梅田阿比のレビュー一覧

  • クジラの子らは砂上に歌う 7

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    世界観良いけどなんでかハマれないな〜と思いながらここまで読んできたんだけど、泥クジラの過去が描かれたこの巻で急に面白くなってきた。前の巻で読むのやめなくて良かったかも。でもなんとなく先が長くなりそうな予感。

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    2016年11月13日
  • クジラの子らは砂上に歌う 7

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    デモナス誕生秘話。狭い世界の限られた資源の中で生きて行くには、多くの決まりごとで人々を縛らなければならない。罪を犯せば罰を、罰が過剰で人心が不安で揺らぐなら、力あるものを諫めなければならない。楽園を作ろうとする人々の試行錯誤が語られます。
    でもデモナスは共同体の刑吏としてではなく、ファレナが他のヌースを破壊するために作ったんだよね?弱肉強食が世界のルールだと言うエマは本来の使い方をしようと画策しているのか…。

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    2016年08月16日
  • クジラの子らは砂上に歌う 1

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    面白い。この手の世界観全て作るファンタジーって今だと凄く希少で、ボニータだから出来たんだろうな。世界観に入りやすいし、読みやすい。
    主人公は女の子だと思ってたら少年なのね。
    一話の核となる文章の助詞が違和感あるけど、後は気にならなかった。
    続きも気になる。

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    2016年07月06日
  • クジラの子らは砂上に歌う 6

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    1巻から一気読み。世界観の勝利だなぁと思う。砂上を走る船、独立した世界に暮らす人々、独特な風習、力ある儚いものと、力ないたくましいものの対立、そこから明らかになる真実と否応なく戦いに巻き込まれ、真の自由を目指す物語。
    緩急のつけ方、不穏な謎の見せ方も上手い。
    けど、もっとゆったりこの世界観を味わいたい気もする。

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    2016年04月11日
  • クジラの子らは砂上に歌う 6

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    ファンタジーを武器にしているなあと思わせる「時の塔」の叙情。もう1人の主人公オウニの変化も胸に刺さる(この後にまた苦難もありそうなこと含めて)。

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    2016年02月21日
  • クジラの子らは砂上に歌う 6

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    新天地への希望が泥クジラの民を癒す。戦の傷痕を。ファレナの呪いを。
    穏やかなアモンロギアへの旅路。しかし旅の途中で出会う前史文明の遺物が、行く末を暗示しているようです。
    ファレナがエネルギー源である人間をあっさりと手放すでしょうか?帝国と争うアモンロギアが強力な武器であるサイミアを使わずにいられるでしょうか?
    嵐の前の静けさですね。

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    2016年01月04日
  • クジラの子らは砂上に歌う 5

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    流されるままに砂上を漂い、自らの呪われた運命も知らず、穏やかに日々を暮らして来たクジラの子ら。帝国の襲撃を退け、泥クジラの航行能力を手に入れた彼らは海の牢獄を乗り越え、新しい世界へと旅立つ。
    外界がもたらす知識や力は彼らを幸福にするどころか、混乱を招くものの方が多いみたいです。ヌースを滅ぼす力は帝国と他国の争いを激化させるだろうし、短命の秘密は無印と印の人たちの軋轢を生みそう。
    自由は甘く、その数倍苦い…。

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    2015年08月20日
  • クジラの子らは砂上に歌う 5

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     シリーズとして言えば、仕込みの巻になるだろうか。終盤に明らかにされた泥クジラの真相は衝撃的ではあるが、それと同じくらいに重要だろう仕込みがいくつか見られる。
     物語として言えば、泥クジラが舵を得た事実が最も大事だろう。次へと展開していくための羽を得た形だ。新たな物語が展開されていくことが容易に想像できる。
     その舵の取り方もまた、この作品らしく神話的な風韻があって、素晴らしいの一言である。

     とはいえ、ここまでの凄絶な展開を思えば、さすがにこの仕込みの巻は星四つ半相当だろうと思う。次の巻からの展開に期待したい。

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    2015年08月09日
  • クジラの子らは砂上に歌う 2

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     二巻では、自分たちで幕引きを図ろうとしている長老会と、チャクロを中心としたそれに反対する勢力のせめぎ合いが展開されている。
     この世界の秘密が少しずつ詳らかにされているのだが、実はただ触れているだけで、その内実は明らかになっていないものが多い。これから披露されていくのだろうが、少しじれったいところではある。
     繊細なタッチで描かれる世界はどこに向かっているのか、まだまだ予断を許さない内容である。

     今回もまた星四つ半相当と評価して様子を見たい。それにしても、後書きの質の高さは異常だ。詩はご自分で書かれたのか、はたまた本当に元ネタがあるのか。どちらにせよ、世界への付け足しとして素晴らしく機能

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    2015年07月31日
  • クジラの子らは砂上に歌う 3

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    ネタバレ

    戦うことを決めた子供たち、戦わせることを決断した大人たち。
    次々と仲間が倒れていくのは悲しいですね…
    スナモドリの儀式?とか、彼ら独特の慣例が独特の世界観を作り上げてるなあといつも思います。
    あとがきまんがも毎回楽しみ。

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    2015年06月29日
  • クジラの子らは砂上に歌う 1

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    最初は繊細さと切なさが纏った表紙に惹かられ、読み入ったら世界観も独特で寂し雰囲気も漂って、実に魅力的な作品です!

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    2015年06月29日
  • クジラの子らは砂上に歌う 4

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    先の見えない砂塵の中で戦うクジラの子ら。生きようと抗うことは傷つくということ。醜悪でさえある。戦場に残された屍の前で何を想うのか…?
    避けられない戦争でした。惨たらしい死に哀しみながらも、自分たちは無力ではないと自覚したのではないでしょうか。"ヌースを破壊する力"がさらなる争いを生むのか、和平交渉の切り札になるのか。それは統治者の手腕によりますね。

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    2015年05月04日
  • クジラの子らは砂上に歌う 1

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    ハウルみたいなファンタジーかと思ったら、おもくそトルメキアに惨殺される風の谷の世界観でした…ウワァ

    しかもナウシカのように和解?協力?とかそーゆーのは一切なく、「暴力はやめて!話し合おうよ!」…って言い終わらないうちに槍で刺される、みたいな展開しかありません…
    でもなんというか、言葉の通じない、聞き入れようとしない、自分たちの価値観に雁字搦めになってる人ってどこにでもいるじゃないですか。
    戦争や争いって、こうして起こるんだな…そしてもしそれが和平を取り付けることができたらそれは奇跡なんだな、と。

    続きが気になるけど、これ絶対絶望の連続でしょこれ・・・

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    2015年02月08日
  • クジラの子らは砂上に歌う 2

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    どんな理由があるにしろ、泥のクジラでささやかに暮らしている人々を虫けらのように扱い、殺すなんて許せない
    彼らがいちばん人間らしい生活をしてるはずなのに。
    しかし、チャクロもやっぱりすごい能力の持ち主なんですね。
    そして、この作者の想像力の豊かさはすごい。
    またそれを表現できる画力もすばらしい。
    そして、物語はいよいよ動き出した感じですね。
    面白くなってきました。

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    2014年12月07日
  • クジラの子らは砂上に歌う 3

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    穏やかな死より、抗う生を。相容れない者達が互いに殺し合う苦渋の道を選択をしたクジラの子ら。戦力差は歴然。敵船の動力部を破壊する奇襲作戦は成功するのか⁈

    純朴で優しい人々が戦闘へと駆り出され、殺されていく。親しい者を失い、憎しみは募ります。どうやらクジラの子らのサイミア能力は強いらしい。彼らはどう変わっていくのか?
    ここらへんに咎人として流刑になった理由があるのでしょうね。悲劇が予想されます。

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    2014年10月13日
  • クジラの子らは砂上に歌う 1

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    砂の海に浮かぶ巨大船という閉鎖世界。
    超能力を持つ短命な人々が穏やかに暮らしています。先進文明は滅び、人類は衰退期にあるらしい。
    なぜ船は漂流し続けているのか?
    外の世界の真実とは?
    廃墟船の少女を拾った日から、穏やかだった日々は変容し破壊されていく…。
    雰囲気が素敵な本格ファンタジー。
    好きなんですが、物語が壮大になり過ぎて、まとまらずに終わるなんてことにならないか…少し不安になります。

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    2014年08月19日
  • ブルーイッシュ 2

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    きな臭いチームの登場から暴かれる辛い過去とけっこうハードな展開だったけど、過去と相対するのは3人ばらばらに、それでも結局は3人で一緒に解決し、全員等しく救いを与える暖かさが素敵。おまけページはどう受け止めればいいのかわりと悩む。

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    2014年03月18日
  • クジラの子らは砂上に歌う 1

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    何を描いてもかわいくなってしまうかわいい職人、アヴィの最新作。
    今回はかわいさはちょっと控えめで、何を描いても色気がにじみ出ております。まさか男が出来たんじゃないだろうなアヴィ?

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    2013年12月18日
  • ブルーイッシュ 1

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    繊細で儚い画風が主人公たちのマイナス面ばかり大きい超能力、悲劇性をきれいに強調している。そんな手法だからこそ毎話ひとにぎりの幸せがさわやか。

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    2013年12月17日
  • 幻仔譚じゃのめ 7

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    これで、完結です。

    結局、大きな流れのお話は無かったけど、結構、納得のラストでした。よかった。
    この街が、ずっと日本のどこかにあり続けるとうれしいな。

    そんな感じのラストです。

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    2011年08月24日