あらすじ
さんまの人生哲学、たけしの野望
人気タレントが番組中になにげなくこぼした一言が、彼らの来し方行く末を物語る。
100人による100の名言で編む文庫オリジナル。
お笑い芸人もアイドルも、ゆるキャラまでも、
テレビの前ではその「人間性」がむき出しになる。
ビートたけしの若き日の野望、明石家さんまの「生きてるだけで丸もうけ」。
黒柳徹子は、宮沢りえは、田原総一郎は何を思い、カメラに向かうのか。
人生に「ムダ」だけど大事なことはみんな、テレビが教えてくれる!
【他にもこんな登場人物が!】
綾野剛、有吉弘行、石橋貴明、伊東四朗、内村光良、蛭子能収、大泉洋、太田光、岡村隆史、片桐はいり、香取慎吾、樹木希林、甲本ヒロト、堺雅人、坂上忍、さかなクン、清水富美加、志村けん、笑福亭鶴瓶、関根勤、高田純次、武井壮、武田鉄矢、田村淳、タモリ、壇蜜、千原ジュニア、出川哲朗、所ジョージ、中居正広、長瀬智也、中谷美紀、二階堂ふみ、博多華丸・大吉、バカリズム、濱田岳、早見あかり、ふなっしー、ベッキー、星野源、又吉直樹、マツコ・デラックス、満島ひかり、ムロツヨシ、桃井かおり、百田夏菜子、安田顕、山里亮太、若林正恭……
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
樹木希林から杉村太蔵まで、まさしくテレビだからこその雑多で多様な100人のラインナップだし、てれびのスキマさんだからこその人選もキラリと光る。2017年刊行、50音順での収録故に、今読むと深い味わいが生じている項もちらほら。
Posted by ブクログ
テレビの中の人がちょっと愛おしくなる、そんな一冊。どれほど真摯にテレビを見ていたらこんな本が書けるのか?凄いの一言。それでいて自身の批評眼をひけらかさず五十音順で淡々と紹介、挙げ句の果てに「ザッピング的に読みたいところを選んでもらっても大丈夫」という潔さ。著者もまた粋だと思う。
Posted by ブクログ
『てれびのスキマ』でおなじみの著者が、その時に印象的だった芸能人の発言を抜き取って書いたコラム集。
色んな芸能人のバックボーンを知ることができた。
Posted by ブクログ
テレビの出演者に対して鋭くも温かな評論を書いている戸部田氏による、雑誌連載で行われた評伝を取りまとめた一冊である。
テレビに出演するあらゆる人物について、テレビ上で発した何気ないコメントからその人物を立体的に想像しようという、氏らしい手法での評伝だ。
ここで取り扱われている人物は多種にわたり、芸人、俳優、ミュージシャン、文化人と本当に幅広い。雑誌連載ということで2P半程度の短いものであるのが惜しいところだが、その視点の鋭さは相変わらずである。
さすがに紙面の関係でやや薄味な内容であることは否めないが、さすがテレビをよく見ておいでの自称「テレビっ子ライター」。意外な人物の意外な発言なども多く採られていて、読んでいて実に楽しい一冊だった。
ここでは星四つと評価している。星一つ落としているのは、やはりどうしてもこの一つ一つ短さが問題であるように思えるためである。氏の「タモリ学」などを思えば、もっと長尺で描くのを得手とする方だろう。