相田裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレみんな、みんなみんな、みんなみんなみんな死んで、
世界には今も確かに希望がありますよ。
追記。いろいろな人の感想を読んで。
温かくて残酷なお話。
悲劇の渦中の人間は、自分の悲劇に酔わない。
ジョゼは結局自分の夢想から出なかったのに、エッタはその思いの強度で義体を越えたと思いたい。
もっとも薬ジャブジャブのリコが最も長生きというのは皮肉。
愛情を利用することの残酷さ。に、男たちも崩されていく。
はじめの設定そのものから、悲劇は避けられなかった。
女性的な柔らかさと、銃器の冷たさが、同時に描かれる設定。
担当官と一緒の殉職という幸せ。
人形→人間へ。一番機械っぽいリコが、そんなことを言うとは。
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Posted by ブクログ
「最近何かおもしろい漫画ない?」と聞かれたら、まずオススメするのが本作。おっさんはさておき、とくに現役の高校生に読んで欲しいです。ちなみに作者が大学OBなのこともつながりを感じました。個人的経験として、舞台となる生徒会執行部の活動を評して「富士には月見草がよく似合う」とは言い得て妙だなと感心しました。まあ、傍から見れば、何をしているかわからんよなあ。ただし、それでも中の人たちは全力全開であることだけは保障します。ご関心のある方はぜひご一読を!!次巻以降も楽しみです。
追記(2015/4/8)
読み返していて、この作品、烏谷が野球を諦めて「生徒会」に行くところが個人的にクリティカルヒットという -
Posted by ブクログ
この物語は、前提のテーマに「罪」を置いたのだろう、と思う。では罪とはいったい何なのだろうか。人類の歴史において、正義と言う名の罪ほど業の深いものはあるのか。罪業にいつか解放はあるのか。そういった疑問が、連なる群像劇の中で常に問われ続けてきたようにも思える。それが罪であったならば、罰はどのような形で下されるのか。落としどころは、どうしても悲しい。半ば確定されていた終わりの形が、鮮烈で、けれど、赦されるならばこうあって欲しい、という、願いに通じている。だから終わりは、善悪や倫理の問題でなく。これは、血を絞るような痛みの先に、想いを繋げるための物語だったのだろう。