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ノンフィクション 7位
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「異端にしてど真ん中」の傑作群を世に放ち、比類なき地平を切り拓いてきた星野源。しかし、その表現は音楽・演技・文筆など多岐にわたるため、誰もまだ全体像を語り切れていない。なぜ〈生まれ落ちた日から よそ者〉と歌うのか? どんな文化的影響を受けたのか? 生死を彷徨い、絶頂と奈落の先で摑んだものとは――。二人の論者が、「芸能史」から創造の源泉を探り、“アナーキーなポップスター”の神髄に「音楽批評」で迫る。
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Posted by ブクログ
星野源という鬼才を通じて、日本歌謡の歴史と、これからのカルチャービジネスの行く末まで占える、豊かな本。 サラリーマンにとっても、人生の短さと墓さなを受け止めて、素直に静かに欲張り続ける鬼才から学ぶことは多い。
現代は「意味」に辿り着きやすく、消費の早い世界になっていると感じます。 SNSやネットを通し、ドラマや映画の考察、歌詞の解釈まで、すぐに調べる事が出来ます。 そんな中、星野源さんの表現は、意味を考えたくなる余白を与えてくれます。本書にこんな一節がありました。 ——— 意味が人を助ける前に、人を縛...続きを読むり始める速度が、あまりにも速い。 彼の表現は、意味を押しつけないがゆえに、受け手の側に解釈の余地を残す。 ——— 意味から離れ、創作によって、相手に正解を渡すのではなく、自分と相手の間に橋を架ける。 そして、自分が好きなものや大切にしているものを大衆に合わせ変えるのではなく、それがどうすれば相手に届くのかを星野源さんは考え続けました。 すべてを理解し合えなくても、同じ解釈にたどり着かなくても、「わからないまま、わかりあう」ことができる。 意味を求めることが当たり前になった今だからこそ、その余白の豊かさを大切にしたいと思いました。 改めて星野源さんのファンで良かった!おすすめです。
もともと音楽が好きで星野源の曲はある程度聴いていましたが、この本を読んでから全曲を聴き込み、もっと深く知りたいと思うようになりました。彼は単なるトップスターというより、日常の会話やSNSなどで自然と名前が挙がるような、親しみやすい存在です。そんなスタンスで活動している点に非常に魅力を感じました。 ...続きを読む誰からも妬まれることなく、多くの人に愛される。そんな彼の姿に、現代における新しいトップスターのあり方を見たような気がします。
何よりも、つやちゃんの解説に心を掴まれた。つやちゃん、何者。めちゃくちゃすごい。感覚的なものの言語への変換が、すっと馴染んで入ってくる。こんな風に表現することができるのか…。内向的なものを役を通してだす、繰り返す身体の揺れが継承する踊りとなりそのなかから心地よい音楽がある、その曲があるから歌を歌え...続きを読むる。型に身を預ける。はまる、ではなく。 「熱を抑えているというより、熱が最も遠くまで届く形に整えている」って。音楽、曲の解説というものは難しい気がしていて、初めて読んだんだけれど、いや、わかるのよ!見事で。曲を聴きながら読むことができる幸せの瞬間で。あ、これ、繋がれるんだ!と。まじ、つやちゃん、何者。めちゃくちゃすごい。 なんだかそしたら、自分が感覚として好きなものを言語化できたら、なぜ好きなのかその構造が見えたら。私は救われるのではないか。とも思えてきた。 私の顔フォトも、きっと語れるに違いない。こんなにも星野源を言語化できることがあるんだ。なんとなくいい、感覚的に合う、じゃなく。 それを使うの?という目を引く、心を惹く以外生、インパクト。組み合わせちゃっていいんだという安心感。不器用を受容する不完全さと、実は大衆に届けられるという密かな自信とわかりやすさ。異素材の融合・新しい見え方。好奇心と挑戦が好き。そんなことが好き。 その言語化された「好き」は、なかなかコレ!に集約されない。好きな絵本、こどもとの活動、撮る写真、人との関わり方、好きなデザイン。選ぶものの根底に、そんな私なりのセンスがあるような気がする。 そして、「コレ」や「大好き」がないのも自虐的だったのだけれど… 大好き、熱中じゃなくてもいい。大きな成功でもセンスでなくでもいい。強い強烈な好きじゃなくてもいい。「ふっと湧く好き」「これとこれだったら、こっちの方が好きかな」でいい。 それでも今まだ顔フォトが好きで、好きと好きが繋がってジワジワと染み込んでいるから、それでもいいよねと思えた。それが私の好き❤️なのよ、と。 さて、後半からは、つやちゃんの解説も、なんだか難しくなってくるし、硬くなってくる。それもそのはず、源さん自体の状態が疲れが見えて苦しくなってきたから。投げ出してはいないけど、諦めてはいて、前へのエネルギーで動いているわけではないから。最後に源さん自身の言葉もなく、少し期待してしまった自分がいたなと思った。いのちの車窓から2を読んだ後も思ったけど、これからも源さんもずっと応援しているし、ゆいちゃんがいてほんまによかったな…と思う。そしてなぜ源さんが好きかがわかってよかった、誠実だからなんだなぁ。
星野源"論"という作品名の通り、様々な視点から星野源が解釈され論じられている。面白い。 みんなの中にも、星野源論は存在するなと、思いましたよ。
星野源フリークからすると 音楽の掘り下げ方は自分が知らない部分も多く 「ふ〜む…」と納得できることも多かったんだけど 今思うのは 結局ファンは論なんて求めてないってこと それなら 星野源自身が語る星野源を もっと知りたい 源さんのエッセイの最新刊を 切に願います
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戸部田誠(てれびのスキマ)
つやちゃん
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