梅田阿比のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
二巻では、自分たちで幕引きを図ろうとしている長老会と、チャクロを中心としたそれに反対する勢力のせめぎ合いが展開されている。
この世界の秘密が少しずつ詳らかにされているのだが、実はただ触れているだけで、その内実は明らかになっていないものが多い。これから披露されていくのだろうが、少しじれったいところではある。
繊細なタッチで描かれる世界はどこに向かっているのか、まだまだ予断を許さない内容である。
今回もまた星四つ半相当と評価して様子を見たい。それにしても、後書きの質の高さは異常だ。詩はご自分で書かれたのか、はたまた本当に元ネタがあるのか。どちらにせよ、世界への付け足しとして素晴らしく機能 -
Posted by ブクログ
ハウルみたいなファンタジーかと思ったら、おもくそトルメキアに惨殺される風の谷の世界観でした…ウワァ
しかもナウシカのように和解?協力?とかそーゆーのは一切なく、「暴力はやめて!話し合おうよ!」…って言い終わらないうちに槍で刺される、みたいな展開しかありません…
でもなんというか、言葉の通じない、聞き入れようとしない、自分たちの価値観に雁字搦めになってる人ってどこにでもいるじゃないですか。
戦争や争いって、こうして起こるんだな…そしてもしそれが和平を取り付けることができたらそれは奇跡なんだな、と。
続きが気になるけど、これ絶対絶望の連続でしょこれ・・・