妙に納得しました(笑)。
Posted by ブクログ
時系列ではなく、エピソード別の構成になっている。
こういう本は、貧乏自慢やサバイバル自慢になってしまうのが多いけど、蔵前さんの本はいやみがなくて、読みやすい。
それにしても、インドえげつない!
これは十年前の本で、蔵前さんが旅したのはさらにもっと前だけど、バラナシとかは根本的には変わってないんじゃないかなぁ。
Posted by ブクログ
さてカナリインドに関する本を読み漁ったので、準備万端!といいたいところだけれど、読めば読むほどにあたし、インド人が信用できなくなってるんですけどー!(汗) でも今まで読んできたインド紀行本の中では、一番この本が勉強になったかも。面白さでは「インドなんて二度と行くか!」がよかったかもしれないけど。この本のラストに「それぞれの人の中にそれぞれのインドがある」と書いてあって、そうなんだろうなと想像できる。あたしもあたしのインドを探そう。
Posted by ブクログ
イラストもストーリーも面白い。だけれども、古い本なので新しい内容になったら、更に良いと思う
もう貧乏バックパッカーなんて令和にはやらないのが残念ですね
Posted by ブクログ
私が生まれた年に出された本だから、今のインドはだいぶ変わってるんだろうな、昔はこうだったんだな、という感覚で読んだ。ここに書いてあることから、今インドがどう変わってるか、見てくる、という感じになりそうだなぁ。
Posted by ブクログ
インド旅行記。旅行とはいっても中途半端な旅ではない。
「住むように、暮らすように旅する」といったどっぷりインドに浸かりきった、ディープな旅行記。
さくら剛さんの著書でインドには興味津々であるが、それよりももう少し前にかかれたモノらしい。コチラの方が元祖インド旅行記なのだ。
さすがに年単位で過ごさねば得られない空気感が本書より感じられる。国が違えば考え方や価値観が異なると頭では解っていても、実際の衝撃はかなり大きなモノであろう。
視野を広げたい、多角的なモノの考え方を持ちたいなど自分を高めたい人は、こういった丸っきり文化の異なる国へ行くと何かが見つかるかも知れない。