林啓恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレデッカー警部補の第十四弾。
冒頭から、夫婦のいさかいに巻き込まれるデッカー警部補。
その夫婦の登場の仕方が突然で、
それでいながら知っていて当然という書き方で、
どういうこと?と頭の上からはてなを飛ばしながら読んでいた。
夫婦と会った直後に妻は消え、ティーンエイジャーの息子を預かることになる。
一方、看護師が殺され、
建築現場で吊るされていた事件が発生する。
二つの事件は関連性があるのだろうか?
どうしてもがまんできず、ちらりと下巻の解説を見てみたら、
夫婦は「正義の裁き」に出ていたカップルだと判明した。
確かにその時に、カップルのその後を知りたいとは思ったが、
こんなにがっつり再登場するとは思っていなかった。
結局、結婚したのか…。
(下巻へ続く) -
Posted by ブクログ
オーソドックスな地名+殺人というタイトルから、一昔前のようなポワロとかコロンボみたいなスタイルのミステリを想像してたけど、全然違って現代的だった。
登場人物が多数の犯人当てミステリ。
主人公はキャリアを積んだ女性刑事で、都市から地方へ移住してきたところ。
若い新米刑事や、一見気難しい同僚刑事、カンフル剤としても業務面でも頼りになりそうな鑑識の女性など、ありきたりと言えばそうなんだけど、想像しやすく親しみやすいキャラクターの仲間たち。
猟奇殺人から想像する展開ではなかったけれど、不気味な雰囲気で出来事ベースで進むというよりは、登場人物の感情描写が多く、それ故に最終的にそれぞれが自分を取り戻し、居場所を見つける結末は、あるべきものがあるべき場所におさまったという感じで良かった。
当然ながら主人公の女性刑事もプライベートで問題を抱えていて、その心理描写が多い。
事件解決に向けて動く中で、その問題に揺さぶられるけれど、最終的に尊厳を取り戻し、仕事に誇りを持てる状態になれたんじゃないかというシーンがあり、少し胸が熱くなった。
事件の核心に迫る時の盛り上げ方が上手いと感じたけれど、計画性という言葉を多用する割に、一か八かに賭けてそれに勝ったというセリフが複数回出てきてたりして、少し違和感を感じる部分もあった。
奇抜なトリックがあるわけではないけれど、そそられる展開と、わかりやすいキャラクターで、映像作品を手掛けてきた背景に納得。
同じ主人公と同じ警察の仲間で続編が出たらまた読みたい。 -
購入済み
面白かったけど疲れた
ストーリーや設定が興味深いし面白い。
素敵なキャラもたくさん。大統領選挙の結果はハラハラして楽しかった。
けど、翻訳だからかすごく読みづらかった。区切りや場面の切り替わり、誰の台詞なのかがちょくちょくわからなくなって読み取ろうと苦労したので疲れた。メールのやりとりとかだらだら続いたり、状況説明?が長いなと思う部分があって少々飛ばし読みしてしまった。
同じイギリス皇太子がゲイの小説ロイヤル・シークレットと読み比べると結構面白いかも。あっちはもっと慎重だからアレックスたちの大胆さは驚いた。 -
Posted by ブクログ
初めての、海外ものの、BLの、小説。けっこう分厚い。
たぶん訳者は、BL小説っぽくしない訳を目指したんだと思う。
設定も凄くて、アメリカ初の女性大統領の長男アレックスと、イギリス王室の末の王子様ヘンリーとの恋愛。
早々に恋愛関係に落ち着く。多少のベッドシーンはあれど、私にとっての読みどころは、アメリカーンな若者たちのライフスタイル、ホワイトハウスやウィンザー家のトリビア、大統領選の興奮など。
舞台は2020年で、作中ではオバマまでは言及されている。
コロナがなければ、こんな世界だったのかなと眩しい気持ちになった。
ちなみに、ハッキリと民主党=主役、共和党=悪役。
作中で何度もテキサスの話がでる。私の中で、テキサスは水戸、となんでか昔からイメージがあったのだけど、この本を読んで、やっぱり当たってるなーと思った。笑
これをもし東アジアでやるなら、日本の皇太子と、中国の総統の長男とか…?うん、難しいね。中華BLというジャンルと、いつか比較して読んでみようかな。
作中で触れられるとおり、大統領は自分の意思でなるもの、勝負に勝って得る地位だ。家族は巻き込まれるけれど、アレックスは自分から政治の世界に飛び込もうとしている。
一方でヘンリーは、生まれながらに王子だし、伝統を尊ぶ国で、血筋を重んじる地位から逃れられない。
苦しみは大きいのは当然だろう。
悪役ぽく登場する兄フィリップがいるから、ヘンリーは自由にできるんやで、とも思う。
フィリップの犠牲のもとに、という視点がないのがやや気になる。
湖畔の家に来た時のヘンリー、若者のクラブでクイーンを歌って踊るヘンリーが可愛かった。
全体に、登場する若者たちが優秀かつ、自意識も強くてアメリカーンなかんじ。
ノーラも作中人物なので好意的に読めるけど、近くにいたら大変そう。
いろいろと、すっごいなー。
親世代が、子供の下半身事情に鷹揚なのも面白かった。
日本ではこうはいかないよね。
表紙のイラストがかっこよくて手に取った。
映画も製作中とか。 -
Posted by ブクログ
英国ロイヤルファミリーの次男ヘンリーと米国女性大統領の子息アレックスの国境を越えたラブロマンス。終始アレックスの視点から描かれる。気に食わないと思っていた相手からアプローチを受けて、実は自分も…という流れ。
現実世界の50%(個人的感覚)を作り替えたフィクションだが、終盤の米国大統領選の白熱したシーンはとてもリアルに感じる。上流階級ならではの因習や大衆に向けたイメージ戦略、敵対する候補者との攻防などを交えながら、恋人たちが苦悩しながらも愛を育んでいく。
個人的には恋愛よりも、主人公を含めた登場人物たちが個々の能力を駆使して英国王室の因習と大統領選という大きな権力闘争に挑んでいく流れの方に興味が湧いた。話題になってたから読んだけど、そもそもラブロマンスにそれほど興味がないからなぁ…