綾崎隼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「大好きな人のことは忘れなくていい。忘れられなくていい。」って言葉を思い出す一冊。
表紙の様子も、登場人物のやたら宝塚的なネーミングセンスも、漫画のように流れる展開も、すべて初体験だったのだけど、主題が今の私にはずーんと突き刺さるものでした。
削り取られていく大好きな人の記憶。いつまでも覚えておきたいのに、ふとした瞬間忘れてしまってる自分に気付いて、そんな自分が赦せない。でもね、毎晩涙を流して時にもう立ち直れないんじゃないかと思う日もある。そんな葛藤を柔らかくしてくれる物語。
「私は、昨日より明日が素晴らしい日だと信じたい。もう何処にもいなくても、未来を過去より愛したい。」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ七虹に関わった様々な人物の視点から彼女の人生を、
社会人→大学生→高校生→中学生→小学生、と時を遡りながら語られ、彼女に関することが分かっていく感じで形は面白かったかな
でも、正直、私としては、4作の中で一番微妙だった
最初の話なんてなんかなくてもよかったっていうか、終わり方が尻切れとんぼみたいで微妙で・・・
七虹の整った外見とは裏腹に、可愛くて不器用な内面がちょっとよかったなー
不思議と惹き付けられる魅力がある気がした
あと、夕空がちょっと変わってるけど、いいキャラしてた
世露は・・・本当に七虹に対してのみ、気持ちが寄り添ってるのかなって気がした
でもそれって・・・結婚後の莉瑚が可哀想だった
ずっと世露のことを支えてあげてたのに、結婚したら気持ちは離れてってしまうとか 結局は別のところで収まってるけど、なんかちょっとね
読んでて思ったのは 人との縁はどこでどう切れたり繋がったりするかは分からないなーって感じ
一旦切れてもまた戻ったり、ずっと繋がってたのに突然切れたり
縁は異なもの、だなと -
Posted by ブクログ
ネタバレ今まで読んだ小説の中で、一番切なかったかもしれない
幼なじみ3人の恋模様
三角関係と言うには複雑すぎて、でも他になんて言えばいいのかも分からない
柚希も紗雪も本当に強いな
好きな人の幸せをただ祈り、自分の気持ちを殺して行動し続けた紗雪
一途に恋人を想い続け、変わってしまった恋人にあってもなお、その愛を失うことなく、側に居ると決心した柚希
どちらの愛の形もそれぞれにとっては究極の形なのかも
先に『吐息雪色』読んでるから、星乃叶が話せるまでになるって分かってても、その先はもちろん読めなかった
だから、本当に終盤にきて、気付いてしまった
『吐息雪色』で星乃叶が両親と遊園地に行ったっていう台詞
あれは、紗雪と柚希を指してるって気付いた時の衝撃が、星乃叶が柚希をパパと呼んだ時の切なさが凄まじかった
それでも、恋人が娘に変わっても、形を変えて愛し続けた柚希がすごい
柚希と星乃叶のことを思うと悲しいけど
後の柚希と紗雪のことを思うとよかったなとも思える
でも決してハッピーエンドとは言い切れない
愛と命の重さが・・・
自分はメイン4人のどの立場になっても、彼らと同じ様には出来ないと思う
小説の中の、架空の人物だと分かっていても
それぞれの愛の形・深さはあまりにも大きく、あまりにも深いなって思った
とにかく、切ない でもそれだけじゃない
だからこんなにも引き込まれてしまったのかも
この切なさから当分抜けられそうにない・・・