戸部田誠(てれびのスキマ)のレビュー一覧

  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    マンガ界の王者「少年ジャンプ」に戦いを挑んだ男たちの話。0→1を作るまでの過程やパッとしなかった社員が配置変えで水を得た魚のように躍動する様子が描かれている。働く上での信念や働く環境、人間関係の大切さをすごく感じた。

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    2026年08月26日
  • 星野源論(新潮新書)

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    ネタバレ

    第二部で、「意味が過剰になっていく」「意味があまりにも迅速に、しかも一方向的に固定されてしまう」と示された事実に共感した。
    考察ブームが田中圭の『あなたの番です』から生まれてきたような気がするが、なにかと意味をつけたがる世の中にかなり疲弊している人は多いんじゃないかと思う。
    そんな時代に星野源が『Gen』をリリースしたことが嬉しくてたまらなかった。何を考えるわけでもなく、ただ音に乗ることが許される世界。私の中で心のオアシスになっている。

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    2026年08月16日
  • 星野源論(新潮新書)

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    10年ほど追っている、源さんについて書かれた本。

    「星野源」について人は語るとき、いつも語り得ないのか___これ、とっても共感しました。文筆家、音楽家、プロデューサー、俳優、ラジオDJ…あまりにも多数の入り口がありすぎるし、それぞれにも多数の側面がある。
    つやちゃんの表現が、とても丁寧で多角的に源さんを見ていて、リスペクトを感じられて好きになりました。

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    2026年08月09日
  • 星野源論(新潮新書)

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    私にとっては"エッセイスト星野源"の印象が強い
    彼の言葉からは暗闇の中一緒に座り夜明けを待つような安心感を感じるからだ
    多方面の活躍により、人により印象は様々で彼を表現することは難しい
    他者がとことん星野源を深掘りするとこうなるのか...愛とそれ以上の尊敬に溢れていた

    意味を求めがちな世の中で創作する苦悩
    全てにメッセージを込めなくたっていい
    主には音楽を通して見る"星野源"そして世の中という内容で面白かった!
    (私はファンと言えるほどではないんですが、エッセイやラジオで発せられる言葉に救われました)

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    2026年08月05日
  • タモリ学 タモリにとって「タモリ」とは何か?

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    読むと心が軽くなる本。
    赤塚不二夫さんの漫画『天才バカボン』の「これでいいのだ」に通じるものを感じた。
    「自由」に生きるってタモリさんのように生きることかもしれない。

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    2026年08月01日
  • 星野源論(新潮新書)

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    これまで、星野源さんが世に出した作品やインタビューを、見守り続けた作者、編者たちが考察し、まとめた一冊。
    彼が世に出した作品の多さと幅広さを、視点を加えて見直すきっかけとなった。

    彼のアルバムを一枚ずつ聞き直したくなったし、まだ聞いたことのないSAKEROCK時代のアルバムも聞きたくなった。

    星野源ファンとして、この本を世に出してくれてありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。

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    2026年07月29日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    出てくる方々それぞれ皆にパッションをすごく感じた。クリエイターさんとの向き合い、仕事への取り組み方・熱量、挫折、1番の目的ではないものの必要であると考えられるお金のこと、他部署や他社・上層部とのすり合わせの難しさなど、エンタメ業界で働いてきた私には、共感的な面も自戒的な面でも色々な面で刺さった。こういう風に働きたいと思っていたのに、いつの間にかそうできなくなっていたなぁと眩しく感じたり。あとは妥協しちゃいけないな、ちゃんと数打っていかないといけないなと痛感した。ストイックだけどどこかドラマチックさもある本だった。

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    2026年07月27日
  • 星野源論(新潮新書)

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    自分は好きなアーティストを聞かれたら、真っ先に「星野源」って返答するくらい彼の曲が好き。ただ理由を聞かれても、「何となくグルーヴ感が好き」としか答えられませんが。
    本書は星野源を芸能、音楽と2つの方面からアプローチしてどのような人物なのかを紐解いていく内容でした。
    感想としては、特に音楽の話では、「アーティスト 星野源」の凄さを執筆者の考えとしてしっかりと文章化していました。この本を読んだお陰で、今まで明確に答えられなかった「なぜ自分は星野源の音楽が好きなのか」という質問に、1つの答えを持てた気がします。

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    2026年07月19日
  • 星野源論(新潮新書)

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    大好きな星野源を、星野源ではない他者が語る。

    人物批評はいくつか読んできたけれど、同じ時代を生きている人物の現時点までを深い洞察で語る本書はとてもアナーキーだな、と思った。

    内容も良かった。「うんうん、そうそう、分かる分かる!」と懐かしい気持ちとともに納得するところもあれば、「そういう切り口で捉えることもできるのか、おもしろい!」と、改めて源さんの幅の広さ、先の見えない奥行きを感じることができて楽しかったし、ハラハラもした。

    戸部田さん、つやちゃんさん、すごい論考を書いてくれてありがとう。まだまだ源さんを好きになれそうです。

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    2026年07月16日
  • 星野源論(新潮新書)

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    凄い。面白い。読んでるうちから星野源への共感が、愛が、止まらなかった。

    一人の人間を、しかも歴史上の人物ではなく、今もまだ生きていて第一線で活躍している人物を、ここまでくまなく論じられるのは、とてもすごいなぁと。

    僕自身、写真を撮ること、文章を書くこと、絵を描くこと、音楽など、いろんなことが好きで、そのどれも諦めたくないなと思っている。思いつつ、どれも中途半端になって、どの分野においても突き抜けられないまま、悶々とした日々を過ごしている。
    そんな中で、第一部で論じられている、やりたいことを全て実現するために、芸能史の中に自分で新たな居場所を作り続けた星野源の姿は、とても印象的だった。
    これまでほとんど音楽という側面でしか彼にふれてこなかったけれど、すくなくともエッセイは読もう。まだ第一作目しか読んでいなかったから、のこりの数冊を収集するところからだ。

    そして、第二部の音楽的星野源考察。これはすごかった。
    SAKEROCK以前以後と、ソロ。ばかのうたから、イエローダンサー、ポップウイルス、そして、ゲン。この変遷の中で、星野源がどのような変化を遂げてきたかを、時代や社会の変化とのリンク、音楽論、そして「型」という概念を用いて論じている。
    食べ物の味を文字に落とし込むのと同じように、音楽を文章で解説することもとても難しい。それを端的でありながら、深く、リズミカルな文章でつづっている著者はすごいなと思った。
    また、「型」という概念はページを追うごとに説得力を増し、まさに星野源という型を的確に表していた。

    帯の言葉「ど真ん中にして異端」は僕的にはどこか違和感があって、どう考えても星野源は「異端にしてど真ん中」だと思う。それは本書を読んだ上でなおさら強く確信することとなった。
    (追記:なぜか勘違いしてた。帯の言葉も「異端にしてど真ん中」でした笑 失礼しました)

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    2026年07月04日
  • 星野源論(新潮新書)

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    星野源という鬼才を通じて、日本歌謡の歴史と、これからのカルチャービジネスの行く末まで占える、豊かな本。
    サラリーマンにとっても、人生の短さと墓さなを受け止めて、素直に静かに欲張り続ける鬼才から学ぶことは多い。

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    2026年06月29日
  • 星野源論(新潮新書)

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    現代は「意味」に辿り着きやすく、消費の早い世界になっていると感じます。

    SNSやネットを通し、ドラマや映画の考察、歌詞の解釈まで、すぐに調べる事が出来ます。

    そんな中、星野源さんの表現は、意味を考えたくなる余白を与えてくれます。本書にこんな一節がありました。
    ———
    意味が人を助ける前に、人を縛り始める速度が、あまりにも速い。

    彼の表現は、意味を押しつけないがゆえに、受け手の側に解釈の余地を残す。
    ———
    意味から離れ、創作によって、相手に正解を渡すのではなく、自分と相手の間に橋を架ける。

    そして、自分が好きなものや大切にしているものを大衆に合わせ変えるのではなく、それがどうすれば相手に届くのかを星野源さんは考え続けました。

    すべてを理解し合えなくても、同じ解釈にたどり着かなくても、「わからないまま、わかりあう」ことができる。

    意味を求めることが当たり前になった今だからこそ、その余白の豊かさを大切にしたいと思いました。

    改めて星野源さんのファンで良かった!おすすめです。

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    2026年06月21日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    登場人物がみなさん熱い。仕事に疲れたり自信がなくなったときに読むと元気が出そうな良い作品。マンガも読みたくなります。

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    2026年02月26日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記
    長年、紙の『週刊少年ジャンプ』を読み続けてきた私にとって、デジタル媒体である「ジャンプ+」はどこか遠い存在だった。親友がその面白さを熱心に説いていても、心のどこかで「自分は紙の世代だから」と線を引いていた部分があったのかもしれない。しかし、細田成規氏によるこの10年戦記を読み終えた今、その認識は根底から覆された。これは単なるプラットフォームの成功譚ではない。紙のジャンプが築き上げた「王者」としての矜持を胸に、ネットという荒野で大の大人たちが血の滲むような試行錯誤を繰り返した、泥臭くも熱い挑戦の記録である。

    本書の核心は、ジャンプが黎明期から守り続けてきた「新人の発掘」と「アンケート至上主義」という二本の柱が、デジタルという未知の領域でどう変容し、あるいは深化していったかにある。かつて、後発誌だったジャンプが先行する大手誌に勝つために選んだ「新人に懸ける」というスタイルは、10年前、ネットの波に晒された集英社にとっても最大の武器となった。ネット漫画がまだ海のものとも山のものともつかなかった時代、彼らが直面したのは「紙のジャンプを脅かす存在になるのではないか」という内部の懸念や、ハードが変わることで自分たちの存在意義が揺らぐ恐怖だったはずだ。しかし、彼らが導き出した答えは極めてシンプルだった。サービスやシステムがどれほど進化しても、最終的に人を惹きつけるのは「コンテンツの圧倒的な面白さ」でしかない、という結論である。
    特に印象的だったのは、ジャンプ+という箱を立ち上げる際、単なる「紙の代替品」を作るのではなく、ネットならではの実験場として定義しようとした編集者たちの執念だ。彼らは、紙では不可能な表現や、読者との新しい距離感を模索し続けた。失敗を恐れずに挑戦し、もがきながらも回答を出し続ける。その過程で『怪獣8号』や『SPY×FAMILY』といったメガヒットが生まれていく様子は、まさに王者が自らの手で新たな王座を築き上げていくドキュメンタリーを観ているようだった。
    この物語を読んでいて、私は自分の生き方や姿勢を投影せずにはいられなかった。私自身、日々の仕事やブログ運営において、変化に戸惑い、時に足が止まることもある。だが、この本に登場するリーダーやクリエイターたちは、目先の利益に惑わされることなく「コンテンツ・オンリー・ナンバーワン」という信念を貫いた。自分たちの強みがどこにあるのかを突き詰め、ハードの変化をむしろ好機と捉えて荒波に飛び込んでいく。その「かっこよさ」は、30代を迎えた今の私にとって、強烈な刺激となった。
    また、ジャンプの歴史を紐解く中で語られる、かつての編集長たちの「若手への声かけ」や「読者を徹底的に意識したコンセプト」といったエピソードも興味深い。小中学生をターゲットに据え、アンケートでシビアに評価を下すという伝統が、デジタル空間での「バズ」や「シェア」という現代の指標と見事に接続されている事実は、本質的な価値は時代を超えて普遍であることを証明している。
    読後に残ったのは、圧倒的な「熱」だ。良い人材が集まる土壌を作り、失敗を許容しながらも最高の結果を求める。そんな理想的なリーダーシップと、それに応える才能の連鎖が、今の「ジャンプ+」という現象を作り上げたのだと確信した。これまで紙のジャンプにこだわっていた自分が、今では「次は何を読んでみようか」とアプリを開くのを楽しみにしている。
    最後に、本書が教えてくれたのは「王者の挑戦に終わりはない」ということだ。完成されたシステムに安住せず、常に自分たちの存在意義を問い直し続ける。その姿勢がある限り、ジャンプはこれからも王者であり続けるのだろう。私自身も、自分のフィールドにおいて「自分にとってのコンテンツとは何か」を問い続け、もがきながらも挑戦を忘れない人間でありたい。
    次は、この本で得た興奮をそのままに、まだ見ぬジャンプ+の名作群に飛び込んでみようと思う。

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    2026年01月26日
  • 「深夜」の美学~『タモリ俱楽部』『アド街』演出家のモノづくりの流儀

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    ・テレビの番組はどこから始めるかで、その番組の目指している方向性を示すことになる。

    ・楽しいことは何か、新しいことは何か、美味しいものは何か
    知っていてほしい

    ・MA前が視聴率

    ・カッコいいものはカッコ悪い。

    ・ナレーションは制作者のメッセージを伝えるもの。
    ナレーター選びは大切。

    ・企画はコンセプトから考える。
    やりたいことがひと言でわかるものがいい。
    ENKAI TV→世界のヒット曲は全部演歌だ
    アド街→街は商品だ

    ・略したらどうなるか、それは最初から考える。

    ・会議は戦場。1番面白いものを作ったヤツが偉い。

    ・面白いものを作ろうってときはみんな平等。

    ・番組がうまく走り出すためには、何かを拾ったり、膨らませたりして、修整する方向をつかまなければならない。
    番組は生き物。

    ・人の悪い部分が見えない人って、人に興味がない。

    ・制作者の1番のマナーは責任。
    編集権というのは、凶器。

    ・バラエティは時代と遊ぶこと。
    時代の空気を読んだ上で新しい空気を作る。

    ・みんなが作った番組は面白くない。テレビって誰かが作るもの。

    ・自分が見たいものを作る。

    ・「他にないものを考えよう」

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    2026年01月22日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    本屋のサブカルの棚から発掘。ジャンプ黄金時代とともに育った世代として、アプリ「ジャンプ+」は初期からインストールしていたため、全編通して興味深く読んだ。ただ読み手は選ぶかも知れない。
    ジャンプと言えば、創刊時すでにサンデーやマガジンといった少年マンガ誌が売り出されていたことから多くの作家を確保できず、新人発掘に注力した結果、王者まで登り詰めた歴史があり、自分の中では、新日本プロレスが旗揚げ当時、全日本プロレスに外国人レスラーのコネクションを独占され(当時は外国人対日本人の構図で盛り上げるのが主流)、やむを得ず新たなスターの発掘や日本人対決を売りに、全日本と比肩する団体にまで成長した経過とオーバーラップしている。
    本書が描き出すのは、ジャンプ+編集部が持つ、そうした経過を踏まえたとしてもあまりあるチャレンジ精神ではないか。アプリ立ち上げ当時、マンガのデジタル化はまだ未開の荒野で、少年マンガの王者がそこへ踏み出さなければならない理由は多くはなかったはずだ。そこへ踏み出すのは、豪放磊落な編集長と、一度は敗北を味わった編集者。そこに若手の天才編集者も加わり、一歩ずつ荒野を開拓していく。この話しをそのままマンガにすれば、まさしく少年ジャンプの王道マンガになるんじゃないか!?
    といった感じで、感想が止まらなくなってしまった…。

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    2025年12月09日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    仕事ものノンフィクション×出版文化ということで読み終えてみれば、筆者の力量もあろうがエンタメ的にもサクサク楽しめた。『マンガ雑誌は死んだーー』でも、ある程度ジャンププラスの取り組みには触れられていたが、改めてそこに至るデジタル化への挑戦と紆余曲折を見るにつけ、イノベーションのジレンマに陥りがちな大手企業が時代の新たな波と対峙する稀有な例なのだろう。

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    2025年07月13日
  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記

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    巻末の連載リストを見ると、どうやら私は2019年くらいからジャンプラを読み始めたようだ。何がきっかけだったかは思えていないが、同年以降に話題になった連載や読み切りの話はなじみ深かった。
    本書は、その裏で尽力していた編集者たちの話がメインであり、マンガ家の話にも触れているとはいえ、それなりに地味な本だとは思う。それでも最後まで興味が尽きずに読み切れたのは、ジャンプラそのものに対する関心の高さもさることながら、作者の筆力にもよるところが大きいのだろう。

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    2025年06月14日
  • フェイクドキュメンタリーの時代 ~テレビの愉快犯たち~(小学館新書)

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    おーーもしろかった!作者は、わたしが昔よく読んでたブログのてれびのスキマという人だった。テレビのバラエティ番組はねーもっとテレビというメディアの独自性がどこにあるのかちゃんと理解したほうがいいと思うんだよな、まあテレビ局に就職するような学生たちはそんな教養を持ってないからしょうがないとは思うけど(教養があれば就職先として放送局なんか選ばないという意味) あとスポンサーありきだから自由度に限界があるとも思うけど。殆どの番組が学校祭の延長をやってるだけだもんね。まあせいぜいがんばってくれ

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    2025年02月16日
  • 史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記1980-1989

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    漫画やラーメンは、今や日本を表す代表的な
    大衆文化と言っていいと思います。

    しかし最初からそうだった訳ではないが、先
    人たちが人生を賭けて「最高のモノ」を求め
    た結果、今や誰もが知る日常的な文化にまで
    昇華したのです。

    クイズもまた同じです。

    今でこそ「東大王」や「Qさま」など、TVコ
    ンテンツとして見ない日はないほどのクイズ
    番組。

    今ではクイズ作家なる職業も生み出している
    「産業」でもあるのです。

    その契機となったのが「アメリカ横断ウルト
    ラクイズ」です。

    まさしくこのイベントに人生を賭けた若者た
    ちが数多くいました。

    現在では視聴者参加型のクイズ番組はほとん
    ど存在せず、回答者は芸能人に限定されてい
    ますが、当時は素人つまり一般人が参加して
    いたのです。

    それでも視聴者を惹きつけた企画力と演出力
    には目を見張るものがありますが、何より参
    加者の熱気が凄いのです。

    「神回」と語り継がれている1989年「第13
    回アメリカ横断ウルトラクイズ」で繰り広げ
    られるドラマを中心に、まだ単なる娯楽でし
    かなかったクイズに「人生を賭けた」若者た
    ちの青春を追う眩しいばかりの人フィクショ
    ンです。

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    2024年05月15日