古屋美登里のレビュー一覧
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期待したほどの面白さではなかったけど、充分に読む価値があった思う。
食人に関する食べる側の思考については一定の類型が視られるのだなと思う。
もう、地球上には、習慣的に食人する人たちはいないのであろうなぁ。Posted by ブクログ -
小中学生の頃に愛読していた「ポケットムー」シリーズの「世界謎の10大事件」という巻に、確か"秘境に消えたロックフェラー"というサブタイトルで収蔵されていたと記憶している。
以来、これまでにこの失踪事件を扱った記事や書籍は何度か読んだが、当時のオランダ政府やインドネシア政府にアメリカ政府、そしてもちろ...続きを読むPosted by ブクログ -
表紙とタイトルにひかれて、池袋のジュンク堂で買った。
ホラーとかそっち系かなと思って買ったけど、実際に起きた事件をもとに書かれた本だった。
とても面白くて、あっという間に読み終えて、久々に満足した本になった。名前がややこしくて、時々混乱したけど、描写が事細かで、まざまざと風景が浮かんで、ドキュメン...続きを読むPosted by ブクログ -
そんなことがあったのかと好奇心だけで読み始めた。
異文化の理解とか交流とか簡単にいうけど、そんな甘いものではないということがよくわかる。
自分たちの価値観の中の、上から目線なんて、もってのほかだ。Posted by ブクログ -
マイケル・ロックフェラー失踪事件の事すら知らなかったが、未解決事件には興味がある。軽い気持ちで読んでみた。
著者がたどり着いた真相はいきなり冒頭で明かされる。それは丹念に当時の記録や関係者の証言を辿れば、「事実」としては浮かび上がる。しかし、この本の本質はそれが「なぜ」行われたかであり、そもそも我々...続きを読むPosted by ブクログ -
そういえば文化人類学の授業好きだったわー、と思い出させてくれた。
ロックフェラーの御曹司失踪という謎の解明よりも、そういった意味合いが強い内容だったが、面白く読めた。
ノンフィクションもいいね!Posted by ブクログ -
期待の亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズI。
1961年に、ロックフェラーの後継者がパプアニューギニアで消息を絶つ。
カニバリズムという文化が少し前まであったことにも驚く。
筆者であるホフマン氏が、この失踪事件の真相を追い求める過程、現地アスマットに住み、その価値観。世界観を共有しようとする...続きを読むPosted by ブクログ -
のめり込んで読んだ。またまた離れ離れになる二人。続きが気になっていても立ってもいられない。
深緑野分さんの解説がすごく的を得ている。相性の良い本との出会い…。この著者の本をもっと読んでみたい。誕生の品と言っていいものがものが私にもあったかな…。色々思考が広がっていく。Posted by ブクログ -
イラク戦争に200万の兵士が行き、50万がPTDSになった。その兵士たちと家族の抱えた悲劇。
自衛隊に何が起きるのか、その結果、本人と日本社会はどれほどの後遺症の負担に苦しむことになるのか。想像するに余りある。
戦争はしてはいけないし、本来日本社会の持つ力ではできるものではないのだと痛感する。Posted by ブクログ -
まず表紙に魅了された。目が吸い寄せられた。
作者自身による絵だと、後書きで知って納得。
「アバラット」みたいだなーという直感が当たった。
物語が表紙からにじみ出ている。
期待を裏切らないファンタジーだった。
あと二冊楽しみ!Posted by ブクログ