松山剛のレビュー一覧

  • 雨の日のアイリス

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    久々に心震えたロボットが主役の感動系。 大賞にならなかったのはレーベル的な方向性の違いなのか何なのか。
    パッと見可愛らしい表紙だが残酷でグロい描写があり、「生と死」について考えさせられるのでまるでライトノベルらしくない。
    けど文句なく名作です。 ぜひ手にとって読んでみてください。

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    2012年05月29日
  • 雨の日のアイリス

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    何気なく購入してみた一冊です。

    ロボットものとのことなので、ほんわかと心温まるストーリーを予想していたのですが、見事に予想を裏切られました。
    助け合い、生への執着、心の葛藤。ロボットなのに、その濃厚なヒューマンドラマの連続には衝撃を受けます。

    斬新なロボットものを読みたい方にお勧めです( ̄∀ ̄)

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    2012年06月24日
  • 雨の日のアイリス

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    これはすごい。
    何がすごいって、目新しい設定とかがあるわけではないのに非常に面白いときた。
    王道は素晴らしいから王道なのだと分かる。
    次に何が起こるのか分かってしまうが、陳腐と言うよりは期待通りの展開が来ると言う風な印象。
    哀しいロボットのストーリーと単純にとらえるのもいいし、近代化していく社会への警鐘と見てもいい。
    何はともあれ、まずは読んでみてほしい作品。

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    2012年02月25日
  • 雨の日のアイリス

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    このライトノベルがスゴイ2012の10位の作品。
    幸せな環境で育ったロボットの一生の一部分を切り取った物語。

    なんで1巻しか刊行されてないのになんで10位にランクインしてんの?と思って読んでみたのですが、納得です。
    表現力が素晴らしく、読んでいて世界観に引き込まれて、とても綺麗な仕上がりの作品。
    ラノベっぽさはいい意味でない。

    1巻完結ということですが、他のロボットの視点で続編が描かれないかなと切に願います。
    世界観が壊されなければジブリかピクサーかで製作されないかなぁ。

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    2012年01月02日
  • 雨の日のアイリス

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    ネタバレ

    章のタイトルなどで、大体何が起きるのかわかってしまう。
    登場するキャラクターが大体どういう役割を持っているのかわかってしまう。
    ・・・それでも先を読むのをやめられない。
    この先、何が待っているのかわかっても先が読みたい。
    アイリスが。リリスが。ボルコフが。みんなが一生懸命生きる話。

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    2011年09月12日
  • 究極残念奥義―賢者無双―~俺が悪いんじゃない、俺のことを無視するおまえらが悪いのだ~

    ネタバレ

    存在感が薄過ぎて周囲から全く認識されないって、結構使い古されたネタですが、主人公カゲウス・インビジブルが祖先から受け継いだ出自により出生前からだったとは…。

    幼馴染で幼い頃に離れたきり、カゲウスの方だけ気付いていない盗賊の末裔サンディ。
    その彼女と同じ孤児院で育った勇者の末裔クレセント。
    そしてカゲウスの妹レベッカ。
    4人での珍道中、一緒にいれば敵から隠匿できるとはいえ、カゲウスの賢者タイムが尽きたら見えちゃうって…。

    まぁ、この作者さんなんで文体は安心して読めますし、単純に娯楽として面白い作品でした。

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    2024年07月28日
  • 雨の日のアイリス

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    雨の日のアイリスの意味が良かった。
    スクラップシーンが良かった。
    日常からの絶望の描写が引き込まれた。
    一巻でまとまりがあって良かった。
    この作者の似たタイトルの作品にも興味が出た。

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    2022年08月19日
  • 君死にたもう流星群

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    ネタバレ

    え?続くんだ……と言うのが読み終わった正直な気持ち。
    まあ、タイムリープ(スペースライトか)した時点が二人の出逢いの頃だった段階で、終わらなそうとは思ったが^^ 

    最初はヒロインがすでに死んでいる所から始まったので、悲愛ものかと思っていたのだけどタイムリープで悲劇を回避しようとする割と良くあるお話だった。
    その割に、主人公の性格がもう一つクールというか覚めていて、序盤あんなにヤサグれていたのに、必死さが足らないなあと思っていた。
    まあ、最後には頑張ったけど。

    これ、未来の悲劇回避にはまだかなり時間が掛かりそうだし、流星群の謎も伏せられたままで、単にヒロインを助けるだけでなく、事件の阻止にま

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    2022年08月11日
  • 魔術監獄のマリアンヌ

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    1巻完結。
    程よい変態も大事な思い出があったのね。最後泣かせにくるね。
    まだまだ先の契約条項が読みたかった。パセリのイラストでとびきりにエッチなものを。
    マリアンヌ可愛い。

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    2022年07月31日
  • 君死にたもう流星群4

    ネタバレ 購入済み

    重要人物っぽいキャラの正体判明

    上記の通り、謎に満ちたキャラの正体がわかる。ただ、相変わらずヒロインの方は置いてけぼりをくらっている。

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    2022年01月19日
  • 雨の日のアイリス

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    ロボットの残骸から取り出した記憶のデータの物語。幸せな家政婦ロボットが何故このような姿になったのか。
    SFとして読むとロボットの設定などに疑問もわきますが、これは心を持ったロボットの悲哀と喜びを読むものでしょう。
    アイリスのひたむきさに心打たれます。

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    2020年09月24日
  • 氷の国のアマリリス

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    ネタバレ

    前作「雨の日のアイリス」と同じく、ロボットを題材にした作品(続編ではなく、世界観は別物)。ロボットの存在意義については前作も触れられていたが、今作ではさらに深く掘り下げられており、ロボット達がご主人様こと人間に奉仕する姿には胸を打つものがあった。
    テーマや全体的な内容自体は面白かったのだが、どうにも腑に落ちないところがあった。その最たるが、本作のキーキャラクターであるアイスバーンの過去と設定である。
    序盤から、彼の過去だけは隠されており、「この世界の真実に関係があることなのかな?」と期待していた。一人だけ殺傷能力の高い武器を搭載していた点も、「普通の奉仕ロボットではない」という予想を裏付けてい

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    2019年12月07日
  • 雨の日のアイリス

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    いかにもな青春時代の冒険小説
    電撃文庫にはこの手のがすごくたくさんある気がする
    その面ではとてもそつなく良く出来ていてさすがな感じだが
    ライトノベル的な引きはやや弱いかも
    『ヴァーチャルガール』を電撃文庫で出すとどうなるのだろう

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    2018年12月09日
  • 雨の日のアイリス

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    家庭用ロボットのアイリス・レイン・アンヴレラは、ロボット研究で有名なウェンディ・フォウ・アンヴレラ博士のもとで幸せな日々を送っていました。ところが、博士の突然の死によって、彼女の運命は一変します。解体されて美少女の姿から無骨な労働用ロボットの姿に代えられてしまった彼女は、毎日作業現場で過酷な労働に従事させられます。そこには、かつて博士との間にあったような心の交流はなく、ただ人間の命令に従うだけの毎日が待っていました。

    そんな作業現場で、アイリスは奇妙な2体のロボットの交流を目にします。彼らは、少女の姿をしたリリス・サンライトと、軍事用ロボットのボルコフ・ガロッシュでした。人間たちの目を欺いて

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    2017年09月06日
  • タイムカプセル浪漫紀行

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    温かくも読んでて切なくなってくる話だった。
    確かに死んだ幼馴染が突然現れたら誰でも驚くと思う。
    明日香があの花のめんまみたいだと思った。

    それにしても優しい先生や幼馴染に恵まれて羨ましい。だからこそ英一は復活できたのかな、と。

    話自体は幽霊ものの王道まんまだが、王道的な意味で面白かった。
    ただ、作品の設定自体に個性はないように思えた。
    父親の話も思ったよりもあっさりとしているし、多少物足りないような気はする。

    やっぱり私はいつものロボット感動モノの松山さんの作品の方が好き。

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    2017年03月27日
  • 雪の翼のフリージア

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    翼を失い飛べなくなったフリージアが再び大空を目指す話。

    気の強いフリージアと無愛想なガレットの組み合わせは面白いし、細かく練られた世界観の設定も好き。
    確かにむかつくと思った人が尊敬する人だったら、どう接していいか分からなくなる。

    ただ、フリージアの飛翔士としての目的や、レースに仕組まれた陰謀など、ストーリーの大事な部分についてあまり触れられていないのが薄っぺらい印象になってしまい残念。

    飛翔士の女の子がみんな巨乳なのは分かるが、人間の腕の部分と鳥の翼の部分が同じなのだから、骨格的に彼女たちの腕と翼がどうなっているのだろうか、というのは疑問。

    それにしても天才飛翔士として活躍したのち、

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    2017年03月27日
  • タイムカプセル浪漫紀行

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    ある種の王道タイムカプセルストーリー。    
    かつて『ゆめ』を見た全ての人へ。     
    人間の暖かい温もりに触れられる優しい物語だった。  
    悩んで迷って苦しんで落ち込んで立ち止まってしまったら、原点へ帰ろう。    
    また上を向いて歩けるように。

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    2017年01月20日
  • 白銀のソードブレイカーIII ―剣の遺志―

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    次巻で終わってしまうのがもったいないほどの、相変わらず素晴らしい作品だった。
    初めは剣聖たちの圧倒的な力に戸惑うばかりだった主人公が、物語が進むに連れて一人前の剣士として成長していくのが印象的。
    豊富なキャラクターがこの作品の魅力で、主人公以外の登場人物は女性ばかりだけど、キャラがかぶっている人物が全くいないのは作者の創作力の賜だと思う。まだまだ目が離せない。

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    2014年12月20日
  • 氷の国のアマリリス

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    どうしてもアイリス並みのインパクトを求めてしまうけど、それは酷というもの。それを抜きにしても楽しめる作品。
    アイリスが『再生』 フリージアは『再起』なら、このアマリリスは『共存』でしょうか。
    わりと厚めの388ページは絵本や童話のようなノリで読みやすい印象。
    この感動を「半分こ」しませんか?

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    2014年10月16日
  • 雨の日のアイリス

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    不覚にも泣けた
    ロボットが人間そのもののような感情を持つという部分は腑に落ちなかったが、これはこれであり。

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    2014年07月27日