戸部田誠(てれびのスキマ)のレビュー一覧
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ここ10年の出版社の収益はマンガを持っているか持っていないかで大きく差が出ているようです。それはマンガのデジタル化が大きく寄与しています。マンガはスマホで読むことが当たり前になった10年でした。ちょうど2016年に開設された漫画村が違法とされ2018年に閉鎖された出来事もマンガのデジタル化への欲望を象徴しているようにも思えます。そんな海賊版サイトが月の裏側だとしたらブライトサイド、月の表側のマンガDX物語が本書です。1994年653万部に達した頃だったと思いますが少年ジャンプのシティボードに「ともだち600万人」というコピーを見つけた記憶があります(調べたけど発見出来ず…)。その時代の回し読み
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集英社の漫画アプリ「ジャンプ+」を作った人間たちの裏側を描いたもの。
プロジェクトXやガイアの夜明けを文章で読んでいるような気になる。
著者は「テレビのスキマ」のペンネームでテレビの裏側を取材している方なので、本書も関係者たちへの詳細な取材した内容が主になっている。
正直「ジャンプ+」のアプリは利用していないし、漫画アプリは苦手だった(広告が煩わしいのでね)。当然昔は少年ジャンプを読んで育ってきたので、ジャンプコミックスをいくつも買って読んできた。(こち亀、ドラゴンボール、ONE PIECEなどなど)
現在はジャンプ+からの単行本がめちゃくちゃ売れるのも珍しくない。「SPY×FAMILY」「 -
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少年ジャンプ、かと思ったら、ジャンプ+、だったのね。
結論から言うと面白かった。一からネットと取り組み、編集者としても成長していく人達の姿が良かった。
もっとも、読んだことがあるのが「怪獣8号」だけなので、作品の評価とか言われてもなんともだった。
基本、ネット漫画は好きではない。紙本派。
色々とあるが、漫画を描いていた身、読んでいた身とすれば、紙でページを捲るからこその仕掛けとか工夫がネットでは活かせない。
端的に、ページ捲った瞬間の、見開きワーオは、ネット漫画では味わえない。
いわんや、ちょっと前に日本は遅れてると言われていた、どこぞの縦読み漫画なんか、せっかく大手塚以降、映画を参考に -
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戸部田誠a.k.a.てれびのスキマがデジタル漫画誌『少年ジャンプ+』の歴史を紐解いた一冊。畑違いのオファーに当初は戸惑ったと著者自ら述べているが、要所で『笑っていいとも!』の例えが出てくるのがニクいw紙媒体の絶対王者がデジタルに進出するという典型的なイノベーションのジレンマ。それを地で行くノンフィクションは漫画に疎くても企業ドラマとしてめちゃくちゃ面白い。個人的にはITエンジニアの仕事をしていることもあって技術的負債やシステム負荷の話題が出てくる第6・7章が特に読み応えがあった。裏を返せば「色んな漫画の誕生や連載時の秘話や作家の裏話が読める」と思って本書を手に取るとミスマッチ起きるかも(そうい
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戸部田誠a.k.a.てれびのスキマがハウフルス代表取締役演出家(本当にこの肩書き)にインタビュー取材した一冊。テレビ好きなら一度は聞いたことがある制作会社ハウフルスの正体以上に菅原正豊という一人の人間に迫る内容になっている。とはいえ何か結局煙に巻かれた感も否めないのが恐ろしいw『どっちの料理ショー』や『THE夜もヒッパレ』はラヴィットはじめ今の番組にもそのまま受け継がれてるもんなぁ。今や伝説の番組となっている『ボキャブラ天国』も立ち上げ当初は試行錯誤があったのか。個人的には『チューボーですよ!』の堺正章へのこだわりの一方でノブコブ吉村の加入の裏話とか聞いてみたかった。そして終盤に出てくる「ドラ
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考察ブームも相まって近年増えつつある地上波テレビにおけるフェイクドキュメンタリー。著者は「実はテレビというメディアでこそ、もっとも威力を発揮する表現形式」と述べ、その歴史を丹念に追っていく。映画や有料メディアは敢えて除外という鉄の意志。やはり最初は『放送禁止』から始まり、一連の『山田孝之』シリーズ、そして大森時生という時代の寵児へ。もちろん竹村武司の暗躍も外すことはないw大半の番組が2000年代以降、何なら第3章の途中からは2020年代の番組なので「昔のテレビはすごかった」的な懐古趣味に堕ちておらず、何より著者の「テレビはいまも面白い」という主張を支えている。自分は本書に出てくる番組は結構見て
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日本で最も知名度がある有名人であるタモリさんについて、過去のテレビやラジオでの発言、著書や雑誌などの内容、関係者の証言などをかき集めて分析、まとめられた内容でした
タモリさんは一番の有名人ですが、一方でどういう方なのか、その本質はベールに包まれているので、敢えて本人にインタビューせずに、様々な資料から紐解いて地道に分析して、「タモリにとって〇〇とは何か」というタイトルで章立てさた形でまとめられています
また、芸能の世界に入ったキッカケや「いいとも」の司会者として抜擢された経緯、その時の本人の気持ちなども書かれていて面白かったです
「明日を考えて今日を生きてる奴はダメ、過去を振り返るヤツも -
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ずっと読みたかった本。
タモリにとって「タモリ」とは何か?という問いかけが既に興味を引く。
タモリ自身ではなく、タモリの過去の発言からタモリとは何かを突き詰めている。
読み終わっての感想を一言で言うなら、タモリ学とは一つの立派な哲学であるということ。
共感できる部分も多々あったが、その中でも「意味なんて探すから世界が重苦しく感じる」という言葉は一番印象に残っている。いろいろと深く考えてしまう、良くも悪くもなんでも調べることができてしまう世の中は便利でもあるが、一方で人が疲弊してしまう要因にもなっている。今の若者にこそぜひ感じてほしい、見てほしい生き様だなと感じた。
この本の最後に、いいともでお -
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「ニューヨークに行きたいかー!!!!!!」
「おーーーー!!!!!!」
「罰ゲームは怖くないかーー!!!!!!」
「おーーーー!!!!!!」
ウルトラクイズがテレビで放映されていた当時、私はまだ出場資格はありませんでした。毎年流れているスケールの大きい番組に「いつか出たい」と思っていたものです。
残念ながら出場できる年齢になる前にウルトラクイズ自体は終了してしまいましたが、ウルトラクイズの多くのファンがそうであるように、私も「第13回」は、何度も何度も、それこそビデオテープが擦り切れるまで見ていました。
まさか30年以上たって新しく情報が出てくるとは…。
頭の中にこびりついている映像 -
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良くも悪くも日本の芸能界を形成し、同時に視聴者にも広くその存在は知られている芸能事務所の起源を調査した一冊。ジャズから出発して映画やレコード会社、そしてテレビ黎明期にまで話は及ぶ。膨大なインタビュー取材と資料からストーリーが浮かび上がってくる構成はさながら大河ドラマ。知らない史実ばかりでとても面白かった。ただ、ドラマチックな筆の一方で(あとがきで「本書で解き明かしたいのはそういった部分ではありません」とエクスキューズされているものの)昨今報道されることが増えてきた負の側面や韓国エンタメに周回遅れで惨敗している日本の現状との因果関係にまで踏み込んでいない点には物足りなさを感じる。その辺りは続刊に