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Posted by ブクログ
とにかく痛々しさを感じる物語。かつてのキャッチコピーに「少女が手にしたのは大きな銃と小さな幸せ」というのがあった記憶があるが、この巻ではその「幸せ」の象徴であったヘンリエッタすらも「ロボット兵士」として扱われ、担当官のジョゼもそれを是とし(あるいはそのように自身を納得させ)戦いに赴く。
「戦闘」ではなく「戦争」と表現するのが正しいのかもしれないと思わされる両者の争いは、多くの犠牲を憎しみを生む。そんな中窮地に立たされたトリエラと彼女を救わんと死地に向かうヒルシャーの姿に思わず目が潤む。戦いの前日譚を含め、この二人の関係性は本当に良い。互いに自分の想いが愛情と知り、思いやりを持って言葉を掛け合う。
トリエラの言葉はいささか自己犠牲が過ぎたような気もしたが、それだけに出会えたときに漏らした本心にグッと来た。
二人の行く末、戦いの結末、どちらも次巻以降に持ち越しで今からそれが楽しみでならない。
Posted by ブクログ
いよいよ始まった公社VSジャコモとの決戦。
この巻はぞわぞわと忍び寄る滅びの予感と戦いながら、それでもずっと憑かれたようにページを捲っていたような気がする。
誰が生き残るのか分からない戦いの描写は以前よりも迫力を増しているように見えて、作者の気迫が感じられた。
1期生が次々と窮地に陥るが、ペトラたち2期生も油断できない状況。本当にいつ誰が死ぬのか分からない。何とか少しでも救いのあるラストにならないものだろうか…。
そして、最後のジョゼのうめくような呟きが容赦なく胸を抉ってきた。まさに衝撃のラストだった。
次で最終巻なのだろうか。
誰が生き残るのか。救いはあるのか。
続きをゆっくり待とうと思う。
Posted by ブクログ
年端も行かない女の子が銃を持ってドンパチ、という妄想全開の設定だけど、丁寧に作られた世界観(設定や絵柄も)の為にいやらしい感じがしません。
もっとも作者はエロゲーのイラストも手がけているようですが…。
いや、逆にそのおかげでこっちの作品ではストイックさを保っているのかも。
担当官にほのかな恋心を抱く描写が多々あるので、特にペトラのエピソードで恋愛ものが苦手な私には途中で読むのを止めようか…と思った事もありましたが、アンジェのエピソードでやられてしまいました。
そして、このどうあがいても悲劇しか待ち受けていない物語の終焉を、作者がどう描くのかが気になって、購読続行を決めたのでした。
エロもないし、ハードな内容なので、読む人は選ぶかも。
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