戸部田誠(てれびのスキマ)のレビュー一覧

  • タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

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    自らテレビっ子と称する筆者の一視聴者としての視点からまとめられたタモリ学。「タモリ」という存在がいかにして形成されたのか、その哲学はどのように生まれてきたのかを知ることができる。彼の「意味や言葉」に対する独特な考え方はとても新鮮。自然体な、今を自由に生きるという生き方や、人間関係に対するスタンス(他者に対する距離感)が、ずっと一貫していることが素晴らしい。この境地迄達するのは容易ではないだろうが、楽に生きる大いなるヒントになるのではないかと思う。

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    2022年03月23日
  • 笑福亭鶴瓶論(新潮新書)

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    笑福亭鶴瓶の凄さがわかる一冊です。
    どのようにして落語家になり、どのように売れていったかというヒストリーとともに、芸人としての鶴瓶師匠のこだわりが分析されています。
    こんなに普通で、こんなに人が好きなスターは他にいませんね。

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    2021年07月17日
  • 全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方

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    奇しくも「平成」が終わる。まさに平成のテレビ史と言える本だ。
    確かに日テレは今も強い。
    視聴率三冠王以外にも、デジタル方面への攻めも他局と比較して積極的。
    とにかく新しい事象に対して飛びつくのが早く、迷いがない。
    そんな企業文化はいかにして生まれたのか?
    日テレにとって、1980年代は負けの時代だった。
    それを逆転させたのが1990年代。
    まさに時代は平成。
    「勝ちグセ」がついたと言えるだろうが、「えげつない勝ち方」をしてからの日テレは確かに強いのだ。
    ただこの本を読めば読むほど、「特別なことをやった」という事実がないことが分かる。
    当たり前のことを、当たり前に速やかに実行しただけ。
    現場で思

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    2020年06月21日
  • 全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方

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    冒頭の「苦手」が秀逸。
    「嫌い」や「ダサい」とかだと角が立つけど、「苦手」なら、まだ知らない部分にきちんと向き合うことで克服できそう、前向きだ。そういうシーンがあったら「苦手」って言おう。
    でも、やっぱり嘘はつけないようで、そこはかとなく違和感を匂わす書きっぷりも感じられましたよ。(実際どうかはわかりませんが)
    しかし、現在のテレビが凋落した原因は日テレが天下を取ったからなんじゃないかと思い始める。フジは軽佻浮薄ではあったものの、深奥には知性と教養があった、ような。日テレはマスな人間の欲望を最大公約数で叶えてくれるので、ある層の視聴者にとってはテレビは単なる娯楽に落ちぶれてしまった。だから、も

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    2020年01月07日
  • 笑福亭鶴瓶論(新潮新書)

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    玲子夫人のハナシはパペポでも聞いていたが、こんなにも素晴らしい方とはしらなんだ。パペポはだいたい尖ったハナシが多かったけど、上岡さんも鶴瓶さんも共に愛妻家でそのハナシになるたびホッコリしたものだ。

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    2019年12月28日
  • 笑福亭鶴瓶論(新潮新書)

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    笑福亭鶴瓶さんのことをニコニコし時に全裸になる師匠くらいの認識なのではないか。尖りまくっている鶴瓶さんという切り口は初めてだったし、憧れらないスケベ力が強烈。
    愛される芸人の人生観を知れる本!

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    2019年08月25日
  • 売れるには理由がある

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    ‪確か町山智浩が「批評とは第一に作り手の意図を読み解き、次にそれを超えた範囲までを指摘すること」と言っていた記憶があるが、本書は後者に重点を置いている。芸だけでなく芸人の人となりを知るとお笑いが立体的に見えてくる。参考文献は全て一般人でも入手可能。まさにお笑いの楽しみ方の教科書。‬

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    2019年04月15日
  • 全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方

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    テレビが、最も輝いていた時代の息詰まる舞台裏。
    ワイプや雛壇など、今のテレビの「常識」が、ひょんなことから
    生まれてきたエピソードも興味深い。

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    2018年08月15日
  • 全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方

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    日テレ快進撃の要因は、24時間テレビにある、という分析を聞いたことがあります。1日まるごと1つの番組を成立させるために、報道とかドラマとかスポーツとかの縦割りを超えたチームになったことが、それが若い作り手世代によってなされたことが効いてきている、と。まさにその詳細篇。フジテレビコンプレックス世代による逆襲物語でした。ひとつひとつの番組が、どうやって生み出され、どう次の番組に繋がっていくか?番組という点が編成という線になって、それがコンテンツ産業としてのテレビ局の組織文化をどう変えていくのか?ビジネススクールのケースのような話です。今だから、と言えるような結果論にも思えますが、だからこそ、この状

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    2018年06月18日
  • 笑福亭鶴瓶論(新潮新書)

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    ネタバレ

     帯に「スケベで奥深い」との惹句!しかしながら、本書のページを読み進めていくと、『鶴瓶の「スケベ」とは「純情」と言い換えることができる。性的な意味はない。貪欲に目の前の人や物を純粋に愛することなのだ。』と、著者は綴っている。
     週刊誌等のインタビュー、映画「ディアドクター」「母べえ」「おとうと」の撮影秘話、NHK「家族に乾杯」のロケの話…etc. 鶴瓶語録満載だ。
     家族、結婚に至る話は、ウルウル(´;ω;`)ウゥゥ意外と思えるエピソードも必見! 個人の意見でした(笑)

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    2017年10月08日
  • 笑福亭鶴瓶論(新潮新書)

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    『縁は努力』なのだ。

    様々な場所に出向き、時間をかけ、人と接すること。単純に機会を増やす。その遠回りに見える泥臭い道こそが、運を引き寄せ、縁をつなぎ、奇跡を呼ぶ近道なのだ。(P242)

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    2017年10月01日
  • 笑福亭鶴瓶論(新潮新書)

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    学生時代、ぬかるみんでした。予備校の月曜日は朝は仲間で昨夜のラジオの反省、感想タイム。MBSラジオの番組にもスタジオに生出演しました。終わったあと、アフロヘヤーと記念写真、その頃からもお客さんを大切にする、CSの塊でした。尊敬できる芸人です!

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    2017年09月16日
  • 笑福亭鶴瓶論(新潮新書)

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    笑福亭鶴瓶は粉うかたなきお笑い界の大物にもかかわらず、「もっとおもろなりたい!」と後輩に嘆き、「日本で一番サインしてるんとちゃうか」と涼しい顔で語り、ファンとの関わりに時間を割く。そう今風に言うなら「神対応」を365日してる芸人。その一方で、今でもテレビカメラの前で局部開陳をやりかねないアナーキーさも持ち合わせる。

    著者はその鶴瓶の生き方を「貪欲に満ち溢れている」と捉え、それを「スケベ」のフレーズに凝縮する。

    本書は京産 落研から6代目笑福亭松鶴への入門、あのアフロヘアーの秘話、ラジオで培われた鶴瓶噺、入試で見初めた人と結婚、東京進出の挫折と復活、齢50を超えてからの古典落語に挑戦…、公私

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    2017年10月31日
  • 人生でムダなことばかり、みんなテレビに教わった

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    ‪テレビの中の人がちょっと愛おしくなる、そんな一冊。どれほど真摯にテレビを見ていたらこんな本が書けるのか?凄いの一言。それでいて自身の批評眼をひけらかさず五十音順で淡々と紹介、挙げ句の果てに「ザッピング的に読みたいところを選んでもらっても大丈夫」という潔さ。著者もまた粋だと思う。‬

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    2017年05月20日
  • 人生でムダなことばかり、みんなテレビに教わった

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    『てれびのスキマ』でおなじみの著者が、その時に印象的だった芸能人の発言を抜き取って書いたコラム集。

    色んな芸能人のバックボーンを知ることができた。

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    2017年05月17日
  • 人生でムダなことばかり、みんなテレビに教わった

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     テレビの出演者に対して鋭くも温かな評論を書いている戸部田氏による、雑誌連載で行われた評伝を取りまとめた一冊である。
     テレビに出演するあらゆる人物について、テレビ上で発した何気ないコメントからその人物を立体的に想像しようという、氏らしい手法での評伝だ。
     ここで取り扱われている人物は多種にわたり、芸人、俳優、ミュージシャン、文化人と本当に幅広い。雑誌連載ということで2P半程度の短いものであるのが惜しいところだが、その視点の鋭さは相変わらずである。

     さすがに紙面の関係でやや薄味な内容であることは否めないが、さすがテレビをよく見ておいでの自称「テレビっ子ライター」。意外な人物の意外な発言など

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    2017年03月17日
  • 星野源論(新潮新書)

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    星野源フリークからすると
    音楽の掘り下げ方は自分が知らない部分も多く
    「ふ〜む…」と納得できることも多かったんだけど

    今思うのは
    結局ファンは論なんて求めてないってこと

    それなら
    星野源自身が語る星野源を
    もっと知りたい

    源さんのエッセイの最新刊を
    切に願います

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    2026年06月26日
  • タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

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    2014年に単行本として刊行。タモリのデビューから当時までの活躍を振り返る。デビューの変な芸やいいともやタモリ倶楽部をリアルタイムで見ていたので芸風がだいぶ変わったように思うが、本人的には変わっていないとのこと。

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    2025年08月18日
  • 「深夜」の美学~『タモリ俱楽部』『アド街』演出家のモノづくりの流儀

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    なんか期待したものと違った。
    いや、内容はある意味想定していたものなんだけど、
    広がりすぎた。

    タモリ倶楽部とアド街ック天国だけでよかった。
    フルハウスという番組制作の会社のトップ、菅原正豊さんの頭の中を解きほぐす本のようで、
    様々な番組の紹介、制作秘話に多くのページが費やされた。

    自分が見たことがあったのはタモリとアド街とチューボーですよ!くらい。
    チューボーですよ秘話は意外だった。
    あの器用なマチャアキが、料理はこの番組が初めてだったと。
    いや、テレビ用の料理が、ではなく、おぼっちゃまの彼は、生まれてこの方料理などしたことがなかった。
    しかしこの番組のために、ちゃんと料理ができるように

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    2025年07月16日
  • 「深夜」の美学~『タモリ俱楽部』『アド街』演出家のモノづくりの流儀

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    金曜日の深夜「タモリ倶楽部」を観ることがウイークデイとウイークエンドの切替スイッチでした。もちろんリアルタイムで視聴出来ないこともありましたがそれでも土曜日の朝に録画で観ることが生活習慣でした。きっと仕事頑張らなきゃという生産的なモードを解除してくれる番組だったのだと思います。2023年3月31日終了した時マジに「これからどうするんだ?」状態になってしまい今だにハードディスクレコーダーの録画設定には休止まま放置してあります。もし再開したらすぐまた録画できるように…この本を読みながらハウフルスの番組を思い出すのと同時に蘇るのはその番組をどの時間で誰と観たか、という記憶です。例えば「探検レストラン

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    2025年07月03日