松山剛のレビュー一覧

  • 雨の日のアイリス

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    ロボットに特別興味があったわけではないが、評判が良かったので読んでみたらとても楽しめた。
    幸せでコミカルな日常が描かれるのは序盤だけで、主人公にとってはこの世の地獄とも言うべき状況に叩き落とされる。そこからどう再起していくのか、という内容の話。必ずしもロボットである必要があるのか、と言われると正直微妙だが、全体的に面白かったのであまり気にならなかった。
    悲しい展開も多いが、救いがあったので読後感も良かった。

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    2019年12月07日
  • 雨の日のアイリス

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    ロボットを中心にした物語。
    家政婦ロボットとして幸せな毎日を過ごす中、主人が亡くなります。
    その中で、人間との違い、道具として扱われる現実を直面します。
    ロボットと人間の間に揺れる中で、主人公アイリスは自身の思いを抱えていくのです。
    その先にある風景が美しい作品です。

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    2019年08月18日
  • 雪の翼のフリージア

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    羽の折れた選手がふたたび空を目指す。聞こえはありきたりだが、丁寧に切なく描かれており自然と涙がこぼれた。まとまりがあるストーリーと心地好い読後感、素晴らしい作品であるかと。

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    2018年06月15日
  • 氷の国のアマリリス

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    ロボットたちがご主人様の目覚めを待ちながら細々と暮らす話。
    このゆったりとした時間の流れというか優しい世界という感じが好き。

    ご主人様が思ったような人格者ではなくても、たとえ誰かを蹴落としても助かりたいと思うエゴイストでも守りたいと思う気持ちは素晴らしいと思う。

    「半分こ」という考え方が結果的にご主人様とロボットを救ったと思うと、優しい気持ちになれる。

    アイスバーンの前職がまさかのあの職業。意外。
    だからこそあのチャラチャラとしたキャラなのかもしれない。

    それにしてもアマリリスが可愛いあい、ビスカリアってちょっと進撃の巨人のハンジさんっぽい。

    ところでシークレットルームのエロビデオの

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    2017年03月27日
  • 雨の日のアイリス

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    そのロボットが愛されようが愛されまいが、見た目がいくら人類に似ていようがロボットに対する偏見は消えないのが悲しい。
    アイリスの想いとは裏腹に彼女を取り巻く環境は悪化していくのが読んでて辛かった。
    あんなにひどい目に遭っているのに、いつでも笑顔を絶やさずにニコニコへらへらしているような様子は可哀そうを通り越して痛々しい。
    最後は都合がよすぎる気がしないでもないが、救われて良かった。

    今回の場合、ロボットの反乱は人間からの見方であって、ロボットからすれば当然の権利を主張しているだけだと思うと、ロボットと人間の共生も人間のエゴでしかないような気がしてくる。
    フランケンシュタインコンプレックスも人間

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    2017年03月15日
  • 雨の日のアイリス

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    幸せな冒頭から始まり、このまま博士との日常が綴られて欲しかった。でも、博士が亡くなり、アイリスがひたすら不幸のドン底に堕ちていくのが読んでいて辛い。
    辛いけどその中で他のロボットと知り合い、ささやかな楽しみを見つけ、必死に生きていく姿が少しホッとする。
    終わり方は、ちょっと都合が良すぎる気もしたが、こうでなければ納得がいかないから、まあ良しかな。
    女神の像の下で終わっていても良かったかもしれないが、それだと非常に後味の悪い話になっていただろう。

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    2015年08月26日
  • 白銀のソードブレイカーIV ―剣の絆、血の絆―

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    シリーズ4作目にして最終巻。いよいよ最後の敵との戦いになるわけだが、これ以上ないってほどきれいな終わり方だった。全編を通して謎になっていたヒロインの正体や聖剣とは一体どのような存在なのか、という点にもしっかりと答えを出してきたし、ラストからのエピローグの流れは美しいの一言で、心に焼き付いて離れない。
    1巻目から衝撃を受けたほどの面白さだったが、最後まで忘れられないシリーズになった。

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    2015年06月09日
  • 白銀のソードブレイカーII ―不死身の剣聖―

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    師匠の弟子をとるシーンにいちいち萌える。
    こういうの一度やって見たかったんだよねぇという心の呟きが分かり易くてこちらもニマニマしてしまいます。
    こういった媚びない萌えも得意な作者なので他のシーンも心置き無くキュンキュンしてしまう。
    また登場人物が持つ葛藤や痛みも丁寧に描いてくれるのでどのキャラクターにも肩入れしたくなってしまいます。…が、巻末のコンスタンスちゃんに衝撃のシーン!…え、なんで⁉︎聖剣的に大丈夫なんですよね?いじらしい女の子の覚悟大好きなので心配です。
    ストーリーは主人公の覚悟が定まり、真っ向からもヒロインを支えるための力を手に入れる一編。
    連作用の配分調整もできたのか前回の詰め込

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    2014年09月14日
  • 雨の日のアイリス

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    これぞラノベ

    導入からエンドまで、テンポよく進んでいく。停滞なく楽しめる感じはラノベならではと思う。

    物語が終わってみると、導入部の意味合いが違ってくるけど、こういうのもある種の叙述トリックなんだろうね。

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    2014年09月13日
  • 白銀のソードブレイカーII ―不死身の剣聖―

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    むちゃくちゃ面白い。1巻の単調な話の流れから、師匠というキャラの登場によって話に一気に奥行きが広まったように感じる。続きが今一番楽しみな本の一つ。

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    2014年08月15日
  • 白銀のソードブレイカー ―聖剣破壊の少女―

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    各章の短い文章の中からでも、剣聖の生き様というかかっこよさが感じられて面白かった。戦闘シーンも無理なく読みやすいのでおすすめ。続き出ないかなあ。

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    2014年01月28日
  • 雨の日のアイリス

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    人とロボットが共存する世界で、アイリスという少女型ロボットに焦点をあてたお話。
    タイトルからも察しがつく通り内容はシリアスとなっている。
    可愛らしいアイリスを襲う悲劇。終盤は涙なしでは読めない。

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    2013年12月02日
  • 雨の日のアイリス

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    とても優しい物語だった。
    こういう仕事をしたいな、と思わずにはいられない作品だった。
    終わり方が素敵。

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    2013年11月27日
  • 雨の日のアイリス

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    雨の日のように、静かな文章で綴られる物語。無駄のない文章で綴られる「生きる」をテーマにした物語が胸を打ちました。

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    2013年07月23日
  • 雨の日のアイリス

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    良い意味で表紙の萌えイラストに騙されました。
    物語は王道で、ありがちな感じです。
    ですが、それを差し置いても「先が気になる」と思わせる魅力があります。

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    2013年06月26日
  • 氷の国のアマリリス

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    ここは地下にある閉ざされた氷の世界。
    そこには人間達が眠る施設を守るロボット達が住み、生活していた。

    しかしある日、偶然発見された部屋の中にあった1枚の映像を見て、彼らは人間達を生かすか殺すかの選択を迫られることに。

    これはロボット達の「生き方」が描かれた物語。


    毎度のことですが本当に読みやすい作品です。

    キャラもそれぞれ個性的で、役割がはっきりしている感じです。

    ロボット達の身近な生活が見れ、彼らの思いや苦悩が細かく描かれていて個人的に好きな作品でした。

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    2013年05月29日
  • 氷の国のアマリリス

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    前情報なしである意味では勢いで買ったライトノベル。でもこの1冊で世界観からキャラクター性に至るまで網羅し、かつ物語りも起承転結しっかりしていて読みやすかった。ロボット、といっても感情も五感もある設定はある意味では斬新さはない。でもその分氷の下でのロボット達の生活、ご主人様との関係性、ある映像を見てからのロボット達の苦悩などを丁寧に表現していてとても良かった。久々に読み応えのあるラノベだった。

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    2013年04月12日
  • 雪の翼のフリージア

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    非常に読みやすい作品でした!

    物語は翼をなくした少女が最速を競う大会に出場し、優勝するために義翼としてもう一度空を飛ぶ話しです。

    翼を失って空が飛べないという絶望的な状況にも関わらず自分の夢のために諦めないでもう一度空を飛ぶために努力する少女の姿が事細かに表現されています。

    彼女を取り巻く人間関係も面白く、久々に時間を気にせず作品の世界に入っていました。

    松山先生もあとがきでおっしゃってましたがこの作品は「再起」の物語であり「再会」の物語でもあります。
    1巻完結なので非常にスッキリと読み終えることができました!

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    2013年05月29日
  • 雨の日のアイリス

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    アンブレラ博士のメイドとして働くアイリスという名のロボットの、破壊と喪失と再生の物語。幾重にもリフレインするロボットの逃亡劇の結末は食傷気味な気がするが、ロボットとは、生きるとは、人間とは何かを問いかける。秀逸なSFである。

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    2012年09月10日
  • 雨の日のアイリス

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    命の大切さ、廻り、友の大事さなどいろいろ教えてくれる作品だった
    人が死ぬことの重み。こころのあり方など本当に深い作品だった

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    2012年06月17日