戸部田誠(てれびのスキマ)のレビュー一覧
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王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記
長年、紙の『週刊少年ジャンプ』を読み続けてきた私にとって、デジタル媒体である「ジャンプ+」はどこか遠い存在だった。親友がその面白さを熱心に説いていても、心のどこかで「自分は紙の世代だから」と線を引いていた部分があったのかもしれない。しかし、細田成規氏によるこの10年戦記を読み終えた今、その認識は根底から覆された。これは単なるプラットフォームの成功譚ではない。紙のジャンプが築き上げた「王者」としての矜持を胸に、ネットという荒野で大の大人たちが血の滲むような試行錯誤を繰り返した、泥臭くも熱い挑戦の記録である。
本書の核心は、ジャンプが黎明期から守り続け -
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・テレビの番組はどこから始めるかで、その番組の目指している方向性を示すことになる。
・楽しいことは何か、新しいことは何か、美味しいものは何か
知っていてほしい
・MA前が視聴率
・カッコいいものはカッコ悪い。
・ナレーションは制作者のメッセージを伝えるもの。
ナレーター選びは大切。
・企画はコンセプトから考える。
やりたいことがひと言でわかるものがいい。
ENKAI TV→世界のヒット曲は全部演歌だ
アド街→街は商品だ
・略したらどうなるか、それは最初から考える。
・会議は戦場。1番面白いものを作ったヤツが偉い。
・面白いものを作ろうってときはみんな平等。
・番組がうまく走り -
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本屋のサブカルの棚から発掘。ジャンプ黄金時代とともに育った世代として、アプリ「ジャンプ+」は初期からインストールしていたため、全編通して興味深く読んだ。ただ読み手は選ぶかも知れない。
ジャンプと言えば、創刊時すでにサンデーやマガジンといった少年マンガ誌が売り出されていたことから多くの作家を確保できず、新人発掘に注力した結果、王者まで登り詰めた歴史があり、自分の中では、新日本プロレスが旗揚げ当時、全日本プロレスに外国人レスラーのコネクションを独占され(当時は外国人対日本人の構図で盛り上げるのが主流)、やむを得ず新たなスターの発掘や日本人対決を売りに、全日本と比肩する団体にまで成長した経過とオーバ -
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漫画やラーメンは、今や日本を表す代表的な
大衆文化と言っていいと思います。
しかし最初からそうだった訳ではないが、先
人たちが人生を賭けて「最高のモノ」を求め
た結果、今や誰もが知る日常的な文化にまで
昇華したのです。
クイズもまた同じです。
今でこそ「東大王」や「Qさま」など、TVコ
ンテンツとして見ない日はないほどのクイズ
番組。
今ではクイズ作家なる職業も生み出している
「産業」でもあるのです。
その契機となったのが「アメリカ横断ウルト
ラクイズ」です。
まさしくこのイベントに人生を賭けた若者た
ちが数多くいました。
現在では視聴者参加型のクイズ番組はほとん
ど存在せず、回 -
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1989年、日本の繁栄のピークとクイズ文化の華やかな青春群像
1989年の第13回アメリカ横断ウルトラクイズを軸に、そこに集う若者達の「クイズ青春物語」。
中学時代にリアルタイムでテレビにかじりついてた世代としては、すごく楽しめました。
当時、まだ市民権を得ていなかった「クイズ研究会」などの話は本当に「青春」ですねー。
当時、日本全国に同時多発的に現れた「クイズ研究会」的なものは豊かな時代になってそういった文化趣味に属するものに若者が没頭できる環境が整ったから、という原因を考えると、マンガ、アニメオタク文化が勃興してきたのと同じ文脈で考えていいのかなと思いました。 -
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自分も出たいなあと思っていたアメリカ横断ウルトラクイズの、伝説と言われた第13回にフォーカスした、ノンフィクション。
テレビで当時観ていたが、あの熱気はすごかった。
本書によると13回ウルトラクイズは第一次予選終了の時点で、大学クイズ研関係者が三分の一を占めてしまい、番組制作側は焦ったという。
ウルトラクイズは、普通のクイズ番組という枠組みでは無く、クイズを通じてニューヨークを目指す人間ドラマが感動を生むというコンセプトで様々なキャラクターがいてくれた方が、良いと考えていたのだ。
しかし、結果は大変盛り上がり、多くの人の記憶に残る印象的な会になったそうだ。
クイズに青春を燃やした人々の物語 -
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ネタバレ日テレ快進撃の裏側を描いた本。今のテレビ業界にはない勢いが詰まっている。
時代の違いを感じながらも、自分が本の登場人物のように情熱を持って仕事できてるか考え、恥ずかしくなった。
時代を言い訳にしたくないと思う。
以下、気になった部分の備忘録。
・日本テレビのディレクターは代々仲がいい。24時間テレビであつまり、作り方の共有と差別化ができる。
・細野邦彦いわく「ハイブローなことよりも人間誰しも関心があるローブローのことを、そのままストレートにみせるのではなく、綺麗にパッケージすることが大事」
・五味一男はクイズ番組を立ち上げるため、クイズの出題傾向や司会者、回答者、セットや番組構成、画面 -