望月麻衣のレビュー一覧
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ネタバレ円生が主役の一冊といってもいいでしょう。それほど彼の心の葛藤や苦しみ、コンプレックス、清貴に対する嫉妬、相反する憧れといったものが描かれていた作品だと思います。
円生の葵に対する感情も「清貴になりたい」という想いが姿をかえたものではないかと感じます。鑑定士になりたかった、という想いが姿をかえたもの、ということもできますね。いずれにしてもなりたいものになれなかった、という苦しみはいかばかりか、その心の奥を想像すると読み手もちょっと苦しくなります…。
清貴、小松のもとを離れひとりになり、イーリンと偶然出会い、彼女の生い立ちと自分を重ね、円生自身が自分の心の奥底にあった本当の想いに気づくシーンは、こ -
購入済み
拝み屋さんから
京都繋がりで読み始めました。今ではこっちの方が好きかも。骨董や社寺にホームズさんが詳しく説明してくれて勉強になります。ホームズさんが京都らしく、どすぇな男です。笑
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ネタバレ待望のコミカライズ第1巻は、第1話から第6話まで収録。原作をそのままではなくカットしてある部分もあるし、オリジナル描写もある。庭先生の想像力と画才によって、望月先生の京洛の森の世界が、どどん!と脳内に広がる。
作画のお手伝いをなさった児湯とばりさんの雷の龍。素敵です!くっきりと描かれていないのは、神様だから恐れ多くて正視できない表れなのかな?きっとまぶしいのでしょうね(*^^*)
やっぱり好きな場面は幼い頃のありすちゃんと蓮くんが出会うところ。この記憶があるからありすちゃんはどんなにつらいことがあっても頑張ってこられたのかなと思う。たぶん蓮くんも同じ。蓮くんのちょっと不機嫌っぽい表情が好き。
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Posted by ブクログ
ネタバレありすが新しく住むことになった【鴨川異人館】そこには3人の幽霊がいる。そのうちのひとりの正体を知ったとき号泣した(ToT)この透明度の高い霊は登場したときから気になる存在ではあったけど、まさかそんな!と驚いてしまった。
コミカライズの第5話を思い出した。小説だと1巻のp133の場面。少し若返ったありすが、鏡台の前で母親を思い出すシーン。鏡に映るのはありすの母親。今回の3巻では幽霊として登場しましたが、私の頭の中ではありすを優しい眼差しでみつめる母親がいました。つかの間の再会ではあったけど、ぎゅっと凝縮された時間でした。
初登場のトンビのトビーが利口で可愛い♡気分屋らしいけど、今のところ従順 -
購入済み
このシリーズ、おもしろい!
半信半疑で、買った最初の3冊が、大変おもしろくて買い続けています!どの話も、京都の情景が目に浮かぶ様に詳細に書かれていて、京都に行きたくなります!けして人の死なないミステリーの数々も、とてもおもしろくて、最後までどきどきです!本好きの私の、お勧めの一品(シリーズ)です!