わたしの香港 消滅の瀬戸際で

わたしの香港 消滅の瀬戸際で

2,750円 (税込)

13pt

4.0

〈デモでたたかう若者は何を守りたかったのか〉
絶望的な状況にあっても人々は、文学を読み、音楽を聴き、未来を思い描く。
迷いや葛藤を抱えて生きる人々、そして失われゆく都市の姿を内側から綴ったノンフィクション。

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それでも香港はそこに生きる人が愛さずにはいられない文化が息づく街である。
本土に吞まれていく旧植民地の矛盾や葛藤、そして魅力を柔らかく繊細な感性で描く。

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都市から自由が消えていく様に、ともに迷い、引き裂かれつつも、 そこで生きようとする人々の姿に迫っていく。
ミレニアル世代の著者が記録する激動の一九九七年から二〇二〇年。

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【目次】
■はじめに
■断り書き
■二〇二一年、香港の地図

第一部
■一九九七年
■祭りとしきたり
■パラレル・ワールド

第二部
■二〇〇三年
■二十二人のルームメート
■二〇一四年
■五里霧中

第三部
■インターナショナル・スクール出身者
■言語を裏切る者
■工場へようこそ
■煉獄の都市

■謝辞
■訳者あとがき
■原註

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わたしの香港 消滅の瀬戸際で のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    返還前に香港に行った。狭い土地に多くの人が住むためには、高層ビルが建つしかないのだな、と納得の外観だった。中国語も勉強していたが、香港へ行っても、英語が通じるので楽だった。とはいえ、中国でありながら、中国ではない場所。本来中国の領土だった香港が、中国に戻るのは、植民地支配が終わることを意味するので、

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    消え行く香港の姿を自らの自伝と絡めて描いている。筆者は1993年香港生まれ。シンガポールのインターナショナルスクールから香港の現地校、スコットランドの大学にすすみ、社会人になってからは香港をベースとしたジャーナリストとして活動。2014年の雨傘運動はスコットランドにいた時なので参加せず。2019年の

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    香港について、僕が知っていたことはかなり限られていて、留学の話があって初めて興味を持った。一言で言えば、環境的にも社会的にもディストピアな都市であったのは間違いない。その中でも、もちろん喜びがあって、その様子を瑞々しく描いている。雨傘革命に関する映画も観てみたいと思う。

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【香港の記録】
    1993年生まれ、香港在住ジャーナリストが、香港と自分の関係を綴る。

    彼女は、生まれは本土で、小さいときに親戚のつながりもあり香港に越してきてから、インターナショナルスクールに入学。

    自分は香港人と言ったのは、英語ボランティアでトルコに行ったとき。

    大学は香港、でも交換留

    0
    2024年03月27日

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