古屋美登里のレビュー一覧

  • 飢渇の人 エドワード・ケアリー短篇集

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    エドワード・ケアリーの「おちび」が妙に味があって面白かったので,買ってみた.ジワジワきますね.繰返し読むタイプの本だと思います.

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    2021年09月12日
  • 飢渇の人 エドワード・ケアリー短篇集

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    吹き溜まり
    1. 雪や落ち葉などが、風に吹きよせられてたまっている場所。
    2. 行き場のない人たちが、自然と寄り集まる所。

    「吹溜りは孤立した部屋で見つかることになっている」

    「ご存じのように、大半の吹溜りはあえて沈黙しているが、言葉を発するものもいる」

    最初の「吹溜り」を読んだ時に、大好きな、「アイアマンガー三部作」を思い出しました。上記の、哀愁ある雰囲気の中にも、茶目っ気溢れる様が、奇妙さと共に、親しみやすさを感じさせるところなんか、まさに一緒です。

    ただ、どうしてもイラストの怖さに目がいくと思うのですが(表紙を見るとね)、物語を読んだ後は、その印象も変わると思います。もちろん、イ

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    2021年08月15日
  • 飢渇の人 エドワード・ケアリー短篇集

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    『バートン夫人』『私の仕事の邪魔をする隣人たちへ』『おが屑』『毛物』◎、そしてやっぱり私も『パトリックおじさん』がサイコーです。

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    2021年07月24日
  • 飢渇の人 エドワード・ケアリー短篇集

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    イラストと相まって、すごく奇妙で幻想的な作品ばかりで、短篇ながら強烈な印象を受けるものが多かった。どれも面白かったが、「私の仕事の邪魔をする隣人たちへ」「パトリックおじさん」がお気に入り。

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    2021年07月12日
  • おちび

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    かなりの分厚さで速読する私でも何日もかかって読んだ。主人公実在した人物とのこと
    特に少女時代の話は夢中になって読んだ。彼女の生涯に書かれた本
    時はフランスルイ16世の頃
    大きな変革飲み込まれ生きていった1人の女性の話

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    2021年04月04日
  • 蜜のように甘く

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    表紙は御本人?いつものように予備知識なく手に取り、なんかヨーロッパっぽいのかなー、と思ったらプロビデンスの人だって。アメリカの超北東。しまった短編(苦手)だよ。これがいい短編だった。沢山この人の書く物読みたいと思わせるし、上手い。皆さん褒めてらっしゃるけど、もうね、嫌いな人はいないだろう。強烈な個性っていうんじゃないんだけど、なんかさ、ぼーっとお茶してる時に、誰か入店してきて、なんとも言えず素敵な人っているじゃん?余裕あって、こっちがジロジロ見てんのに気にしない人。そういう感じがした。うーん駄目な感想。

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    2020年11月12日
  • 穢れの町

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    ネタバレ

    アイアマンガー3部作の2作目…というか、第2巻。

    前巻のゴミだらけで煙ってて薄汚いイメージがさらにパワーアップした本作。ゴミの山とロンドンの間にある「穢れの街」を舞台に、10シリング金貨になってしまった(?)前作の主人公を探す、前作のヒロイン(っぽくないが)が大活躍する。

    本作で一番気になる人物が「ビナディット」。この男、ゴミの山で生まれ育ち、ゴミを服装どころか皮膚のように身にまとい、身体にうごめく昆虫や小動物を食して生きているというとんでもない汚物人間。ゴミどもに「父」と慕われるこの男がヒロインとキスをするシーンがあるのは圧巻。こんなに萌えないキスシーンは初めてだ!

    前作同様、本作もと

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    2020年09月03日
  • 堆塵館

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    ネタバレ

    スチームパンク?…ともまた違うか。塵芥を集積したロンドン郊外に住むアイアマガー一族と彼らの召使とその皆が住む大きな屋敷の物語。

    塵芥の山に立つ屋敷が舞台なのだから、汚れに汚れた不潔な世界観、人間関係もゴチャゴチャ、登場人物たちも好人物っぽいのは一切いない。主人公もなんだかフワフワだし、ヒロインは泥棒だし、それ以外の全員が悪役的。なのに、そのすべてがちょっと気になるというか居心地がいいというか。なんという世界観だ、これ?

    この1冊だけを手に取ってみたが、早く続きが読みたい。
    ところで、3部作というより、全3巻なのではないだろうか?でないと、このラストは締めになってないぞ。

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    2020年07月31日
  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件

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    期待したほどの面白さではなかったけど、充分に読む価値があった思う。
    食人に関する食べる側の思考については一定の類型が視られるのだなと思う。
    もう、地球上には、習慣的に食人する人たちはいないのであろうなぁ。

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    2020年07月07日
  • 穢れの町

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    舞台を移した穢れの町が堆塵館のあるゴミ山とロンドンの間にあって,それが滅ぼされるというすごい展開の中で、再び巡り会うクロードとルーシー.物と人間の謎を秘めた関係が次第に明らかになってきた.新たに登場するロンドンに住む本当の?人間たち.アイアマンガーはどう攻撃を仕掛けるのか,クロードはどうするのか,いよいよ盛り上がる次巻,楽しみだ.

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    2020年02月11日
  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件

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    小中学生の頃に愛読していた「ポケットムー」シリーズの「世界謎の10大事件」という巻に、確か"秘境に消えたロックフェラー"というサブタイトルで収蔵されていたと記憶している。
    以来、これまでにこの失踪事件を扱った記事や書籍は何度か読んだが、当時のオランダ政府やインドネシア政府にアメリカ政府、そしてもちろん現場となったパプアニューギニアの政治的関係や立場を分析し、さらにはロックフェラー家と美術品収集の因縁にまで踏み込んで詳細に報告したものに接するのは初めてだ。
    マイケル・ロックフェラーが辿った命運については、本書の序盤でいきなり結論めいた描写が生々しく綴られるが、そのショッキング

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    2019年11月27日
  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件

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    表紙とタイトルにひかれて、池袋のジュンク堂で買った。
    ホラーとかそっち系かなと思って買ったけど、実際に起きた事件をもとに書かれた本だった。

    とても面白くて、あっという間に読み終えて、久々に満足した本になった。名前がややこしくて、時々混乱したけど、描写が事細かで、まざまざと風景が浮かんで、ドキュメンタリー映画を見ているようだった。

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    2019年09月11日
  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件

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    そんなことがあったのかと好奇心だけで読み始めた。
    異文化の理解とか交流とか簡単にいうけど、そんな甘いものではないということがよくわかる。
    自分たちの価値観の中の、上から目線なんて、もってのほかだ。

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    2019年08月09日
  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件

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    マイケル・ロックフェラー失踪事件の事すら知らなかったが、未解決事件には興味がある。軽い気持ちで読んでみた。
    著者がたどり着いた真相はいきなり冒頭で明かされる。それは丹念に当時の記録や関係者の証言を辿れば、「事実」としては浮かび上がる。しかし、この本の本質はそれが「なぜ」行われたかであり、そもそも我々が「プリミティブ」「未開」と呼ぶ人びとをどう捉えていたのか、分かろうとしていたのかという問いに繋がる。
    殺人、ましてカニバリズムはこの現代社会、この文明に生まれた我々にとっては常識を超えた行為であり、犯罪である。しかし、その思考とは全く異なる思考、文化、文明で生きてきた人びとが確実に存在する。
    そう

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    2019年06月27日
  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件

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    そういえば文化人類学の授業好きだったわー、と思い出させてくれた。
    ロックフェラーの御曹司失踪という謎の解明よりも、そういった意味合いが強い内容だったが、面白く読めた。
    ノンフィクションもいいね!

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    2019年04月19日
  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件

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    期待の亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズI。

    1961年に、ロックフェラーの後継者がパプアニューギニアで消息を絶つ。

    カニバリズムという文化が少し前まであったことにも驚く。

    筆者であるホフマン氏が、この失踪事件の真相を追い求める過程、現地アスマットに住み、その価値観。世界観を共有しようとする姿というか、理解しようとする姿勢、それに基づく後半の記述に圧倒された。

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    2019年04月16日
  • 肺都

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    ネタバレ

    終わった。
    凄まじかった。ロンドンの汚さ(こんな生易しい表現では伝えきれない)。臭いも想像するだけで吐き気がした。その時代はそんな街だったのでしょうね。
    三部作を通して、ルーシー・ペナントの強さに何度も勇気づけられた。
    ローランド・カリスの人としての矜持に心打たれた。
    そしてこの一見不気味な挿絵の、くせになる感じがたまらなかった。もうこの絵以外は考えられない。
    映画化するんてすかね?後書きにあったように、私もティム・バートン監督に撮ってほしいなあ。

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    2019年03月27日
  • 穢れの町

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    ネタバレ

    のめり込んで読んだ。またまた離れ離れになる二人。続きが気になっていても立ってもいられない。
    深緑野分さんの解説がすごく的を得ている。相性の良い本との出会い…。この著者の本をもっと読んでみたい。誕生の品と言っていいものがものが私にもあったかな…。色々思考が広がっていく。

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    2019年03月14日
  • 帰還兵はなぜ自殺するのか

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    イラク戦争に200万の兵士が行き、50万がPTDSになった。その兵士たちと家族の抱えた悲劇。
    自衛隊に何が起きるのか、その結果、本人と日本社会はどれほどの後遺症の負担に苦しむことになるのか。想像するに余りある。
    戦争はしてはいけないし、本来日本社会の持つ力ではできるものではないのだと痛感する。

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    2018年09月21日
  • 肺都

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    アイアマンガー三部作完結編。
    冒険に継ぐ冒険で、息をつく間もなく、読ませる三冊でした。
    でも中心を流れるのはロマンスだったのね。

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    2018年02月03日