戸部田誠(てれびのスキマ)のレビュー一覧

  • 星野源論(新潮新書)

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    芸能史と音楽批評の両面から語られることで、よりはっきりと浮かび上がるのは星野源の「アナーキー」な「アメーバ」性。同じ場所に留まることなく、「好き」を次々と取り入れながら、これからも分裂し続けていってほしい。

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    2026年07月19日
  • 星野源論(新潮新書)

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    星野源は、意味に支配されない音楽だ

    幼い頃から他人とのコミュニケーションが苦手だった星野。ローティーンの頃に創作によって他者と繋がる感覚を得た彼は、既存の規範に収まらない自分の居場所を作る、創作地獄へと赴くことになるのだが、、、

    膨大な芸能史的、音楽史的テキストによって語られる、星野源の解体新書にして、意味に支配されない居場所をつくるための導きの書。

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    2026年07月14日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    集英社ではないけど、出版社のある駅に住んでいたことがある。古めかしいビルは遅くまでポツポツと電気が付いていた。
    最初こそ、週刊少年ジャンプに対して喧嘩をうったキャッチコピーだったけれども、デジタルVS紙ではなく、共存というか、どういう風にシナジーを生み出していくのかというスタンスで挑んでいる。
    読み終わった後、映画のルックバックを観直して、初見の時と同じくらい泣いた。

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    2026年07月13日
  • タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

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    アドリブ力を磨く(勧進帳)
    自分と合わない人ほど面白がる
    めちゃくちゃするためならなんでもやる
    人間は理論で押されまくると感情で爆発する
    タモリさんは多趣味の人
    反省しない(タモリさんの座右の銘は「現状維持」)
    活字の本を読んでこんなに笑ったのは初めて

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    2026年07月04日
  • 星野源論(新潮新書)

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    もともと音楽が好きで星野源の曲はある程度聴いていましたが、この本を読んでから全曲を聴き込み、もっと深く知りたいと思うようになりました。彼は単なるトップスターというより、日常の会話やSNSなどで自然と名前が挙がるような、親しみやすい存在です。そんなスタンスで活動している点に非常に魅力を感じました。

    誰からも妬まれることなく、多くの人に愛される。そんな彼の姿に、現代における新しいトップスターのあり方を見たような気がします。

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    2026年06月28日
  • 星野源論(新潮新書)

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    何よりも、つやちゃんの解説に心を掴まれた。つやちゃん、何者。めちゃくちゃすごい。感覚的なものの言語への変換が、すっと馴染んで入ってくる。こんな風に表現することができるのか…。内向的なものを役を通してだす、繰り返す身体の揺れが継承する踊りとなりそのなかから心地よい音楽がある、その曲があるから歌を歌える。型に身を預ける。はまる、ではなく。
    「熱を抑えているというより、熱が最も遠くまで届く形に整えている」って。音楽、曲の解説というものは難しい気がしていて、初めて読んだんだけれど、いや、わかるのよ!見事で。曲を聴きながら読むことができる幸せの瞬間で。あ、これ、繋がれるんだ!と。まじ、つやちゃん、何者。めちゃくちゃすごい。

    なんだかそしたら、自分が感覚として好きなものを言語化できたら、なぜ好きなのかその構造が見えたら。私は救われるのではないか。とも思えてきた。

    私の顔フォトも、きっと語れるに違いない。こんなにも星野源を言語化できることがあるんだ。なんとなくいい、感覚的に合う、じゃなく。

    それを使うの?という目を引く、心を惹く以外生、インパクト。組み合わせちゃっていいんだという安心感。不器用を受容する不完全さと、実は大衆に届けられるという密かな自信とわかりやすさ。異素材の融合・新しい見え方。好奇心と挑戦が好き。そんなことが好き。
    その言語化された「好き」は、なかなかコレ!に集約されない。好きな絵本、こどもとの活動、撮る写真、人との関わり方、好きなデザイン。選ぶものの根底に、そんな私なりのセンスがあるような気がする。

    そして、「コレ」や「大好き」がないのも自虐的だったのだけれど…
    大好き、熱中じゃなくてもいい。大きな成功でもセンスでなくでもいい。強い強烈な好きじゃなくてもいい。「ふっと湧く好き」「これとこれだったら、こっちの方が好きかな」でいい。
    それでも今まだ顔フォトが好きで、好きと好きが繋がってジワジワと染み込んでいるから、それでもいいよねと思えた。それが私の好き❤️なのよ、と。

    さて、後半からは、つやちゃんの解説も、なんだか難しくなってくるし、硬くなってくる。それもそのはず、源さん自体の状態が疲れが見えて苦しくなってきたから。投げ出してはいないけど、諦めてはいて、前へのエネルギーで動いているわけではないから。最後に源さん自身の言葉もなく、少し期待してしまった自分がいたなと思った。いのちの車窓から2を読んだ後も思ったけど、これからも源さんもずっと応援しているし、ゆいちゃんがいてほんまによかったな…と思う。そしてなぜ源さんが好きかがわかってよかった、誠実だからなんだなぁ。

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    2026年06月25日
  • 星野源論(新潮新書)

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    星野源"論"という作品名の通り、様々な視点から星野源が解釈され論じられている。面白い。
    みんなの中にも、星野源論は存在するなと、思いましたよ。

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    2026年06月22日
  • タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

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    なんていびつな本なのだ…と思ったが最後。
    ずんずん読み進めたいと思ってしまう。
    なんたる。
    この、TVの中での、タモさんの年表の感じを書いてくれてる非常に興味深いw

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    2026年05月25日
  • タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

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    netで見つけて、気になって購入。初めての戸部田誠。
    タレント:タモリのデビュー当時から現在までの、様々な発言やエピソードを丹念に読み解き、その特異性と唯一無二の魅力に迫っています。
    「この手の本」としては大変詳しく、膨大な時間を掛けて調べており、非常に興味深く読む事ができました。
    皆さんが知っているようで、知らないタモリの一面を垣間見れるかも・・・(^_^;)

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    2026年03月17日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    自分の好きな作品を陰で支えている人々の懸命な努力、楽しんで仕事をしていることを知ることができてとても刺激になった。
    環境の変化にいち早く対応していくことは大企業こそ難しいが、常に意識していなければならないと思った。

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    2026年01月28日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    2015年頃、初めてのスマホとジャンプ+との出会い。読みながら「あー昔こんなコンテンツあったな」と懐かしくなった。
    今やどの出版社でもデジタルコンテンツに力を入れているが、「初回全話無料」は読者的にもびっくりした記憶。
    前作『月下美刃』の世界観が好きでコミックスも買っていたから、『SPY×FAMILY』が大流行りした時めちゃくちゃ嬉しかったね〜
    誌面のように制限がなく、だれでも連載の可能性が持てる時代になった。

    私が好きな作品は
    『エンペラーといっしょ』
    『山羊座の友人』
    『地獄楽』

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    2025年12月09日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    単なるマンガアプリではない。
    その理由が知りたくて読んだが、比較しないとわからない。
    ぜひ他社のマンガアプリも取材して欲しい。
    集英社から出版するのは、ブランディングのひとつだと思うし、それで留まるのはもったいない。

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    2025年11月24日
  • 笑福亭鶴瓶論(新潮新書)

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    他者目線で語られることによって、より浮き彫りになる笑福亭鶴瓶という芸人のバケモノ性。「運とはぼたもちが落ちる位置にいること」など、本人による金言も盛り沢山。刊行された当時65歳と考えると、いかにその矜持が確立されているのかが解ったり。

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    2025年10月18日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    ジャンプラが軌道に乗ってきたころ読み始めた読者として、黎明期の苦労や前身となるアプリについては知らなかったので面白かった。けど社員が多彩すぎて、こんなに仕事抱えるなんて本当にできるの?!とびっくりもした。
    漫画家を発掘し育てることが最重要という信念がブレないからジャンプもジャンプ+も王者なのだと実感。競技かるたで言えば、集英社は圧倒的な攻めがるたというわけだ、、、

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    2025年09月29日
  • 人生でムダなことばかり、みんなテレビに教わった

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    樹木希林から杉村太蔵まで、まさしくテレビだからこその雑多で多様な100人のラインナップだし、てれびのスキマさんだからこその人選もキラリと光る。2017年刊行、50音順での収録故に、今読むと深い味わいが生じている項もちらほら。

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    2025年09月24日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    ジャンプ+ができるまでの過程、携わった方々の変遷や思い等、熱量が伝わる一冊でした。
    自身、『週刊少年ジャンプ』は30年以上途切れることなく愛読しておりますが、ジャンプ+については、各作品に触れる機会はあっても基本的にノータッチでした。しかし、本著を読んでみるとジャンプ+は、ジャンプの基本理念である才能の発掘に焦点が濃く当てられており、また、小手先の一年程度で食いつくされるコンテンツとは違い、基本に忠実であるが故にここまで成長できたことが良く解りました。感覚としては、「一流のスポーツ選手は基礎トレーニングを欠かさない」ようなものなのかなぁと感じました。まさに、漫画雑誌会のイチローです。
    これからも週刊少年ジャンプは愛読は勿論、ジャンプ+も見たいなぁと思わせる一冊でした!!

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    2025年09月10日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    誌は随分読んでいないし、スマホにジャンプ+もインストールしていない自分が読んでも面白かった。日曜劇場ばりに激アツな「仕事と信念」を巡るドキュメントで、ラストの寄せ書きメッセージはちょっと泣いた。『正反対な君と僕』は読もう。

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    2025年08月09日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    ここ10年の出版社の収益はマンガを持っているか持っていないかで大きく差が出ているようです。それはマンガのデジタル化が大きく寄与しています。マンガはスマホで読むことが当たり前になった10年でした。ちょうど2016年に開設された漫画村が違法とされ2018年に閉鎖された出来事もマンガのデジタル化への欲望を象徴しているようにも思えます。そんな海賊版サイトが月の裏側だとしたらブライトサイド、月の表側のマンガDX物語が本書です。1994年653万部に達した頃だったと思いますが少年ジャンプのシティボードに「ともだち600万人」というコピーを見つけた記憶があります(調べたけど発見出来ず…)。その時代の回し読みを考慮して、ジャンプ+の読者数として1000万人を目指している、という発言に触れた時、スティーブ・ジョブズがiPhoneを発表する時「電話を再発明」すると言ったことを思い出しました。きっとジャンプ+はマンガを再発明しているのだと思います。本書でわかったことはデジタルはマンガと読者の関係を変えただけでなく作者との関係も変えている最中なのでは?ということ。恥ずかしながらこの本でジャンプ+のアプリをDLし『SPY×FAMILY』『彼方のアストラ』『ファイアパンチ』『エルドライブ』『とんかつDJアゲ太郎』『生者の行進』『幼稚園WARS』『ラーメン赤猫』『地獄楽』『怪獣8号』『ダンダダン』『ルックバック』『正反対な君と僕』『タコピーの原罪』『ふつうの軽音部』…無料の第一話読んでそう思った次第です。もともとのジャンプがマガジン・サンデーの作家たちを旧世代化したみたいなことが起こっているように感じました。きっとこれから電車の中での過ごし方、変わりそうです。

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    2025年08月09日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    ジャンプのジャンプらしさ、それを貫く編集者たち、仕事をするうえで大事なことを学んだ気がする
    ジャンプ漫画好きなら共感しながら読める

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    2025年07月19日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    集英社の漫画アプリ「ジャンプ+」を作った人間たちの裏側を描いたもの。
    プロジェクトXやガイアの夜明けを文章で読んでいるような気になる。
    著者は「テレビのスキマ」のペンネームでテレビの裏側を取材している方なので、本書も関係者たちへの詳細な取材した内容が主になっている。

    正直「ジャンプ+」のアプリは利用していないし、漫画アプリは苦手だった(広告が煩わしいのでね)。当然昔は少年ジャンプを読んで育ってきたので、ジャンプコミックスをいくつも買って読んできた。(こち亀、ドラゴンボール、ONE PIECEなどなど)
    現在はジャンプ+からの単行本がめちゃくちゃ売れるのも珍しくない。「SPY×FAMILY」「ダンダダン」「彼方のアストラ」などなど、漫画もアニメも大ヒットしている作品もジャンプ+発なのだ。そんな時代。

    この本では、デジタルの世界で漫画を読ませることの大変さ、売れる漫画家を育てるという大変さなどがしっかりわかる。それに加えて、アプリを快適に動かしていくことの大変さも良くわかった。ただし、大変なんだけど、みんなやる気に満ちていて、とても熱い!
    漫画が好きで好きで仕方なくて、面白い漫画を一緒に作っていくという熱意がとても良かった。仕事をするというのはこういう熱意が大事だと思い知った。
    新たな漫画家を見つけて、育てることも、大変そうだけど面白そうだった。

    まあ、ジャンプという大看板があるおかけで、優秀な編集者や新人漫画家が集まってくるっていうのはあると思うけど。そこからいいものを作れるかどうかは、熱意を持って挑戦していくことでしかないのだろうなあ。王者の地位に甘んじていたら、いつかは落ちてしまうだろうから。

    この本を読み終えた後、しっかりと「ジャンプ+」をダウンロードさせていただきました。まだ少ししか触ってないけど、なんだか使いやすそう。

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    2025年06月29日