林啓恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初の女性アメリカ合衆国大統領の息子と、イギリス王室の王子。不仲だったはずの二人が国の為に親交を深めるところから始まるラブロマンス。
ビッグカップルによるスーパーハッピーエンドで頭を空っぽにして楽しめる。けど決して中身がないわけじゃなく、ビッグカップルで各々の立場があるからこそ、各々の人生やルーツについての描写と解釈があり、周囲の影響因子についても楽しむことができた。勿論、国のしがらみがあり、政治の陰謀と駆け引きもあり...。
そして万国共通、母は強し。
それにしても小さい頃に王子様とお姫様のラブロマンスにときめいた自分が、王子様(みたいなもの)と王子様のラブロマンスにこんなにときめく日が来よ -
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Posted by ブクログ
ネタバレデッカー警部補の第十四弾。
冒頭から、夫婦のいさかいに巻き込まれるデッカー警部補。
その夫婦の登場の仕方が突然で、
それでいながら知っていて当然という書き方で、
どういうこと?と頭の上からはてなを飛ばしながら読んでいた。
夫婦と会った直後に妻は消え、ティーンエイジャーの息子を預かることになる。
一方、看護師が殺され、
建築現場で吊るされていた事件が発生する。
二つの事件は関連性があるのだろうか?
どうしてもがまんできず、ちらりと下巻の解説を見てみたら、
夫婦は「正義の裁き」に出ていたカップルだと判明した。
確かにその時に、カップルのその後を知りたいとは思ったが、
こんなにがっつり再登場す -
Posted by ブクログ
ある誘拐犯が脱走して
そのニュースを聞いた女は
「この犯人を止めることができるのは
自分だけだ」と思う。
彼女はその犯人に誘拐された女性から生まれ育てられた娘だった…
娘は父親の狩りを開始する。
読む前に期待していたのはディーヴァーの様なスリラーで、帯にも「衝撃の〜」とある。
読んでみると二つの場面が切り替わりながら進む
現在:誘拐犯の父親を狩る
過去:父母と生活していた頃
そして章の頭で物語のモチーフであるアンデルセンの「沼の王の娘」の一編が挟み込まれる。
ハラハラする要素はあるけど、過去の"生活"誘拐犯と誘拐の被害者の娘の奇妙な親子の関係性の描写が間に挟まることで、 -
Posted by ブクログ
設定が凄すぎる。凶悪犯の父が刑務官二人を殺害の上脱獄した。娘は家族を避難させ、父を狩るために、原始の森へ帰ってゆく。かつて父に教えられ、父を超えた、あの狩りの技術を駆使して。そういう設定である。
12年前。ヒロインのヘレナは父に誘拐監禁された母とともに森の中の父による幽閉生活から脱出し、父は終身刑を課され重警備刑務所で獄中にあった。その父が脱獄したのだ。
ぼくとしてはワイルドなアメリカ・カナダ国境の山の奥で、父と娘の壮絶な闘いがずっと演じられる作品を思い描いていた。C・J・ボックスの『鷹の王』が描いたネイト・ロマノスキーの凄まじい闘いのように。サバイバル技術に長けていた映画『ラン -
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Posted by ブクログ
オーソドックスな地名+殺人というタイトルから、一昔前のようなポワロとかコロンボみたいなスタイルのミステリを想像してたけど、全然違って現代的だった。
登場人物が多数の犯人当てミステリ。
主人公はキャリアを積んだ女性刑事で、都市から地方へ移住してきたところ。
若い新米刑事や、一見気難しい同僚刑事、カンフル剤としても業務面でも頼りになりそうな鑑識の女性など、ありきたりと言えばそうなんだけど、想像しやすく親しみやすいキャラクターの仲間たち。
猟奇殺人から想像する展開ではなかったけれど、不気味な雰囲気で出来事ベースで進むというよりは、登場人物の感情描写が多く、それ故に最終的にそれぞれが自分を取り戻し、居 -