斉藤淳のレビュー一覧
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タイトルのアメリカの大学生の話はそんなにでて来ない。
「話を鵜呑みにするな」
「裏を取れ」
「きちんと自分で考えろ」
という内容を力説している本だった。ちょっとタイトルからの想像とは中身が違ったのだが、私の心に響いた箇所がいくつかあったので紹介したい。
-国際紛争、少数派排除、差別、環境問題、食料問題等々、世界ではありとあらゆるところで問題が勃発していて、人類が苦しんだり悩んだりしている。
「自分の目の前では(少なくとも)起こってはいない、世界の大変なこと」を知らなければ、それについて考える代わりに、自分や家族、属するコミュニティの繁栄や幸せのみに集中することができるかもしれない。
だが -
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学びが多かった。
特に教養人とは知的謙虚さを持つことであると説く。では知的謙虚さとは何か?
「わかる」を用いて以下のように説明している。
ある特定分野について...
•自分の右に出るものはいないくらい網羅的かつ深い知識がある
•まだ学びはじめであるが、ある程度は自分の言葉で説明できる
•全体的にうろ覚えだが、体系づけて学んだ経験がある
•ちょっとかじった程度の「にわか知識」がある
時間も資源も有限である以上、ある分野を学ぶ時、どこまで深く学ぶ必要があるのか、「わかる」を知っていれば、おおよその当たりを自分でつけられるようになる。
「すべてをわかることはできない」という知的謙虚さがあれば、知 -
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50歳を超えた今だから思うことは「もっと勉強していけばよかった」だ。勉強とは最高のエンタメだと思う。
学生時代は全く勉強しなかったので、成績も正直良くなかった。
中学校くらいまでは何とか付いていけたのだが、高校ではついていけず、むしろ勉強に嫌気がさしていたくらいだ。
当然「勉強を楽しむ」なんて発想すらなかったし、大学受験だってスレスレで運よく合格したのを良いことに、大学では完全に遊び惚けてしまった。
もちろん、40年以上前の当時は受験のための勉強であり、基本的にはすべての科目が暗記中心だった。
その暗記することが苦手なのだから、試験は当然苦戦するのだが、勉強することが実はイコール「教養」のこと -
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日本と米国での教育の違いは、よく話題にあがる。
著者の斉藤さんは、米国の大学にいた経験から、両国の思考方法の違いを例にしながら教養と知識の違いにフォーカスをあて、教養の大切さと、その育み方を説明する。
教養とは、
いつ役にたつか分からないが、日々着々と積み重ねるもの。目的ベースではなく、蓄積された知識が、そのまま教養人としての厚みになる。
他者の事情や心情が想像できて他者との関係を築くことができる。
教養人に必要なのは、「全て分かることが出来ない」という知的謙虚さ。更に「事実を正しく読み解く」ことも必要。
教養は「何を学ぶか」よりも「いかに学ぶか」が重要。己の価値観を問わずに学ぶのは「教養人 -
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親の英語力は必要じゃない、と書いてあるが、実践すべき事は親が英語の本を読んだり、日常生活で英語で簡単な質問をしたり、と、結構ハードルが高そうな内容。英語力が低い、というのは、中学の英語はちゃんとしてきたレベルのことなので、本当に英語が苦手で、、という人にはちと厳しいのではないかと思った。また英語を身に付けるための具体的なプロセスも書かれておらず、それが知りたかった私には少し物足りなかった。
とは言え、英語を学ぶための教材がとても細かく書かれていたのはとても実用的で助かる。また、子供のうちは日本語訳するな、ライティングは不要、と言うのは、日本の英語教育でなぜ全くしゃべれるようにならないのか、と