朝倉世界一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
40年ぐらい前の昭和の小学生時代を思い出す。大阪弁が生きてる文章が好き。関西人やのに、西宮という土地柄はどうも「標準語」の人が多く居心地が悪いのだ。まぁそんなことはどうでもええけど。小学校の同級生が落語会を開いた時のこと、そしてその後そのうちの一人が真打になり、ほんまもんの噺家になったことを思い出しながら読んだ。
江戸時代の大坂、番頭さんや丁稚が出てくる船場の様子、そしてなんといっても落語の元祖と呼ばれる米沢彦八まで登場する。続きもあるらしいので、楽しみにしている。
これ、ラジオドラマにならへんかなぁ?なんて思っている。緊急事態宣言で寄席へも定席へもなかなか寄り付かれへんよってに。 -
Posted by ブクログ
年中の5歳の娘と一緒にはじめにの所を読んだ。
「小学生になったら自分ひとりですることが、いっぱいになってくる。」
と読んだ途端、娘が「え!?ほんとに!!?」と驚いていた。
その後もいくつかピックアップして読んだら、すごく真剣に聴いていた。
小学生ってお勉強のことが一番に描かれているかと思ったら、勉強がんばれなんて一言も書いてなくて好感が持てた。
しっかりとした生活習慣を身につけることが具体的に書いてあって、子どもも分かりやすい。
まさに幼稚園児が小学生になる準備の時期に読めて良かった。
ただあえて「女子たちへ」「男子たちへ」と分けて書かなくてもいいんじゃないかなと思うところもあり。
強さ -
Posted by ブクログ
天才(?)落語少年サダキチこと清海忠志(小5)が活躍する田中啓文の児童文学第二弾!今回は「夏の医者」と「動物園」「千両みかん」がテーマなってます。あいかわらずおっちょこぱーでちょっぴりへたれの忠志が落語を極める道を(それなりに)歩みながら、苦手な歯医者から逃げ回る「夏の医者」、忠志にまさかのライバル出現!?(しかも、落語の)「動物園・千両みかん」では落語の極意ともいえる金言が出てきます。そうなんですよね、丸暗記ではあかんのでしょうね、落語おぼえたことないけど。
自称マネージャーの真一にそそのかされたりあきれられたり、今回も江戸時代にタイムスリップして友吉と大阪中を駆けずり回ったり、もちろん伝