望楼館追想

望楼館追想

望楼館、かつては田舎の大邸宅だったが、今や積み重なった歳月に埋もれたかのような古い集合住宅。そこに住んでいるのは、自分自身から逃れたいと望む孤独な人間ばかり。テレビドラマの世界に生きる女、汗と涙を流し続ける男、人間であることを忘れ犬のように暮らす女……。語り手であるフランシスは、常に白い手袋をはめ、他人が愛した物を蒐集し、秘密の博物館に展示している。だが、望楼館に新しい住人が入ってきたことで、忘れたいと思っていた彼らの過去が揺り起こされてゆく。鬼才ケアリーのデビュー作にして比類ない傑作、ここに復活!/解説=皆川博子

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望楼館追想 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とにかく最初から濃い。半分迄はなかなか入り込めず疲れてしまったが後半父母の記憶の章からは一気読みだった。前半と後半で味わいが変化する、というより早々キャラが減ってしまった時にはどうするの?!と思ったけれどそれもあの建物の歴史の一つとして飲み込まれた。まさにアイアマンガーシリーズで描かれた話の萌芽がこ

    0
    2023年06月18日

    Posted by ブクログ

    アイアマンガーシリーズで魅了されたエドワード・ケアリーのデビュー作。
    物にこだわる細かさ、ゴミが集積され圧迫される様、等デビュー作からケアリーはケアリーだった。

    不思議な不思議なお話で、好みではない人にはまったく理解できないだろうと思う。
    でも、忘れられないお話し、キャラ達です。

    0
    2024年07月24日

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】
    その昔は荘厳な貴族の館としてそびえ立っていたが、今や古く汚い集合住宅と化してしまった、望楼館。
    誰も寄り付かないこの館に残った、孤独で奇妙な7人の住人。
    だが、望楼館にやってきた新しい住人によって、彼らの忘れられた過去が蘇り、向き合うことになる。

    【感想】
    ジョジョの敵キャラだけを集

    0
    2023年11月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    皆川博子「随筆精華Ⅱ 書物の森への招待」の推薦で興味を持った作家。
    結構分厚いので寝かせていたが、思い立って。
    (文春文庫「もっと厭な物語」で「私の仕事の邪魔をする隣人たちに関する報告書」既読だが、記憶にない)
    章立てが細切れなので、割と読みやすかった。
    つっても焦点の当たる人物が8人いるので、拡散

    0
    2025年01月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後まで頑張って読んだが、自分には残念だが全く合わなかった。決して読みずらい文体ではなく、主人公に
    ただただ共感できない。だれかの替わりに生きていて、成長過程も複雑で可哀想だとも思うけど、やってることはただの泥棒だし、悪質だと思った。愛されてないから、他人の愛の物品が欲しかったんだろうか?
    最後は、

    0
    2023年03月03日

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