戸部田誠(てれびのスキマ)のレビュー一覧
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奇しくも「平成」が終わる。まさに平成のテレビ史と言える本だ。
確かに日テレは今も強い。
視聴率三冠王以外にも、デジタル方面への攻めも他局と比較して積極的。
とにかく新しい事象に対して飛びつくのが早く、迷いがない。
そんな企業文化はいかにして生まれたのか?
日テレにとって、1980年代は負けの時代だった。
それを逆転させたのが1990年代。
まさに時代は平成。
「勝ちグセ」がついたと言えるだろうが、「えげつない勝ち方」をしてからの日テレは確かに強いのだ。
ただこの本を読めば読むほど、「特別なことをやった」という事実がないことが分かる。
当たり前のことを、当たり前に速やかに実行しただけ。
現場で思 -
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冒頭の「苦手」が秀逸。
「嫌い」や「ダサい」とかだと角が立つけど、「苦手」なら、まだ知らない部分にきちんと向き合うことで克服できそう、前向きだ。そういうシーンがあったら「苦手」って言おう。
でも、やっぱり嘘はつけないようで、そこはかとなく違和感を匂わす書きっぷりも感じられましたよ。(実際どうかはわかりませんが)
しかし、現在のテレビが凋落した原因は日テレが天下を取ったからなんじゃないかと思い始める。フジは軽佻浮薄ではあったものの、深奥には知性と教養があった、ような。日テレはマスな人間の欲望を最大公約数で叶えてくれるので、ある層の視聴者にとってはテレビは単なる娯楽に落ちぶれてしまった。だから、も -
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日テレ快進撃の要因は、24時間テレビにある、という分析を聞いたことがあります。1日まるごと1つの番組を成立させるために、報道とかドラマとかスポーツとかの縦割りを超えたチームになったことが、それが若い作り手世代によってなされたことが効いてきている、と。まさにその詳細篇。フジテレビコンプレックス世代による逆襲物語でした。ひとつひとつの番組が、どうやって生み出され、どう次の番組に繋がっていくか?番組という点が編成という線になって、それがコンテンツ産業としてのテレビ局の組織文化をどう変えていくのか?ビジネススクールのケースのような話です。今だから、と言えるような結果論にも思えますが、だからこそ、この状
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笑福亭鶴瓶は粉うかたなきお笑い界の大物にもかかわらず、「もっとおもろなりたい!」と後輩に嘆き、「日本で一番サインしてるんとちゃうか」と涼しい顔で語り、ファンとの関わりに時間を割く。そう今風に言うなら「神対応」を365日してる芸人。その一方で、今でもテレビカメラの前で局部開陳をやりかねないアナーキーさも持ち合わせる。
著者はその鶴瓶の生き方を「貪欲に満ち溢れている」と捉え、それを「スケベ」のフレーズに凝縮する。
本書は京産 落研から6代目笑福亭松鶴への入門、あのアフロヘアーの秘話、ラジオで培われた鶴瓶噺、入試で見初めた人と結婚、東京進出の挫折と復活、齢50を超えてからの古典落語に挑戦…、公私 -
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テレビの出演者に対して鋭くも温かな評論を書いている戸部田氏による、雑誌連載で行われた評伝を取りまとめた一冊である。
テレビに出演するあらゆる人物について、テレビ上で発した何気ないコメントからその人物を立体的に想像しようという、氏らしい手法での評伝だ。
ここで取り扱われている人物は多種にわたり、芸人、俳優、ミュージシャン、文化人と本当に幅広い。雑誌連載ということで2P半程度の短いものであるのが惜しいところだが、その視点の鋭さは相変わらずである。
さすがに紙面の関係でやや薄味な内容であることは否めないが、さすがテレビをよく見ておいでの自称「テレビっ子ライター」。意外な人物の意外な発言など -
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なんか期待したものと違った。
いや、内容はある意味想定していたものなんだけど、
広がりすぎた。
タモリ倶楽部とアド街ック天国だけでよかった。
フルハウスという番組制作の会社のトップ、菅原正豊さんの頭の中を解きほぐす本のようで、
様々な番組の紹介、制作秘話に多くのページが費やされた。
自分が見たことがあったのはタモリとアド街とチューボーですよ!くらい。
チューボーですよ秘話は意外だった。
あの器用なマチャアキが、料理はこの番組が初めてだったと。
いや、テレビ用の料理が、ではなく、おぼっちゃまの彼は、生まれてこの方料理などしたことがなかった。
しかしこの番組のために、ちゃんと料理ができるように -
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金曜日の深夜「タモリ倶楽部」を観ることがウイークデイとウイークエンドの切替スイッチでした。もちろんリアルタイムで視聴出来ないこともありましたがそれでも土曜日の朝に録画で観ることが生活習慣でした。きっと仕事頑張らなきゃという生産的なモードを解除してくれる番組だったのだと思います。2023年3月31日終了した時マジに「これからどうするんだ?」状態になってしまい今だにハードディスクレコーダーの録画設定には休止まま放置してあります。もし再開したらすぐまた録画できるように…この本を読みながらハウフルスの番組を思い出すのと同時に蘇るのはその番組をどの時間で誰と観たか、という記憶です。例えば「探検レストラン