美術泥棒

美術泥棒

〈 稀代の窃盗狂か、恐るべき審美家か? 〉

ヨーロッパ各地から盗んだ3000億円分の美術品。
そのあまりに華麗な手口と狂気的な美への執着を暴く、第一級の美術犯罪ノンフィクション。

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若くして手を染めた美術品窃盗の道。
使う道具はスイス製アーミ―・ナイフ、ただ一本。
欧州を股にかけ恋人と盗みに盗んだ、輝くような日々。
屋根裏部屋に飾っては眺め、撫で、愛し、また盗む。
その先に待ち受ける想像を超えた結末とは……。

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美術泥棒 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    事実は小説よりも奇なりがよく似合う話だった。自分の気に入ったものだけを丁寧に集めていくどこぞの怪盗さんみたいな最初は不思議なほど好感が持てたのに後半の窃盗症な展開は残念な気持ちと、窃盗によるアドレナリンが人を壊していくのではという恐怖を感じた。
    美術館もある意味では作品を独占していることにはなるし、

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    フランスからスイス・ベルギーなど欧州の各国から美術品を盗み、自宅の屋根裏部屋とベッドの周辺に飾っていた若いカップル。入館料を払って自分の気に入った作品をアーミーナイフ一つで壁やケースから取り出し、持ち物などで隠して堂々と入り口から出ていく。そんな盗みを繰り返していたが、とうとう捕まる…。

    ほとんど

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    「事実は小説より奇なり」を地で行くストーリー。売りさばくのを目的としない美術泥棒がいたんだな、あと盗む手口がシンプル、ていう素朴な驚き。著者が若干盛る人っぽく、ラストの方は心情的に入れ込み過ぎでは?感はあるけども。

    0
    2024年04月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヨーロッパで起こった実際の2人組の泥棒の話。

    あまりにアートを愛し過ぎて
    盗みを働くのだが、

    もう盗むことも中毒になってしまい、

    捕まっても、釈放される度に、また盗んでしまう。

    読んでても後半は悲しくなります。

    ちなみに、アートと窃盗に中毒になっていく表現は官能的で美しくて秀逸です。

    0
    2025年09月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    始まりは純粋な美への憧れであっても、どんどんエスカレートし、盗品を粗野に扱う様子も出てきたあたりから、窃盗から得られる快感が目的になってきているように感じた。一つの依存症なのだと思う。

    そしてお母さんの所業に絶句、、公共の財産であったものが不当に奪われ、そして永遠に失われる悲しさ。想像力があればと

    0
    2024年10月07日

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