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鶴瓶こそが“最強”の芸人である――。大物と対等にわたりあう一方で、後輩にはボロクソにイジられる。全国を訪ねて地元の人々と交流した翌日には、大ホールで落語を一席。かくも老若男女に愛される「国民的芸人」の原動力とは何か。生い立ちから結婚、反骨の若手時代、「BIG3」との交遊、人気番組「家族に乾杯」秘話まで、その長く曲がりくねった芸人人生をたどり、運と縁を引き寄せるスケベで奥深い人生哲学に迫る。
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Posted by ブクログ
笑福亭 鶴瓶の魅力をぐいぐいっと伝えてくれる良書だった。 何故、鶴瓶がお茶の間に愛され続けているのか。 何故、鶴瓶ってスケベ=人間好きなのか。 鶴瓶が大切にしていることを日々必死にしていることが周りには彼の当たり前に見え、それが魅力になっていた。 日常に笑いあり。それを極めたのが鶴瓶なのだと。
笑福亭鶴瓶をその芸ではなく生き方から考察。SNSの普及で全国民がテレビ評論家になった時代だけど、明確に天下を取ったわけでもキャリアのピークがあるわけでもない対象を批評するというのは簡単ではないと思う。時にスタッフと衝突する反骨心など誰もが知ってる鶴瓶の未知の魅力を教えてくれる一冊。
大阪で生まれて大阪で暮らした私にとっては、笑福亭鶴瓶さんは兄貴みたいな存在です。ヤングタウン、わいのわいの90、ぬかるみの世界。ラジオにかじりついていたのが昨日のようです。本著には、鶴瓶さんの本質が語られています。いろんな著名人との関わり合い、奥様との出会い、逸話には微笑ましかった。とっても楽しめま...続きを読むした。
新聞の書評で気になって手にした新書。 保毛尾田保毛男騒動だけが話題になったけど、みなさんのおかげでした特番でもとんねるずにいじり倒されていた鶴瓶。彼のスケベさを描いた一冊。 アドリブ、即興で鶴瓶っていうと、「らくごのご」を思い出すけど、それが一切触れられていないのが気持ち悪い。 でも、鶴瓶はやっぱり...続きを読む最強だ。
引用文献リストがきちんとついているところがすごい。鶴瓶自身の発言や、雑誌の取材などの情報を収集・整理して、1冊の読み物にしてある。タモリとの関係も、「へぇー、そうだったんだ」と感心した。 じつにいい本でした。
他者目線で語られることによって、より浮き彫りになる笑福亭鶴瓶という芸人のバケモノ性。「運とはぼたもちが落ちる位置にいること」など、本人による金言も盛り沢山。刊行された当時65歳と考えると、いかにその矜持が確立されているのかが解ったり。
笑福亭鶴瓶の凄さがわかる一冊です。 どのようにして落語家になり、どのように売れていったかというヒストリーとともに、芸人としての鶴瓶師匠のこだわりが分析されています。 こんなに普通で、こんなに人が好きなスターは他にいませんね。
玲子夫人のハナシはパペポでも聞いていたが、こんなにも素晴らしい方とはしらなんだ。パペポはだいたい尖ったハナシが多かったけど、上岡さんも鶴瓶さんも共に愛妻家でそのハナシになるたびホッコリしたものだ。
笑福亭鶴瓶さんのことをニコニコし時に全裸になる師匠くらいの認識なのではないか。尖りまくっている鶴瓶さんという切り口は初めてだったし、憧れらないスケベ力が強烈。 愛される芸人の人生観を知れる本!
『縁は努力』なのだ。 様々な場所に出向き、時間をかけ、人と接すること。単純に機会を増やす。その遠回りに見える泥臭い道こそが、運を引き寄せ、縁をつなぎ、奇跡を呼ぶ近道なのだ。(P242)
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