【感想・ネタバレ】雪の翼のフリージアのレビュー

あらすじ

ここは翼をもつ人々が住まう世界。事故で翼を失った 『飛翔士(ルーラー)』 の少女・フリージアは、再び空を飛ぶために《義翼》職人・ガレットの元を訪れた。ガレットは、あくまで代替品の《義翼》で過酷な飛行レースに臨もうとするフリージアに呆れるが、彼女との間に 『ある因縁』 があったことを知り、力を貸すようになる。目標は飛翔士たちの最高峰 『天覧飛翔会(グラン・ルーラ)』 での優勝。果たして少女の信念は空を制することができるのか ──。

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あとがきに「再起」の物語とありますが、「再興」「再会」etc…でもありますね。

皇帝への父の失言(?)により、家禄取潰しとなり、父母妹との再会も禁じられ、その離別中に母を亡くした少女フリージア。
更に人身売買の被害に遭うも、どうにか抜け出し、天覧飛翔会で優勝し家の再興と妹との再会を褒美として賜ろうとするも、賭博元締めらの益だけの為に足と翼を打ち砕かれ…。
ガレットとの出会いにより、戦える義翼を手に入れ再び奮い立つも彼女を取り巻く環境は何とも残酷で…。
再び射撃されたり、困難に陥るも、最後の白馬ブッフォンに拍手かな

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2024年08月02日

Posted by ブクログ

1巻完結。
フリージアの闘志に感動。彼女が義翼を作って貰うために義翼士の家を訪ねたシーンで、雪の中に道が出来ていて、それが彼女が這って来た跡と知った時言い知れぬものが込み上げた。
『雨の日のアイリス』とは話しの繋がりは無いけど強いたげられた者が必死に生きる姿を描いているのは同じ。
とても大切な作品です。

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2019年12月29日

Posted by ブクログ

羽の折れた選手がふたたび空を目指す。聞こえはありきたりだが、丁寧に切なく描かれており自然と涙がこぼれた。まとまりがあるストーリーと心地好い読後感、素晴らしい作品であるかと。

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2018年06月15日

Posted by ブクログ

非常に読みやすい作品でした!

物語は翼をなくした少女が最速を競う大会に出場し、優勝するために義翼としてもう一度空を飛ぶ話しです。

翼を失って空が飛べないという絶望的な状況にも関わらず自分の夢のために諦めないでもう一度空を飛ぶために努力する少女の姿が事細かに表現されています。

彼女を取り巻く人間関係も面白く、久々に時間を気にせず作品の世界に入っていました。

松山先生もあとがきでおっしゃってましたがこの作品は「再起」の物語であり「再会」の物語でもあります。
1巻完結なので非常にスッキリと読み終えることができました!

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2013年05月29日

Posted by ブクログ

翼を失い飛べなくなったフリージアが再び大空を目指す話。

気の強いフリージアと無愛想なガレットの組み合わせは面白いし、細かく練られた世界観の設定も好き。
確かにむかつくと思った人が尊敬する人だったら、どう接していいか分からなくなる。

ただ、フリージアの飛翔士としての目的や、レースに仕組まれた陰謀など、ストーリーの大事な部分についてあまり触れられていないのが薄っぺらい印象になってしまい残念。

飛翔士の女の子がみんな巨乳なのは分かるが、人間の腕の部分と鳥の翼の部分が同じなのだから、骨格的に彼女たちの腕と翼がどうなっているのだろうか、というのは疑問。

それにしても天才飛翔士として活躍したのち、転職しても天才的な義翼職人として活躍しているガレットの多才さが羨ましい。

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2017年03月27日

Posted by ブクログ

あぁ~,翼の折れたエンジェル~♪
というわけで読んだよ.
前回はロボットで今回は有翼人ですね.
レース中の墜落によって飛べなくなった少女が
義翼職人の元を訪れて,再び空を目指す.

お約束満載ですね.
図太いアイツが憧れのあのお方で…,とか.
ライバルはお金持ちでちょっと嫌味を言ってきたり,とか.

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2014年03月26日

Posted by ブクログ

前作『雨の日のアイリス』とセットで読むべき、と思い読破ー。なのでついハードルを上げて読みがちだけどこれはこれで。
1冊にまとめようとしたせいか消化不良の感があるのがもったいない。1巻完結なのはいいけどもう少し長めのシリーズを見てみたいかな。

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2014年03月10日

Posted by ブクログ

面白かった!良かった!一人称で男女それぞれ語られる形はどうなんだろうと最初思ったが、心配はいらなかった。
挫折した少女の再起の物語。あとがきにあるように、コンセプトが明確。読み物として面白い。イラストとの相性も非常に良い。ある意味王道ながら、楽しませてもらった。著者はこの路線で進んでいって欲しいなぁ

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2013年02月05日

Posted by ブクログ

翼を持つ人々が住む世界で、事故で翼を失った『飛翔士』の少女フリージアと『義翼』職人ガレットとの努力と信念の物語。
少女は再起を目指して飛翔士達の最高峰の舞台『天覧飛翔会』を目指す。

イラストと文章でこの舞台の世界観がホントにキレイに描かれていて、人と風景がそこに生きているような感覚になる。
文句のつけようがない。
が、どうしても松山剛さん×ヒラサトさんというコンビだとどうしても前作『雨の日のアイリス』と比べてしまって…
もう少しフリージアの過去に触れてほしかったとか、1冊にまとめようとして物語の前半部があっさりしすぎに感じてしまったりとなにかとハードルが上がってしまった気がする。

1巻完結なんでアニメ化はないと思うけど、この世界観を映像やキャンバスで表現してほしい。

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2012年12月11日

Posted by ブクログ

すごくシンプルな王道作品。
「雨の日のアイリス」で評判だった松山氏の新作ですが、
個人的にはこちらの方が好きですね。
というか「雨の日のアイリス」が周りほど高くないですが。

妻によく空物好きだよねと、言われていて、
その辺も理由の一つかもしれませんが、
どちらかと言うとロマンスがあるってことの方が大きいでしょう。
ロマンスってほど大層な恋愛があるわけじゃないですが、
王道には欠かせないですよね。

ただまあ、前作同様物語の展開重視のためか
ご都合的だったり強引なとこはありますが、
そこそこ名作な感じだと思います。

にしても、フリージアは髪伸びるの早すぎですねww

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2012年09月09日

Posted by ブクログ

「アイリス」は未読だけどそちらの評判がよいようなので読んでみた。フリージアのガレットへの想いとレースへの情熱の葛藤が何ともいじらしい。最後は落ち着くところに落ち着いたかなと。過去も含めて黒幕がグロリアだと思っててごめんなさい。ブッフォンさん(馬)が最もイケメン。「アイリス」も読んでみようかなぁ。

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2012年09月29日

Posted by ブクログ

『雨の日のアイリス』と同じ作者と知って購入しました。

『雨の日のアイリス』は逆イラスト詐欺でしたけど、今回はイラストと内容が合致していたように感じました。

羽で飛ぶという優雅な情景の裏に、血を流し、必死に苦しみに耐えながら競い合う飛翔士達の姿があり、物語に重みを与えているように感じます。

少々展開に焦りを感じますが、流石はあの作者だと関心する内容でした(^_^)

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2012年09月26日

Posted by ブクログ

作者の前作「雨の日のアイリス」ほどの感動はないけど、それ以上の熱さがある。
一度は怪我により選手生命を絶たれた少女が、仮の翼を手にし、女王として君臨するライバルを破りレースでの優勝を目指す物語。

主人公のフリージアもライバルのグロリアも素敵なキャラです。
特にグロリアのゴール前で見せたプライドにはゾクゾクしました。
その反面、もう一人の主人公のガレットがあまり好きになれなかった。
彼が絡んだシーンはどうも安っぽく見えちゃって…まぁここら辺は好みの問題でしょう。

みんなにオススメできる、いい作品です。

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2012年09月19日

Posted by ブクログ

飛ぶことが怖くなることはなかったのか
あるいはレースが怖くなったりとか
その辺が薄かったのはちょっと残念かなぁ

でも全体としてはよくまとまってて楽しい作品だった

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2012年09月11日

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