斉藤淳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やはり読書は楽しい。
最初はタイトルに惹かれて買って、1年ほど積読にしていて、なんかちょっと浅そうなタイトルだなと思って読んでいい意味で予想を裏切られた。
教養とは何か。というのを自分もかれこれ考えてきてた。生きてきた中で、教養とは知識を指すのではなく人格そのものではないかと考え始めていた。
“本質的には「自分の中心」を構成する何か”。
ようやく結論が出た中で同じようなことを言ってくれたので少し自信が持てた。
私は30も半ばになり、若いのかは分からんけれども未熟であることは知っている。だから本をたくさん読もう。まだまだ出会える世界はたくさんある。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ教養とは何か、またどのように教養を身につけるべきかについて筆者の考えが述べられている。
教養とは己の哲学や価値観を形成する栄養となるもの、もしくはそれらを守るための知的バックボーンである。
賢いとか、知識をたくさん知っているとかは関係なく、思慮深く、尊厳があり、他者に対する敬意と想像力を兼ね備えた人こそが、教養のある人である。
キーワード(キーセンテンス)だと感じたのは、知的謙虚さ・知的格闘体験・社会的動物ゆえに社会に与えうる価値まで考える・合意形成を目指す・教養がいつ役立つか分からないことこそ、学び続ける最大の動機である。
何を学ぶかよりもいかに学ぶか。
この点においては、過程を大切に -
Posted by ブクログ
0歳から幼児教育を実践中の父親です。本書は科学的理論の裏付けと具体的な実践方法まで惜しげもなく紹介されていて、こどもに英語教育をしたいけど何をしたらいいかわからないだったり、本当に早期から英語を教えていいの?と迷っている親御さんの背中を押してくれる1冊だと思います。幼児英語教育の導入本としても良本だと思いました。
前半のパート1は著者の実体験と第二言語習得の理論に絡めて、子どもにとって英語学習をすることがなぜ良いのか、学校科目の他の科目への影響、将来的な展望が述べられていてわかりやすかったし、科学的知見やデータの根拠も示されていて説得力がありました。前半だけでも読む価値があると思いました。
後 -
Posted by ブクログ
教養って言葉、かっこいいな〜!でもよく知らないかも!と思って購入。読んでよかった!
◆どんな本
この時代に教養が必要とされる理由が書かれた本。
「そもそも教養って何なの?」
「教養を身につけることがなぜ大事なの?」
「教養を身につけたことで何が生まれるの?」
などなど、教養の大切さがわかる一冊でした。
◆印象に残ってること、所感
歴史でも、心理学でも、音楽でも、一見何の繋がりももたない分野でも、その考え方や背景を学ぶことで、あらゆる分野で自分で正しく「選択」できるようになる。
「これはこうだよ」と誰かに決められた選択肢ではなく、自分で考えて、自分の道を自分で選択できるようになる。自分はそう