斉藤淳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本の教育現場ではまだ十分に重視されていない「リベラルアーツ」の本質を分かりやすく伝える一冊です。
著者は元イェール大学助教授という経歴を持ち、アメリカの大学で実際に行われている教養教育を肌で知る立場から、その価値と魅力を語っています。
本書の面白さは、「教養=幅広い知識」ではなく、「自分で考える力を育む方法」だと明確に示している点です。
アメリカの大学では、哲学、政治学、経済学、科学など幅広い分野を学ぶことが推奨されますが、それは専門性に入る前に、社会や人間について多角的に考える基盤を養うため。
つまり、教養とは「すぐ役に立つ知識」ではなく、将来の変化に対応するための“思考の筋力”だと説かれています。
また、議論やディベートを通じて多様な価値観に触れることの重要性も強調されます。
自分と異なる意見を受け入れつつ論理的に対話する経験は、日本の詰め込み型教育では得にくい学びです。著者は、こうした力こそがグローバル社会で不可欠な武器になると指摘します。
単なる教育論にとどまらず、これからの時代を生きる読者に「何を学び、どう考えるべきか」を問いかけてくれる本です。
教養を「実生活に生きる力」として捉え直したい人にとって、刺激的で実り多い一冊になるでしょう。 -
Posted by ブクログ
批判的に検討し、「なにが相対的に正しい可能性が高いのか」を判断しながら学ぶ
多様性を尊田しようとしすぎると、なにも決められない、さらに、マイノリティに配慮しすぎて、マジョリティに不利益が生じる
重要なのは、知識そのものではなく、知識をもとに考え、他者と議論し、そして最終的には自分で判断し、行動に結びつけていくこと
民主主義とて、完全な鉄壁なシステムではありませんし、多くの問題を抱えています。しかし、人類の歴史を通じ、民主主義国家同士での戦争はほとんど発生したことがなく、大規模な飢饉も民主的な政治体制では発生したことがありません。多様な価値観を持つ集団が平和的に共存し続けるための、歴史的な知恵を反映した均衡状態ともいえます。 -
Posted by ブクログ
自分たちが受けてきた教育では、子どもたちはこれからの時代を思うようには生きていけないだろうと感じていたので、なにかどうにかできないかと思い、手に取りました。
イエールが鼻につく?みたいなレビューがありましたが、そうは感じませんでした。
英語の本を出されてるので英語に特化した内容かと思いきや、算数や理科、社会、歴史、読書法と幅広く論じられていて、勉強になりました。
自分が抱えていたもやもやをだいぶ解消できました。親が家庭でサポートできる部分は大きいと感じました。
こどものリベラルアーツ指南書の名に相応しい内容でした。
○メモ
カーンアカデミー
コーセラ
等のオンライン学習支援セット。
科学的思考 がキーワードかなと。
どうしてわからないの?は禁句
問いかけを許す家庭に。普段から自分でも、一言理由を付け加える習慣を。親も合理的な説明や反論を。
howよりもwhyを。
中学受験は頭脳の減反政策。
英語を話したいという気持ちが大事! -
Posted by ブクログ
語学は本人の「話したい!」という気持ちがマックスになったときに取り組めば遅い早いは無いと考えていて、「がっつり勉強!はさせる気ないけど、苦手意識が芽生えない程度に親近感を持たせてあげたいね」という話をしていた。
現在娘4歳。親が好きな洋楽や洋画を一緒に聞いたり観たり、童謡を歌ったり、英語の絵本で美しい韻を感じたり。ベネッセから送られてくる体験DVDで踊ったり。そんな感じで英語に、あと少し私の趣味の中国語に、触れてきた。息子も1歳を過ぎ、少し英語教育について知識を入れ直したいと思い手に取った本書。
「まずは日本語でしょという親」という言葉にドキッとした。私自身、幼児期は「あなたが話している言葉や触れている文化は世界のほんの一部で、世界にはいろいろな言葉を話したりさまざまな文化を持つ人、地域、国があるんだよ。」ということを認識するくらいで十分で、そのためのツールとして英語や趣味の中国語を生活や遊びでたまに取り入れたら良いかな。まずは日本語でしょ!と考えている。
日本語でしょ!と思っている反面、英語もかじっとこ☆くらいのノリ。こんな中途半端ならいっそ英語を取り入れない方が良いのか⁉︎
英語との距離感を考え直すきっかけをもらった。もう少し真剣に考えてみよう。2019/11/14 -
Posted by ブクログ
アルファベットの音の読み方に、アルファベット読みとフォニックス読みの2種類あるなんて、知らなかった!上手く発音できるわけないじゃないか…。学校の先生はどうして教えてくれなかったんだろう?私が覚えてないだけなのか。
語学は文字や文法からより音から、というのは同感。日本語に翻訳して考える私の学生時代の学校の教え方に、私も違和感を感じていた。
私は大阪出身で、現在首都圏在住だが、みんなが関西漫才を見ているとき、頭の中を関西風にして見ていると思っている。そうでなくては瞬間的に笑えないから。英語を話すときに英語で考えるってそれに似たことじゃないのかなぁとずっと思っていた。この本の中で著者がそれを説明していて、やっぱり!と思って嬉しかった。
もっと概念とか文化とか状況とか、そっちも一緒に教えないと上手く話せないよね、本当は。言葉って気分とか、ニュアンスにくっついてるもの。
家庭でどのような姿勢でフォローしていけば良いのか具体的でわかりやすく書いてあるのが良かったです。