長沼伸一郎のレビュー一覧
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近著「世界史の構造的理解」の底本という位置付けで再読した。本書のポイントは次のとおり。
①暴走中の資本主義の駆動原理は次の3つ。
軍事力維持(英国)
未来に夢を与える(米国)
他国の資本主義から身を守る(日本)
これらを全て満たす新たな思想が必要。
②縮退(退化)過程で富が引き出されている。
回復不可能になる前に対応が必要。
鍵は哲学・物理学等と融合した真の経済学。
少なくとも新自由主義では話にならない。
読み返してみて改めて名著だと思ったが、第6章で貨幣の増殖を「また貸し」を前提に語っている部分は明らかに間違い。これほどの論考ができる著者がなぜこのような説明を -
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自分は学がなく頭もあまり良くないので、よくは理解できなかった。それでもスゴいことが書いてあるという感じはあって、興味深く読ませてもらった。
貨幣とか、金本位制などについてその歴史から本質を捉えて未来について語っている気がした。そこから必然的に出来する「縮退とコラプサー化」を扱いまだ産まれていない対抗策の見通しを示す。
どうやら本書は経済に疎い理系の読者を想定している模様。文系の社会発達モデルって、対立する概念の間を揺れ動きながら、螺旋的により高度化していくようなイメージがある。
対して理系のそれでは、「この先にこんな技術がありそう」という方向に一足飛びにジャンプしていく感じ。
個人的には -
Posted by ブクログ
統計学を噛み砕いて分かりやすく教えてくれそうな本であってくれ!と思いながら手に取った。
正規分布に関する説明はかなり分かりやすく、今までの本の中で一番しっくりきた。正規分布とは何かというところの理解は統計学を学ぶ上で土台となるので、今後の学習にプラスになったはず。
誤差には2種類ある。
一定方向に現れ、予測しやすいもの=トレンド
左右均等に現れ、神の手によるもの=ボラティリティ
現代はトレンド要素がなくなり、ボラティリティの世界らしい(ITは例外であると思う。ハード面の豊かさかな)。
ボラティリティの世界とは、誤差が左右均等に現れる世界であり、いろんな事象が正規分布に従う。
以前「その数 -
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タイトルの通り、物理数学にまつわる様々な疑問を直観的に理解するための本。
複雑に見えるいろいろな式を、単純化して、それを図で示して直観的な理解につなげていく
前野さんの『今度こそ納得する物理・数学再入門』は
図を用いて「説明する」といったかんじであるのに対して
本書はイメージづけに特化している印象
解析力学や行列式、rotやエントロピーなど似たようなことに触れているが、それぞれ微妙に異なったアプローチとなっている
こんな見方、考え方があるのか と知れる本
4章のオイラーの公式、5章のrot、8章の複素関数の話が直観でイメージするという特徴を一番表している -
Posted by ブクログ
現代経済学の二代難関理論である「動的均衡理論」と(金融工学分野の)「ブラック・ショールズ理論」を一挙に制圧してしまおうという野心的な快作。で、2つを一辺には無理なので(笑)、こちらの「マクロ経済学編」ではまず前者からということになっている。
数学が苦手な私のようなものでも初級編は大丈夫。中級編から少し怪しくなってきて、上級編はただ眺めるだけになってしまった。
しかし、経済学の本を読んだりするとよく出くわす難解概念の基本思想は何となくわかったような気分に……^^;;;
学部生の頃に「経済数学」とか受講して、単位も取ったはずなんだが、計算とかさっぱり忘れ去ってしまっているのが悲しい。